カッパ室長です。
今回は週刊少年ジャンプにて連載されている漫画 ジャンプコミックス『ウィッチウォッチ』第20巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!!
第19巻の紹介記事はコチラ↓↓

YouTube“ジャンプチャンネル”より
『ウィッチウォッチ』
著者:篠原健太
第20巻の見どころ(ネタバレ注意)
恋のトライアングル?
宮尾音夢(ネム)は乙木家のみんなに変身の魔女であることは明かしたが、通いネコが自分であることを明かしていなかった。
そのため正体を明かそうと、みんなに驚いてもらうためネコ→ネムを選択し、乙木家にネコの姿で訪問。
しかしどんなタイミングでネムに戻ればいいか分からず困っていると、そこへネムの想い人の一人である真神圭護(ケイゴ)がやってきて事故でケイゴとキスをしてしまった。
より正体を明かしづらくなってしまったネムが悶えていると、その姿が三日月に見えてしまったせいでケイゴがネムのもう一人の想い人であるウルフになってしまい…
不知火久遠が語る過去
乙木守仁(モリヒト)が荷物整理をしていると父親・嶺仁の若い頃の写真が見つかり、その中に写っていた少年がモリヒトたちの担任・不知火久遠であることに気づく。

翌日、モリヒトが不知火に写真を見せ「何者なんですか?先生は」と訊ねるが、不知火は散々匂わせたあげく「詮索するな」とだけ答えるのであった。
その後、不知火のスマホに若月伊吹から「予言が出た」というメッセージが入り、不知火はモリヒトたちを召集する。
伊吹の予言では若月ニコが復活したら黒魔女との戦いが始まるという。
そして不知火は嶺仁からの承諾を得て、20年前に不知火が嶺仁や風祭監志(カンシ)の父・監元(芦塚山覚雷坊)たちと行った任務の話を始めるのであった。
感想
第20巻は前半はコメディ全開のお話が続き、終盤から不知火久遠たちの20年前のお話が描かれ始めます。
不知火久遠が第18巻の初登場時からさんざん匂わせた過去や秘密がやっと明らかになるようですね。
過去のお話の前にまずは前半のコメディ回のお話から。
最初はモリヒトのヴィンテージ好きのお話。
モリヒトがヴィンテージに興奮するお話はちょくちょく描かれますが、モリヒトが饒舌になっていたりおかしなテンションになっているのが面白いですね。
ヴィンテージに興味がない人はカンシやミハル視点で楽しめるし、ヴィンテージ好きの人はモリヒトの言っていることに共感出来て楽しめそう。
次に前回から登場した召喚の魔女・土屋美依(チャミー)のお話。
子供向けお料理番組に出演することになり、魔神スランプを憑依させて料理をしていくのですが、ツッコミが面白すぎました。
ジョジョのスタンドみたいだったり、シャーマンキングの憑依合体みたいだったりと魔神さんは便利すぎますね。
番組も魚を捌くところから始めたりと全然子供向けじゃないし、それらにいちいちツッコミを入れるチャミーが忙しそうでした。
タルタルソース作りでゆでたまごを潰すのにオラオラしてるのもスタプラの無駄遣いすぎて笑えました。
あとスランプと会話する時、頭の中で会話するとかじゃなく普通に会話しなくてはいけないようで、独り言が多くなっていて周りから変人に見られそうですね。
今回はお笑い回としてスランプの憑依合体が披露されましたが、これは黒魔女と戦うときなどにも大いに活躍しそうで楽しみです。
次に黒和さんとのお話。
黒魔女だった黒和小麦は今回ニコたちの力を借りて白魔女に生まれ変わり、修行し直すために悠仙郷へと旅立ちました。
当時のニコの気持ちを確かめるために黒和さんが初登場時に登場した魔法「セイアンサー」がここで使用されるのがちょっとグッとくるものがありますね。
でも以前よりもパンの話す言葉が無理矢理すぎて笑っちゃいました。
黒和さんが心強い味方となって帰ってくる日がとても楽しみです。
そして毎度おなじみのカンシが可哀想な目に遭うお話へ。
ニコが風邪を引いてしまい、クシャミをするとその直前に喋っていた人の服がビリビリに弾け飛ぶ魔法を無意識にかけ、カンシが何度も被害に遭っていました。
最後、モモチがやってきて読者的にはモモチの服が破けるシーンが見たかったですが、カンシが漢を見せて犠牲になっていた姿も面白かったのでOKかな?
次は今回の見どころの一つ、ネムとケイゴ&ウルフの恋のお話。
ネムは自分が通いネコだと正体を明かそうとしましたが、事故でケイゴとキスしてしまったことで結局明かせず。

ケイゴはまだネコがネムだと知らないから平気そうですが、正体を知ったらどうなるのか楽しみですね。
またネコがネムであることを知っているウルフの方は、ケイゴに対抗し自分もネム(ネコ)とキスをしていました。
恋の三角関係になり、ネムは余計頭を抱える状況になってしまいましたが、この先彼女たちの恋愛はどう進んでいくのか楽しみです。
「ボヤンシー」という透視する魔法で、バンがトレカでレアカードを引くお話も面白かった。
登場したカードの設定は担当さんがオリジナルで考えたそうですが、パッと見た感じ遊戯王とMTGを混ぜた感じのカードでしたね。
ちょっと面白そうだし、今後これを使ったカードバトル回とか描いてほしいなぁ。
あとモリヒトたちのクラスメイト・嬉野久々実や真桑先生が大好きな作品『うろんミラージュ』の作者・うたかた模糊先生が不知火久遠の大学時代の友人であることが判明。
そして第12巻ではライオンのマスクで顔が分かりませんでしたが、今回は姿も描かれメガネをかけた女の人でした。
『うろんミラージュ』は不知火の過去のお話を参考にしているようだし、今後もしかしたら何か本編と繋がりが出てくるのかもしれませんね。
最後に不知火久遠の過去のお話へ。
モリヒトたちは不知火久遠の幻術により20年前に何があったのかを知ることになっていきます。
もう一人の新キャラ・甲斐大河には子供がいないのかな?と思ったのですが、彼が首にさげている数珠は不知火が現在首にさげている物っぽいです。
不知火の自己紹介時にこれが親友の形見のような伏線を匂わせていたし、甲斐大河は20年前の任務で死んでしまったのかもしれませんね。
あと自己紹介時に黒板に書こうとしていた名前「幻影の焔」も今回出てきたし、ここで一気に伏線を回収しまくっています。
残りは不知火が地獄のような場所で何か必死な顔で構えていた回想シーンの伏線を回収するだけかな?
これにもきっと何かあるんでしょうね?
伊吹、嶺仁、久遠、監元、大河の5人は寿羅召喚を阻止するため砌島という無人島へ行きました。
そこにいたのは空間の魔女・国領創路と爆破の魔女・冽崎陽花。
どんな戦いが繰り広げられ、このお話がどう現在に繋がっていくのか気になりますね。

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