カッパ室長です。
今回はジャンプコミックス『恋人以上友人未満』第10巻の見どころ紹介や感想などを書かせていただきます。
『恋人以上友人未満』第9巻の紹介記事はこちら↓↓
『恋人以上友人未満』
著者:yatoyato
お見合い相手が秘密を知ってる元仕事仲間だった話。(1/3) pic.twitter.com/EKIPsYSVm6
— yatoyato『恋人以上友人未満』第5巻1/4発売! (@yatoyato112233) July 15, 2021
第10巻の見どころ(ネタバレ注意)
プロポーズとお返し
正樹はキスでとめていた二人の関係にケジメをつけるべく999本のバラと指輪を贈り、「僕と結婚してください!」とプロポーズをする。
『恋人以上友人未満』第10巻 P18,19より宮子は嬉しい反面、まだ一人前になれてない私がこんなに幸せになれちゃっていいのだろうかと考えてしまい、夢を叶えた正樹に乗っかってズルしてる気分になると言う。
すると正樹は宮子にバラの育成で「接ぎ木」があることを説明し始める。
そして自分も宮子の張った根から栄養を貰って花を咲かせたんだと言い、「お互いがお互いの台木になってそれぞれが花を咲かせる それが僕の考える理想の関係です」と宮子に優しく語り掛けるのであった。
後日、宮子は親友の千代美にプロポーズされたことを報告し、プロポーズのお返しは何がいいかの相談をする。
あまり奇をてらわない方がいいよと千代美にアドバイスされるも、宮子は自分も正樹に負けないくらい特別感を出したかった。
そこで千代美はプレゼントは無難な物を選びつつ手紙を添えるのはどうかと提案する。
それを聞いた宮子はあることを思いつき…
結婚式
蓮花から少人数で結婚式をするのならうちの庭でやるのはどうかと提案され、二人はガーデンウエディングをすることに。
スケジュールや招待状、当日の衣装などの準備を順調に進めていく。
宮子はせっかくのドレスだし綺麗な姿を正樹に見せたくてとボディケアも始める。
綺麗になった宮子を見て自分も頑張らないとと正樹も当日宮子がより綺麗に見えるように式の会場一面を花畑にしようと庭を耕し始めるのであった。
そして結婚式当日になり…
感想(ネタバレ注意)
今回でこのオトナなのにピュアすぎる2人の恋物語も完結です。
あっという間な気がしますね。
でも10巻、そして100話ぴったりで完結させているのは綺麗な終わり方でとても良いと思いました。
これは初めから考えられていたのかな?
単行本も10巻で終わるようにおまけ漫画で調整している感じがしましたし。
第10巻は正樹が花屋を始めるための勇気を宮子からもらった話から始まりました。
これまで宮子が正樹から色々なことを学んだり、勇気をもらうお話が描かれていましたが、正樹も宮子から勇気をもらって今の正樹になっていたんですね。
まさに正樹が言っていた「お互いがお互いの台木になってそれぞれが花を咲かせる」という理想の関係でした。
正樹のプロポーズもバラ999本と指輪でカッコよかったですね。
「何度生まれ変わってもあなたを愛します」という花言葉をこめてるのも花屋らしくて良いです。
でもこれ実際もらったらその後どうすればよいのかちょっと困りますね。
宮子は実家住みだからなんとかなりますが、マンションとか一人暮らししてたら置く場所ないですもん。
あとプロポーズ成功後、正樹が思春期の男子みたいにベッドでごろんごろん喜んでるのが可愛かったです。
今回のことを機に宮子は親に自分がAVに出ていたことを明かそうとするのですが、母親はもう知っていたみたいですね。
そして何も聞かずに応援してくれていたのが本当に優しくて良い人すぎます。
宮子はプロポーズのお返しとして正樹に腕時計とビデオレターをプレゼントしました。
このビデオレターがインタビュー形式になっていて、AVみたいでクスッと笑うことができました。
天手古まいんこと武田彩が撮影したらそうなってしまいますよね。
最後の最後までAVネタを入れてくるのは流石だなと感心しちゃいますね。
そして最終話の結婚式へ。
結婚式ではウエディングドレスだからおまけ漫画の方で宮子は和装を着ていましたね。
最後の最後まで彩は正樹がカンブリア牧だと気づいていなくて面白かったです。
結婚式は二人で誓いの言葉を言い、誓いのキスをする王道の流れ。
その後の二人がみんなから祝福されるシーンがカラーで描かれているのが最高でした。
『恋人以上友人未満』第10巻 P130,131よりブーケトスはまたしても彩が凄まじいジャンプ力を見せてキャッチ。
今回は誰にも譲りませんでしたね。
そして結婚式が終わり、その夜ついに二人は♡♡♡へ…
AV時代に何回もしていたのに、付き合い始めてからはやっとです。
本当に長い道のりでした。
最終回後の書き下ろし漫画では吉良木ららの卒業編と、宮子と正樹の新婚旅行編が描かれました。
新婚旅行は海外ではなく沖縄でしたね。
第8巻で贈っていたアロハシャツがここで活躍するとは…
宮子もお揃いで買っていたのでペアルックになっていてとても良かったです。
このお話で正樹は宮子の好みに合わせて再びカンブリア牧みたいな見た目になろうか悩みますが、宮子は今の正樹が一番好きだと言ってくれました。
♡♡♡したおかげで好みのタイプが上書きされたようです。
でも正樹のほうはまだ黒髪ストレートの宮子のほうが見た目はタイプのようですね。
正直どっちの宮子も可愛いんですよね。
黒髪ストレートの時はザ・清楚って感じで良いし、今の宮子は太眉で幼い感じに見えて可愛いし。
宮子は第1巻の時よりも見た目が幼くなった印象があります。
第1巻の時はヤンキーって感じでしたしね。
髪も今の方がはねている気がします。
この辺りはyatoyato先生の好みが反映されていった結果なのでしょう。
最後の最後までキュンキュンさせられるとても良い物語でした。
「オトナなのにピュアすぎる」というキャッチコピーにふさわしい作品だと思います。


