こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回は花とゆめで連載中の漫画 花とゆめCOMICS『神さま学校の落ちこぼれ』第12巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
『神さま学校の落ちこぼれ』第11巻の紹介記事はこちら↓↓
『神さま学校の落ちこぼれ』
漫画:赤瓦もどむ
原作:日向夏
「薬屋のひとりごと」日向夏&「兄友」赤瓦もどむ
強力タッグが贈る2022年花とゆめイチオシタイトル「神さま学校の落ちこぼれ」第1巻、大好評発売中! 第一話を大公開!! 1/12#日向夏 #赤瓦もどむ #花とゆめ #神さま学校の落ちこぼれ pic.twitter.com/eHOp2EkuSY— 花とゆめ編集部@10・11合併号&ザ花ダークヒーローズ発売中♪ (@HanaYume) January 21, 2022
第12巻の見どころ(ネタバレ注意)
バイト先で喧嘩!?
「神在月の集会」が開催されるため、その準備のバイトに参加することになった陽美谷ナギ。
開催地の神藏市に着いたナギたちは他の学校の生徒たちと共に作業に取り掛かる。
午前の作業内容は20㎏~50㎏ある箱を指定の場所へ運ぶというもの。
他校の生徒がバテたり、重すぎて持てないと嘆く中、惟神學園の生徒は問題なく作業を続けているのを見て、ナギは改めて惟神學園は名門なんだなと思い知る。
しかし、脳筋の逢坂サガミの張り合う男子もいて、二人はライバル意識が芽生え競い始めてしまうのであった。
そして昼休憩時、サガミの余計な一言のせいで先ほどサガミと競い合っていた男子と喧嘩状態に。
『神さま学校の落ちこぼれ』第12巻 P32,33よりさらにこのバイトの中にスサノオ会も紛れ込み、彼らは何か企てていて…
ナギの能力と飯波ガランの過去
月読命(ツクヨミ)と芥川ホシノ、安心院先生の3人でナギについての情報交換が行われる。
ナギは神力譲渡ができ、さらには神力を作り放題である。
これに対し安心院先生は「ナギちゃんは本当に厄介な体質をしているわね」と言う。
ナギの神通力は精神感応のため、無尽蔵の神力のせいであらゆる人間の思考が流れ込み、最悪の場合 精神崩壊を起こす可能性があるのだ。
ナギの能力は未だ分からないことが多く、ナギの心配をするツクヨミ。
そんな時 江道トータとバッタリ遭遇し、ツクヨミはトータから「月読命は一応教員としてうちの學園に登録されているようですが、ちゃんと成果を出しているのでしょうか? ―お先に失礼します」と宣戦布告のようなことを言われてしまうのであった。
スサノオ(陽美谷たける)に回収された飯波ガランは殺風景な部屋の中で、ひたすらナギについての調書を書かされていた。
だがガランはこの扱いを受けるのも仕方ないと受け入れていた。
「陽美谷たけるがスサノオとなった原因を作ったのは私なのだから」
感想(ネタバレ注意)
第12巻は神在月の集会のバイトに参加するナギたちの様子やそこに潜入しているスサノオ会のメンバーのお話、そして飯波ガランの過去のお話などが描かれました。
まずバイトのお話ではバイト先に向かう途中で、広崎ざくろの過去が少し話されました。
以前ざくろはツクヨミと面識があるように描かれていましたが、それは彼女もツクヨミと同じく超自然学派に誘拐された子どもの一人だからでした。
てっきりざくろはスサノオ会のメンバーなのかと思ったのですが、その後保護されたと言っているので違いそうですね。
実は悪側の人間でしたというオチを期待していたのですが…
でもまだ何か隠しているかもしれないし、こういうキャラは油断できませんね。
ナギたちはバイト中に偶然にもスサノオ会のカグツチと接触します。
ナギもカグツチもそのことに気づいていませんが。
カグツチがナギを見て「…アンタどっかで会ったことないか?」と言ったのはたけるに似ていたからかもしれません。
サガミは「やっぱうちの学校が一番レベル高いよな!」と言ったことでカグツチが怒ったと思っていますが、実際にはその後のスサノオ会のことを悪く言ったことに反応しているんですよね。
サガミとカグツチは今回の件でライバル意識を持っているし、今後スサノオ会と戦うことになった場合この二人のバトルが見れたら嬉しいですね。
二人とも脳筋で発火能力者と共通点があるから面白くなりそう。
そしてカグツチと一緒に潜入していた猫田さんがカグツチが勝手な行動するから気疲れしてて面白かったし可哀想だなと思っちゃいました。
彼女はモニュメントにお札?を仕込んでいましたが、あれは一体何なのか。
草書体?で書かれているからよく分かりませんでしたが、「?(一文字目は指で見えない)」「心」「感」「波」「繋」「渾」「札」という文字が書かれているように見えます。
もしも書かれていた文字が合っていたとしたら、心に感じる波を繋げまじる札となり、この札が発動したら周囲の人々に強制的にテレパシーを送り洗脳できる的なものなのかも。
モニュメントが電波塔になるということかな?
これを利用してスサノオ会はツクヨミを誘拐しようと考えているようです。
はたしてどんな風に使われるのでしょう。
次にナギの体質についてのお話。
ナギの体質は大勢の人の思考が流れ込んでしまい、最悪精神崩壊を起こす危険性があるものだと安心院先生は言っていました。
しかしこの体質は上手く使えばとんでもないことも出来るようです。
飯波ガランの考えではナギの力を使えば大勢の人間の脳をハッキングできてしまうらしい。
ナギが精神感応能力者をハッキングし、さらにその精神感応能力者が他の人間を洗脳していけばもう無限に人々を洗脳できてしまうということ。
つまりナギが全世界に君臨する女王になってしまうのです。
たけるはそのことをスサノオ会にバレないようにするため、そしてナギを守るためにスサノオ会で動いているようですね。
たけるがこれまでナギにテレパシーで会話していたのも、ナギの神通力をチューニングするためだったようです。
たけるは本当に妹想いの兄ですね。
恋愛パートも面白い展開になってきました。
江道大社以降元気がないトータに活を入れてあげるナギ。
トータにとっては痛烈な一撃となってしまったけど、手が触れてドキドキしてるのが可愛いですね。
そんなトータとナギのラヴの波動をしっかりキャッチしてる安心院先生も面白いです。
この人は今後も誰かがイチャついたらこうやって反応してくれるのかな?
そしてトータはツクヨミに宣戦布告もしちゃいました。
自分よりも全てが優れているツクヨミ、それでもナギだけは譲れないのでしょうね。
『神さま学校の落ちこぼれ』第12巻 P115,116よりトータはどんどんナギのことを好きになってますね。
ツクヨミもナギのことは大事に思っているし、はたしてナギはどっちとくっつくのか楽しみです。
最後は飯波ガランの過去のお話。
飲みの場で言った些細な一言で一つの家族の人生をメチャクチャにしてしまうなんてガランは思ってもいなかったでしょうね。
こういうのを読んでしまうと他人をどこまで信じていいのか、またどこまで話していいのか分からなくなってしまいます。
ガランの友人が笑顔で「逸材を紹介してくれてありがとう」と言ってるのも怖すぎです。
『神さま学校の落ちこぼれ』第12巻 P140,141,142よりガランはこの罪の意識もあって、たけるに協力しているのかもしれません。
今回のラストでガランのもとにオモイカネがやってきてしまいました。
はたしてガランはナギの秘密を守り通せるのか。
あと、オモイカネの神通力の正体も気になりますね。
たけるはオモイカネの『先見』という予知能力は祖母ウズメの未来視と似ているがなんか違うと言っていました。
「未来をその場で見てきたような言い方」というのがヒントでしょうね。
早く詳細が明らかになってほしいです。
第13巻は2026年冬頃発売予定です。


