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【シリアルキラー異世界に降り立つ 異世界バトルロイヤル 第1巻 あらすじと感想】転生者108人による異世界バトルロイヤルに参戦する悪女と聖女の旅物語!!

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カッパ室長です。

 

今回はヤングキングで連載中の漫画 YKコミックスシリアルキラー異世界に降り立つ 異世界バトルロイヤル』の第1巻を紹介させていただきます。

 

大人気作品『シリアルキラー異世界に降り立つ』の公式外伝作品です!

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

シリアルキラー異世界に降り立つ 異世界バトルロイヤル

原作:河本ほむら
漫画:ヒロ

どんな内容?(ネタバレ注意)

転生者108人の異世界バトルロイヤル

世は転生者乱立時代。

かつて魔王を倒すため女神は転生者を召喚したが、その数は108人とあまりも多すぎた。

転生者たちには女神からこの世の法則を捻じ曲げ世界を滅ぼしかねないほど強力な力「チートスキル」を与えられている。

そんな転生者たちが魔王消滅後目的を失ってしまい、冒険者になる者や国政に携わる者、市民に紛れる者、悪人となる者など様々な形で野に放たれてしまったのだ。

そして転生者・九鬼くき櫻子さくらこは悪人の中でも極めて悪質な存在だった。

彼女は楽しんで人を殺す快楽殺人鬼シリアルキラーだったのだ。

九鬼櫻子は女神の加護を受け「不死」だと噂されているミリア・ラ・ミディシアナを殺しに現れる。

ミリアを守るためにやってきたチートスキル「強化限界突破」を持つ転生者・スズキに返り討ちにあいそうになるが、櫻子は自身のチートスキルすら使わずにスズキに勝利してしまうのだった。

その後、櫻子はミリアを殺そうとするが不死の力によりミリアを殺すことはできなかった。

だが、ミリアは櫻子に「お願いします。私を殺してください」と懇願し、二人は行動を共にすることに。

そんな時、女神からのアナウンスが異世界中に流れる。

女神は「108人の転生者による異世界バトルロイヤルを開幕する」と宣言した。

『シリアルキラー異世界に降り立つ 異世界バトルロイヤル』第1巻 P170,171,172,173より

もしかしたら転生者の中にミリアを殺せるチートスキルを持った者がいるかもしれない、さらにやってきた転生者を殺すこともできると喜ぶ櫻子。

こうして殺したがり悪女と死にたい聖女の殺戮旅が始まるのであった。

感想

この作品は『シリアルキラー異世界に降り立つ』の公式外伝です。

『シリアルキラー異世界に降り立つ』の主人公・シルキィの実姉で宿敵キャラの九鬼櫻子が主人公となっています。

基本設定や一部の登場人物は共通しているとのことですが、別個の作品として作り上げているそうです。

なので「『シリアルキラー異世界に降り立つ』の方を読んでいないから分からない」ということなく楽しんで読めるようです。

でも両方読むとより楽しめるのは確実なので、余裕があったら『シリアルキラー異世界に降り立つ』の方も読むことを個人的にはオススメしたいですね。

 

基本設定は共通と言っているけど、この異世界がまだ『シリアルキラー異世界に降り立つ』と同じ異世界かどうかは分かりません。

このバトルロイヤルによって転生者が減り、残り12名となったところで『シリアルキラー異世界に降り立つ』のシルキィが異世界に来てアチラの物語が始まるのか。

またはこの物語が終わった後、櫻子が別の異世界に行って『シリアルキラー異世界に降り立つ』の物語が始まるのか。

それとも本作は『シリアルキラー異世界に降り立つ』のパラレルワールドなのか。

このバトルロイヤルで生き残った最後の一人は褒美として女神から何でも願いが一つ叶えられるそうなので、もしかしたらこの願いを使って櫻子がシルキィを異世界に呼び出し『シリアルキラー異世界に降り立つ』の物語がスタートするという感じも面白そう。

色々推測出来て面白いですね。

 

櫻子と旅を共にする聖女・ミリアは女神の加護を受け不死となっています。

彼女は不死であることを望んではおらず、不死の聖女として政治に利用されるのが嫌で死にたがっていました。

そんなところに殺人鬼の櫻子が現れたので、櫻子に自分を殺してもらおうと旅について行くことに。

『シリアルキラー異世界に降り立つ 異世界バトルロイヤル』第1巻 P102,103より
死にたがりの聖女と殺したがりの悪女というコンビは良いですね。

不死の聖女を狙って転生者や国の人間が集まってくるので、櫻子はそれを上手く利用して殺人を楽しんでいくという展開になっていきそうです。

第1巻の聖騎士アーガイルとの戦いでもそうでしたが、櫻子はミリアの不死の力を利用して戦いを有利に進めていくのではないでしょうか?

今後櫻子がミリアをどんなふうに利用していくのか楽しみです。

 

また櫻子は「チートスキル」を持っているにもかかわらず、その力を使うことなく転生者たちを殺していきます。

なぜチートスキルを使わないのか?

それは彼女から言わせると「そんなのつまらない」からだそうです。

チートスキルであっさり勝っても何の意味もないと櫻子は言います。

「殺しとは簡単じゃいけない。考えに考え抜いて悩んで苦しんで、痛い思いをして辛い想いをして、多大な苦難の果てに殺す。だから良いんでしょ?」とのこと。

さすが快楽殺人鬼、言っていることが常軌を逸していますね。

なので今後も彼女は自身のチートスキルに頼らず、頭脳や周りの人間や物を駆使して他の転生者と渡り合っていくようです。

『シリアルキラー異世界に降り立つ』のシルキィもチートスキルなしで転生者を倒しているので、その辺は同じ感じになっていきそうですね。

ただシルキィとは違って櫻子は良心などは持ち合わせていないだろうから、シルキィよりもえげつない倒し方を披露してくれそうで楽しみです。

櫻子は『シリアルキラー異世界に降り立つ』の方でも自身のチートスキルが何なのかは明らかにしていません。

今後彼女のチートスキルが本作で先に明らかになるのか、それとも『シリアルキラー異世界に降り立つ』の方で明らかになった後に使用されるのかも気になるところ。

そもそも本作と『シリアルキラー異世界に降り立つ』がパラレルワールドだった場合は櫻子のチートスキルも別々な可能性があるのですが…

早く櫻子のチートスキルが何なのか知りたいですね。

 

『シリアルキラー異世界に降り立つ』では12人の転生者を殺すお話でしたが、本作は108人の転生者の殺し合いとかなり規模が大きくなっています。

でも『シリアルキラー異世界に降り立つ』はシルキィが一方的に殺しに行くだけだったし、コチラは「殺し合い」だから108人でも人数が減るスピードはあまり変わらないのかもしれませんね。

転生者たちのチートスキルは「強化限界突破」「ステータス振り直し」「一万年修行」「森羅万象鑑定」「全自動」「通信販売」などなど、どこか別の異世界漫画で聞いたことがあるような能力ばかり。

『シリアルキラー異世界に降り立つ 異世界バトルロイヤル』第1巻 P178,179,180,181より

「異世界漫画の主人公たちが戦い合ったら誰が一番強いのだろう?」と疑問を持った人もいるかもしれません。

この作品はそんな人たちへ答えを出してくれるのではないでしょうか?

まぁ 戦うシチュエーションや有利不利な能力、スキル熟練度の差などがあるから絶対にこのスキルが強いと断言できるわけではないと思いますが…

また、これらのチートスキルを持つ転生者たちをスキルなしでどうやって倒していくのかも見どころですね。

 

第2巻では櫻子たちの前にどんな転生者が現れ、どんな戦いを繰り広げるのか!?

続きが楽しみです。

 

単行本第2巻は2025年初夏発売予定です。

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