どうも、カッパ室長です。
今回は週刊少年ジャンプにて連載されている漫画 ジャンプコミックス『ウィッチウォッチ』第21巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!!
第20巻の紹介記事はコチラ↓↓

YouTube“ジャンプチャンネル”より
『ウィッチウォッチ』
著者:篠原健太
第21巻の見どころ(ネタバレ注意)
20年前の“寿羅”復活を阻止する戦い
不知火久遠は乙木守仁(モリヒト)たちに20年前のとある任務について語り始める。
強大な黒魔女“寿羅”の復活を阻止するために砌島という無人島にやってきた予言の魔女・若月伊吹とその使い魔である乙木嶺仁、不知火久遠、風祭監元(芦塚山覚雷坊)、甲斐大河の5人。
そこにいたのは“寿羅”を復活させようとする空間の魔女・国領創路と爆破の魔女・冽崎陽花。
海岸に降り立った久遠たちはさっそく彼らが作った大量の触れると爆発する式神と戦うことに。
久遠たちは今回が初対面だったが、戦いや他愛もない会話を通してお互い気を許せる仲になっていった。
次の日の早朝、森の中を走って迷子になってしまった久遠は冽崎陽花と遭遇してしまう。

この状況で戦い合ったら不利だと考えた久遠は陽花との対話を試み、彼女が同い年で悲しき過去があり黒魔女となってしまったことを知るのであった。
その後、久遠は嶺仁たちとともに再び黒魔女たちの計画を阻止するために行動を開始する。
そして国領創路が作った結界を破り、黒魔女との戦闘が始まる。
黒魔女と善戦する使い魔たち。
しかし若月伊吹の予言で「今日 ひとり 死ぬ」と出ていて…
感想
今回は前半が20年前の黒魔女との戦いがメインのシリアスなお話で、後半は現代に戻りモリヒトたちのお笑い全開のコメディ回が描かれました。
まずは20年前の黒魔女との戦いから。
初っ端から大量の式神との戦闘シーンから始まり、嶺仁、久遠、監元、大河の強さが描かれていきます。
モリヒトたちも強いですが、それよりも強いように見えましたね。
やはり経験と年の差からくる強さなのかな。
最初中二病でツンツンしていた久遠が大河たちに心を許していくのも良かったですね。
爆破の魔女・冽崎陽花と空間の魔女・国領創路も敵なのですが、彼女たちが黒魔女になった経緯を知ってしまうと単純に悪と思えなくなってしまうのが辛かったです。
陽花の母親・燐花も同じく爆破の魔女でしたが、魔法の事は隠して一般社会に溶け込んで生きていこうとしていました。
しかし卑劣な人間から陽花を守る際に魔法を使って殺してしまい、同じ魔法を使える陽花に捜査の手が及ばないように自ら命を絶ってしまったのです。
燐花と仲の良かった国領創路はそれを知って、本来隠れて生きる必要のない魔女たちが自由に力を使える世界に変えようと黒魔女に堕ち、陽花も彼と一緒に黒魔女側についてしまいました。
国領創路も冽崎陽花も決して最初から悪ではなかったのですね。
ただ周りの環境が良くなかっただけ。
彼らももっと早くに嶺仁や久遠、伊吹たちと出会えていたら全然今とは違う生活が出来たのだろうと思うと悲しいですね。
今回国領創路は“寿羅”を呼び出そうとしましたが、それは失敗し代わりに“ジャンヌ・ダルクの亡霊”が呼び出されてしまいました。

これが恐ろしいほどの強さで、ジャンヌ・ダルクの攻撃で監元は片足を失っていました。
激戦の後で満身創痍だったこともありますが、倒すことができず封印するしかできないとか化け物すぎますね。
ここで以前久遠が教室で思い出していた回想シーンが登場。
あれはジャンヌ・ダルクを冥界へ還すシーンだったんですね。
そして封印する際に大河が犠牲になってしまいました。
このシーン本当に悲しかったです。
そしてここに森の魔女・樒が登場し、寿羅の正体について少し明かしていきました。
寿羅とは本当の名ではなく、その名を聞くと呪いがかかってしまうそうで、樒からその名を聞かされ嶺仁たちは呪いをかけられていました。

一体寿羅の本当の名前って何なのでしょうね?
樒はジャンヌ・ダルクのことを「寿羅と同じく火あぶりで処刑された」と言っていたので、もしかしたら寿羅は歴史上の火あぶりにあった魔女の中にいるのかも。
でも伊吹は「初めて聞く名です」と言っていたから、そんな簡単には分からないのかもしれませんね。
その後、国領創路も冽崎陽花も樒について行ってしまったので、モリヒトたちは後々彼らと戦うことになるのかもしれません。
その時はモリヒトたちの手で今度こそ彼らを救ってほしいです。
第21巻の後半は前半の重たい空気を吹き飛ばすようなコメディ回でした。
まずはビッグーンという魔法がかかったお菓子を食べてしまったモモチが約7メートルほどの大きさになってしまうお話。
ニコがモモチの谷間に落ちてしまったり、胸をよじ登るシーンは男の子だったら一度は妄想する夢のようなシチュエーションでしたね。
次のチャミーと一緒にプールで泳ぐお話では、チャミーがニコのお姉さんとして頑張る姿にほっこりしました。
あとモリヒトとスランプが有能すぎて一家に一台欲しいくらいでした。
最後はモリヒトたちが魔法によってTシャツになってしまうお話。
これはもうシリーズ化しているお話で、前にもマインクラフトになったり、落書きになったり、ぬいぐるみになったりしていますね。
そして毎度毎度カンシの扱いだけ酷くて笑ってしまいます。
今回はシリアス要素も多めでしたがとても面白かったです。
まだニコが元に戻るのには時間がかかりそうだから、もうちょっと平和で面白い日常が続きそうですね。
次の巻ではどんなドタバタが起きるか楽しみです。
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