カッパ室長です。
今回は週刊少年ジャンプにて連載されている『ウィッチウォッチ』第19巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!!
第18巻の紹介記事はコチラ↓↓
『ウィッチウォッチ』
著者:篠原健太
YouTube“ジャンプチャンネル”より
第19巻の見どころ(ネタバレ注意)
アニメ化
みんなとダラダラ過ごす日常につまらない気がしてしょうがないモリヒト。
そしてモリヒトは鏡で自分の顔を見て「オレの顔こんなにツヤツヤだったっけ?」と違和感を覚え始める。
顔だけでなく肌ツヤも良く、服もボーダー柄から無地の服になっている。
さらには声も声優のようなカッコイイものになっていた。
これは自分の妄想が作り出した幻なのではないか、TVの向こう側には真実の世界があるのではないかとモリヒトが半信半疑でTVに触れると、本当にTVに入り込んで元の世界に戻ってこれた。
そしてモリヒトは魔法「アニメイク」でアニメの世界にいたことを思い出すのであった。
天才子役チャミー
カンシやケイゴたちもファンになっている大人気天才子役のチャミーこと土屋美依。
彼女にはあるルールがあった。
それは芸能界のような欲望・嫉妬・陰謀が渦巻く世界にいると不安やストレスを抱えて心が闇の方向に行ってしまうため、バランスを取るために人助けや善行を積むということ。
そんな美依が突如ニコの前に現れる。
土屋美依は「召喚の魔女」。
彼女は若月伊吹に頼まれ、ニコの家庭教師としてやってきたのだった。
感想
今回はニコの誕生日のお話やアニメ化が決まった時のお話、召喚の魔女・土屋美依のお話などが描かれました。
まずはケイゴとネムの恋のお話から。
ケイゴに「物が多い部屋ってどう思う?」と聞かれ、ネムが「物が多い部屋」という本のことだと勘違いしたことで始まるのがまず面白いです。
ネムに嫌われないように断捨離してミニマリストになっていますが、必要なものまで捨てすぎててほぼ借りたばかりの部屋みたいになってました。
でも「ジョーダン1欲しい」とか物欲から脱却できてないのがケイゴらしいですね。
その後、ミニマリストを突き詰めすぎて服も髪も真っ白になってるのが凄すぎです。
一人だけ真っ白だとなんだか塗り忘れなんじゃないかと思ってしまいます。
篠原健太先生、この時はケイゴの色塗らなくてよかったからちょっと楽だったのかもしれないですね。
そしてあれだけ頑張って物を捨てたのに、ネムには物が多い部屋の方が好きとか言われてて本当にケイゴが可哀想でした。
今後もケイゴはネムに好かれるために(というかもう好かれてますが…)色々無理しそうで楽しみですね。
次にニコの誕生日のお話。
みんなニコがどんなプレゼントが欲しいか知りたくてソワソワしてるのが面白かったです。
そしてせっかくバンに聞き出してもらったのに、上手く聞き取れなくて結局変なプレゼントを渡してたし。
特にモリヒトの聞き間違いが酷すぎます。
どう考えても小学1年生の女の子が爪楊枝で作ったお城なんて欲しがりませんよね。
それでもちゃんと嬉しいとフォローできるニコが一番大人な気がしました。
モリヒトたちがアニメの世界に入ってしまうお話は、この作品のアニメ化が決定したことで描かれたお話のようです。
アニメ化の報告をしっかりと漫画にしてしまうのは凄いですね。
いつもの漫画とアニメ風の絵をしっかりと描き分けているのも凄いです。
読んでいるのは漫画なのに、ちゃんとアニメだなと思えます。
この回のおまけ漫画で篠原健太先生が「この回がアニメになったらどうやるんだろう」と考えていましたが、ホントどうなるのか気になりますね。
中学生組のお話では学級新聞の4コマ漫画作成でもめていきます。
発明家のフランが絵下手くそで、逆にヤンキーみたいなラブカのほうが絵が上手いのが意外でした。
実は漫画好きで4コマ担当になりたかったみたいで照れているラブカが可愛かったですね。
前回モリヒトたちの担任になった不知火先生は相変わらず何かを思い出すムーブをしていました。
最後の方に不知火先生が言っていた「大河」という人物が何者なのか気になりますね。
そして最後は新キャラの召喚の魔女・土屋美依のお話。
彼女は「スランプ」という名の魔神を使い魔にしています。
なんだかジョジョのスタンドみたいだなと思っていたら、モリヒトもスタープラチナとか言い出しているし、やはりスタンドをモチーフにしていたようです。
美依はニコと同じ学校の5年生らしいので、今後はニコと美依で小学校内のトラブルを解決したりイベントを楽しんでいくのかもしれません。
芸能界のお仕事にニコたちが一緒についていくお話とかも描けそうだし、また物語の幅が広がるのではないでしょうか?
あとスランプが黒魔女とどんな戦いを見せてくれるのかも楽しみです。
本当にジョジョみたいな戦いになったらどうしよう…
ちょっと気になったのは美依が「いつもそばにいてくれるのがいいの スランプは。 あたしは友達だと思ってる。」と言った後、スランプの表情が曇った感じに描かれていたことです。
スランプは何を考えていたんでしょうね?
もしかしたら最後まで美依のそばにはいられないとか?
これが美依とスランプが別れる伏線にならないでほしいと願うばかりです。
今回は黒魔女のお話などもなく、コメディ全開でした。
次の巻もそうなのか、それともシリアス展開になるのか。
続きが楽しみです。
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