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【完結】【彼方のアストラ】何度も読み返したくなるオススメのSFミステリー漫画【あらすじと感想】

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本日は宇宙冒険SFマンガを紹介します。

「このマンガがすごい!2019オトコ編」で第3位を受賞している注目の作品です。

また、TVアニメ化もされています。

アニメもとても面白いので是非チェックしてみてください。

 

彼方のアストラ』(篠原健太
全5巻

どんな内容?

宇宙の彼方へ

舞台は西暦2063年の近未来の世界。

ケアード高校では惑星マクパにて生徒のみで5日間を過ごす「惑星キャンプ」という行事があります。

大森林の中を生徒のみで過ごすことにより絆を深め、宇宙を肌で感じるのが目的とのこと。

ムーサニッシュ宇宙港に集まったB5班のメンバーの9人は男女。

彼らは宇宙旅行を経て、惑星マクパに到着します。

楽しいキャンプが始まろうとしたその時。

9人は謎の球体に襲われてしまいます。

 

何が起きたのかわからないまま、気が付けば9人は宇宙に投げ出されていたのです。

9人はちょうど目の前に浮遊していた無人船に逃げ込み、学校にこの事態を報告し、救助を要請しようとしました。

しかし、現在地を調べてみるとそこは惑星マクパの上空ではなく、5012光年離れた宇宙だと判明します。

 

冒険の始まり

9人は船を動かして戻ろうと考えますが、5012光年という距離を進むのには3か月もかかり、食料や水が足りないことに悩みます。

そこでメンバーの一人・アリエスが他の惑星をいくつか経由して食料などを確保しながら進めないかと尋ねると5つの惑星を経由すれば帰れるルートを1本発見します。

カナタをリーダーに任命し、この船をアストラ号と名付け、第1の惑星へ向かいます。

 

たどり着いた第1の惑星「ヴィラヴァース」で9人はそれぞれが得意な能力を発揮して困難を乗り越えていきます。

そしてカナタはザックにアストラ号の通信機がこの班員の中の誰かに壊されていたことを明かされます。

この遭難は偶然ではなく、B5班のメンバーをまとめて宇宙で殺すための計画だったのです。

メンバー紹介

カナタ・ホシジマ

将来の夢は宇宙探検家の男の子。

陸上十種競技の選手で運動神経抜群。

中学1年のとき山で遭難した経験があり、サバイバルの知識を持っている。

アリエス・スプリング

朗らかで天然な女の子。

オッドアイの持ち主で映像記憶能力がある。

ザック・ウォーカー

宇宙船の操縦免許を持つ、IQ200の超天才。

キトリーと幼馴染。

キトリー・ラファエリ

少し気の強い褐色の女の子。

家が病院で、跡を継ぐため医学を専攻している。

フニシア・ラファエリ

キトリーの義理の妹で10歳。

ビーゴという思ったことをアニメキャラの喋りで再現するパペット人形を持っている。

ルカ・エスポジト

誰とでも話せる調子のいい性格の小柄な男の子。

手先が器用でメンバーの整髪や船の修繕ができる。

シャルス・ラクロワ

生物に詳しいイケメンの男の子。

料理も得意でメンバーの食事を作る。

ユンファ・ルー

黒髪メガネの長身な女の子。

引っ込み思案だが歌うことが好き。

ウルガー・ツヴァイク

ニット帽をかぶり前髪で片目が隠れている男の子。

父親はケアード高校の教頭先生。

ここが魅力的!

ジャンプのマンガらしい「努力」「友情」「勝利」が詰まった作品で、それプラス「ミステリー」要素もあってとても楽しめます。

様々な惑星でメンバーは一致団結して困難を乗り越えていくのですが、そのメンバーの中にはみんなを殺そうとしている犯人もいるんですよね。

読者は犯人が誰かを考えながら、目の前の困難に立ち向かう9人の姿に感動できちゃうんです。

そしてこのマンガ、伏線がすごいんです!

読んでいると、ああそういえばといったシーンが何度も出てきます。

特に物語の後半からの展開はすさまじかったです。

途中の惑星で冷凍睡眠していた地球人のポリーナを救助し、仲間に加えるのですが、そこから一気に物語は加速していきます。

私たちが勝手に思い込んでいただけで、実際にはそんな記述はなかったんだと気づかされます。

一通り読み終わってからもう一度一から読み直すと様々な箇所に伏線が張り巡らされているこが分かってさらに面白くなります。

何度も何度も読み直したくなりますよ。

 

あと女の子たちみんな可愛いです。

朗らかで天然なアリエス、ちょっと強気な女の子キトリー、黒髪メガネで引っ込み思案のユンファ、幼女のフニシア。

私は断然ユンファ推しです。

覚醒したユンファは最強すぎますよ。

 

全5巻と短めなので一気読みをオススメします!


おわり