こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回はヤングアニマルにて連載中の漫画 ヤングアニマルコミックス『ペンと手錠と事実婚』第7巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第6巻の記事はこちら↓↓
『ペンと手錠と事実婚』
原作:椹木伸一
作画:ガス山タンク
女子高生に結婚を強要されるおじさん刑事(1/12)#マンガが読めるハッシュタグ #ad pic.twitter.com/lgvpbI4bvm
— ガス山タンク (@ganntannku) August 28, 2023
第7巻の見どころ(ネタバレ注意)
怪しい因習伝わる村で殺人事件発生!?
ある日、中学時代の旧友・八木沼薫の結婚式に呼ばれた切鮫鋭二は、梔子鶫とともに東北の田舎にある日慈川村を訪れる。
新婚旅行気分の鶫だったが、この村には「人柱」という変わった風習があり、異様な雰囲気に包まれていた。
人柱は生きた人間を棺桶に入れて土の中に埋めるというもので、水害や飢饉のたびに行われていたという。
薫に迎えてもらった切鮫たちは八木沼本家にお邪魔し、八木沼家は跡継ぎ問題でモメていることを知るのであった。
そして結婚式当日。
式はつつがなく終わるかと思われたが、途中でライターの狩田圭介が現れ、「アゴウサマ」という人柱の祟りがこの村にはあり、八木沼関係者が2人も死んでいると口にしていくのであった。
式が終わり、切鮫たちは薫とともに日慈川神社の夏祭りに行く。
そこでは毎年木彫りの人柱像を棺桶に入れ燃やす鎮魂の儀が行われ、今年も同様に棺桶に像を入れて燃やしていた。
しかし棺桶の中から鈴の音が聞こえ始め、中から燃えた本物の人間が出てきて…
『ペンと手錠と事実婚』第7巻 P46,47より感想(ネタバレ注意)
第8巻は東北の田舎の村で起こった殺人事件のお話がメインで描かれました。
今回は「火村井」の話も出てないし、物語の根幹である切鮫や鶫の過去にも関係してはいなさそうですね。
旧友の結婚式に呼ばれた切鮫についていく鶫はこれを新婚旅行とみなして浮かれていましたが、全然2人きりじゃないしこんなのが新婚旅行で本当に良かったんですかね?
今回の話の舞台は人柱というヤバい風習が残る田舎の村です。
そこで風習になぞられた殺人事件が起きてしまう。
ミステリーでは定番のやつですね。
日慈川村が実際に人柱を行っていたのは明治時代までで、当時水害で大変だった村は身寄りのない吾郷繁昌という若者に無理矢理罪を着せて人柱にしていました。
しかしそれから村人に不幸が相次ぐようになり、数年ぶりに埋葬した棺桶を開けてみると中にあるはずの吾郷の死体がなくなっていたそうです。
土は掘り返した跡もなく、棺桶に打ちつけられた釘も抜かれた跡がなかったことから人々は「アゴウサマ」の祟りとして恐れるようになったんだとか。
これがライターの狩田圭介が言っていた人柱の祟りの噂で、彼は過去の事故を含めその真相を暴きにきたと言っています。
『ペンと手錠と事実婚』第7巻 P55,56より
今回殺されてしまったのが、八木沼薫の母・静でした。
式を途中で抜け出したり脅迫文を読んでたから、これは死ぬなと思ったら案の定でしたね。
棺桶の中には静の姿はなかったはずなのに、静は棺桶の中で燃やされていました。
最初私は人柱像の中に閉じ込められていたんじゃないか?と思っていたのですが、実際は棺桶は二重構造になっていて下に気絶した静が入っていたというトリックでした。
人柱像のほうには灯油が仕込まれていて、二重底や人柱像を燃やし尽くせるようにしてありました。
殺しの方法自体はわりと簡単に気づけたのですが、それを実行した犯人を見つけるのが難しかったですね。
そして静が殺された後、事件の調査に加わっていた狩田も何者かに襲われ、彼が持っていたカメラが壊されてしまいます。
今回の事件の容疑者として出てきたのは6人かな?
八木沼薫と妻の史美、静の夫で八木沼家本家当主の義平、分家当主の正二、ライターの狩田圭介、そして日慈川神社の神主・祝倉喜一郎。
『ペンと手錠と事実婚』第7巻 P13,21,73,75,90より薫と史美以外どいつもこいつも人相悪すぎて怪しすぎます。
それに跡継ぎ問題や村の知られてはいけない秘密などもあって、みんな殺しの動機があるように見せているんですよね。
そして犯人はまさかの狩田圭介。
狩田は何者かに襲われたと思われていましたが、これは自分を容疑者から除外させるために襲われたフリをしていただけでした。
コイツみんなが捜しに来てくれることを信じて鍾乳洞にこもっていたのかな?
狩田が静を殺した動機、それは復讐でした。
彼の本当の名前は狩田圭介ではなく八木沼享、30年前に蔵で死んだはずの薫の兄でした。
享は義平と静の子ではなく、静と不倫相手との子で、静はそのことがバレないように享を殺す計画を立てていました。
それを知った享は死んだフリをしてその場から逃げることに成功し、長い年月が経ち、再びこの村に戻ってきた享は彼らに復讐をしたのです。
最初私は享ではなく薫のほうが血が繋がっていないのでは?と思っていました。
家族写真を見ると薫だけ髪の色が違いましたから。
見事に騙されました。
鶫は狩田が書いた家系図の「八」の字が、写真に写っていた享が書いた特徴的な「八」の字と一致していることから同一人物だと見抜いていました。
読み返してみると、確かにちょこちょこ特徴的な「八」の字が描かれているんですよね。
でもそれを他の話題で誤魔化されたり、違うところを注目するように誘導されているせいで気づきにくくされていました。
注意深く読んでいる人には気づけるように描かれていて本当に良く出来てるなと感心してしまいます。
最後は犯行が暴かれ自殺しようとした享を切鮫が助け出し、人柱の祟りの謎も明かされ一件落着となりました。
次回鶫は交通課の石室明日香たちに誘われ、テニスをすることに。
石室はなんと切鮫の同僚・賢島のことが好きなんだとか。
次のお話で2人の仲が進展するように鶫が応援していく感じかな?
あと生活安全課の津波古渚という女性が登場したのですが、なんだかちょっと気になります。
わざわざここで新キャラを登場させたということは何か理由がありそうですよね。
優しそうな人に見えますが、もしかしたら敵になる可能性もあり得ます。
はたしてこの予想は当たるのか、続きが楽しみです。
単行本第8巻は2026年冬頃発売予定です。
現在、ヤングアニマルWEBで『ペンと手錠と事実婚』の第1話が無料で読むことができるので気になった人は是非読んでみてください。


