カッパ室長です。
今回は少年ジャンプ+にて連載中の漫画 ジャンプコミックス『クソ女に幸あれ』第6巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『クソ女に幸あれ』第5巻の紹介記事はこちら↓↓

YouTube“ジャンプチャンネル”より
『クソ女に幸あれ』
著者:岸川瑞樹
元カノと入れ替わる話①#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/iofGLQpTTD
— 岸川瑞樹 (@mo__zk31) January 4, 2024
第6巻の見どころ(ネタバレ注意)
悩む菜摘と直
撮影合宿中に体調を崩し屋内で休んでいる西川檸檬の様子を見に来た小河原菜摘。
だが、そこには檸檬と仲良く話をしている秋吉直の姿もあり、菜摘は部屋に入ることができず、思わず隠れてしまった。
二人がいるとこに行きたくなかったと思ってしまった菜摘はこの気持ちが嫉妬なのか、それとも二人の邪魔をしちゃ悪いという気持ちなのか分からずモヤモヤしてしまう。
そして過去に檸檬が中学の時彼氏がいたという話を思い出し、その相手が直なのでは?と気づく。
鈴鹿等史にそのことを尋ねてみると予想は当たってしまい、菜摘は「檸檬は自分が昔付き合っていた人のこと私が好きになるのって…どうなんだろう?」とひとりグルグル悩むのであった。
一方、直のほうも鈴鹿から菜摘に直と檸檬の過去を聞かれたことを知り動揺する。
菜摘に未練たらたらと思われたらどうしよう、今でも元カノと関わりがあるのは微妙なのでは?と色々不安になってしまう直。
さらに、檸檬と入れ替わりがあるから距離を置くことはできないが関わりは最低限にしてなるべく話さないとか出来たのになぜ自分はそうしなかったのかと悩み始める。
そしてそんなことを考えていたら檸檬と二人っきりの状況になり、気まずくなってしまい…
感想
第6巻は映画研究会の撮影合宿のお話の続きが描かれました。
今回は直と檸檬が過去に付き合っていたことを知り悩む菜摘や、菜摘に知られて悩む直の様子などがメインに描かれていきます。
菜摘は親友である檸檬の元恋人を好きになってしまったことで、檸檬はどう思うのだろうとグルグル悩む姿はちょっと可愛かったです。
そして元恋人同士の二人が今でも仲良く話す姿を見て、別れた後でも一緒にいても良いんだと気づかされていました。
そのことについては直も檸檬と今でも仲良くして良いものかと悩んでいましたが、菜摘に「恋愛の終わりと友情の終わりは一緒である必要はない」と言われて心のモヤモヤが晴れていましたね。

今回のお話で直は心のどこかに今でも檸檬のことを諦めきれない思いがあるのでは?と思いましたが、菜摘の言葉を聞いてさらに菜摘のことを好きになっていたから安心しました。
もしかしたら直が再び檸檬とくっついてしまい、菜摘完全敗北の流れになるのかもと焦っちゃいました。
でも直はまだ檸檬と距離を置けないのは檸檬が良い奴だからなのか、それとも自分がまだ引きずってるのか分かっていない様子でしたね。
この先、直が檸檬に対しての気持ちの正体に気づいてしまったらまた状況が変わっていきそう。
この辺りは檸檬の過去(中学時代)が明らかになり、なぜ直に嘘までついて別れたのかが分かるとハッキリしそうですね。
檸檬のほうもこの合宿で得るものがあったみたいです。
直と入れ替わっている時に映研の女子たちが檸檬のことを話しかけにくいや自己肯定感が凄いなど言っているのを聞いてしまいました。
これはいつもの女子の陰口だろうなと思う檸檬でしたが、映研男子たちのフォローもあり、それはただ檸檬と喋ってみたいけど自分なんかが話しかけて迷惑じゃないかなという意味だと気づかされます。
悪口だと思い込むことは良くない、ちゃんと相手の思っていることを知ることの大事さを知れたようですね。
でも檸檬がこう思うようになったのは過去にも似たような経験があったからかもしれません。
これが中学時代の謎につながるのかもしれませんね。
そして映画撮影のほうは順調に進み告白シーンへ。
菜摘が相手役のため苦戦する直は撮影前に菜摘と練習することに。
しっかりやらないと檸檬の沽券に関わると真剣に演技をしたところ、菜摘をドキッとさせるほどの告白ができてしまいました。
しかしそのせいで菜摘も檸檬がいつもの檸檬と違うことに気づき始めてしまいました。

でも純真な菜摘は直の言い訳を信じてしまい、自分は檸檬のことも好きになってしまったのでは!?と悩んでいて可愛かったです。
直は菜摘に入れ替わりがバレたと思い、檸檬に相談して菜摘に真実を打ち明けることにしました。
はたして菜摘は入れ替わりを信じてくれるのか。
そして信じてもらえた場合、その後の生活はどうなるのでしょうね?
檸檬の体ですが中身は直なわけですから、菜摘は好きな人とひとつ屋根の下で問題なく過ごすことが出来るのか。
次の巻が楽しみですね。
単行本第7巻は2025年夏頃発売予定です。