どうも!
バトルものも大好き、カッパ室長です。
今回は少年ジャンプ+にて連載されている『怪獣8号』第1巻を紹介させていただきます!!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『怪獣8号』(松本直也)
YouTube“ジャンプチャンネル”より
どんな内容?(ネタバレ注意)
怪獣になってしまった男が夢に向かって再び歩みだす!
怪獣発生率が世界屈指の日本。
この国では、容赦なく怪獣が日常を侵していた。
日比野カフカ(32)はかつて幼馴染の亜白ミナと「大きくなったら日本防衛隊員になって二人で怪獣を全滅させよう」と誓い合う。
しかし、ミナが夢を叶え日本防衛隊第3部隊・隊長として活躍する傍ら、カフカは夢破れたのちに防衛隊が討伐した怪獣を清掃する怪獣専門清掃業者モンスタースイーパー(株)で働いていた。
ある日、カフカの職場に防衛隊を目指す青年・市川レノ(18)がアルバイトとしてやってきた。
仕事終わり、カフカとレノは怪獣に襲われたところをミナが率いる防衛隊によって救われる。
同じ夢を誓い合った幼馴染がすっかり手の届かないところにいってしまったことを悲しむカフカにレノは先ほどの怪獣の襲撃で自身を庇ってくれたことのお礼ともう一度防衛隊員を目指すべきだと言う。
その言葉を聞いてカフカはもう一回防衛隊員の試験を受けることを決意した。
と、そのとき。
「ミツケタ」
という言葉とともにカフカの目の前に小型の怪獣が現れ、カフカの口の中に入っていく。
すると、カフカの身体は怪獣と化してしまった。
怪獣化したカフカの力は強大で、ちょっとの力でも壁を粉砕してしまうほどになってしまった。
慌ててその場から逃亡するカフカとレノ。
この状態ではもう隊員になれないと思ったカフカだが、怪獣に襲われる親子をこの力を使って救ったことから、怪獣になっても防衛隊員となりミナの隣で戦うことができる男になることを決意する。
こうしてカフカはコードネーム「怪獣8号」と名付けられ、防衛隊員に追われる身となりながらも防衛隊員を目指し動き出すのだった。
感想
この作品は「怪獣」になってしまった男がかつて憧れた場所を再び目指し仲間たちとともに襲来する怪獣と戦っていく物語です。
ストーリーは王道系ですが、主人公が30代だったり、敵と同じ怪獣になっているというのが面白いポイントです。
一度夢破れてしまった主人公であるカフカが32歳でもう一度夢に向かってチャレンジしていきます。
これは少年たちよりもカフカと同い年くらいの男性に勇気を与えてくれる作品ですね。
怪獣になったことでカフカは恐ろしいほどの力を得て、この力も上手く活用しながら防衛隊員として活躍していきます。
カフカが怪獣化して一撃で怪獣を吹き飛ばすシーンはカッコいいし、スカッとしますね。
あとカフカがカッコいい怪獣になっていても、中身は面白くて正義感のあるオッサンというのも良いポイントです。
カフカだけでなく、仲間のレノや四ノ宮キコルなど他の防衛隊員の戦闘もカッコよくて見ごたえあります。
隊長クラスになるとどれだけ強いのでしょうね。
その中でもミナの強さは特出しているようなので、彼女にカフカが追いつくにはそうとうな努力と経験が必要そうです。
見た感じミナは銃を使った遠距離攻撃っぽそうなので、近距離タイプのカフカと組んだら最強になりそう。
物語はまだまだ序盤の為、謎も多いです。
まず、なぜカフカが怪獣に選ばれたのかです。
あの小さな怪獣は「ミツケタ」と言っていたので、カフカを探していたように見えます。
カフカの肉体と怪獣自身との相性が良いためだったのか、それともカフカ自身に何か特別なものがあるのか。
他の人型怪獣もカフカのように小さな怪獣が入り、操られているのか。
そもそも日本に怪獣が発生しやすい理由は何なのか。
日本に何か怪獣が欲しているものがあったりするのかもしれませんね。
今後、これらの謎が描かれてくれると嬉しいです。
この先王道な展開だとしたら、より強い怪獣(ライバル)が出現したり、レベルアップのために各国の防衛隊との交流戦などが予想できますね。
カフカも今のままでは勝てない怪獣も現れるかもしれないし、必殺技を編み出したりとかもありそうですね。
今後物語がどうなっていくのか楽しみです。
現在、ジャンプ+の公式サイトでは『怪獣8号』の第1話や最新話を無料で読むことができます。
気になった人はぜひ読んでみてください。
『怪獣8号』第2巻は2021年3月4日発売予定です!!
おわり