こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回は少年マガジンエッジにて連載中の漫画 シリウスKC『江戸前エルフ』第11巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
YouTube“日活アニメチャンネル”より
『江戸前エルフ』第10巻の紹介記事はこちら↓↓

『江戸前エルフ』
著者:樋口彰彦
ウチの神社の神様がエルフだったはなし③
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— 樋口彰彦 (@higuchi_akihiko) October 15, 2020
第11巻の見どころ(ネタバレ注意)
廣耳神社の赤竜祭
エルフ虫歯になってしまったエルダ。
東京に治療できる人がいないため、ヨルデのかかりつけの歯医者で治療するためエルダと小糸は大阪へと向かう。
大阪に着くとヨルデと向日葵がエルダたちを歓迎してくれた。
この日はちょうど廣耳神社で赤竜祭という10年に一度大阪の御祭神である廣耳毘売命自ら商売繁盛を祈願する派手なお祭りが行われるとヨルデと向日葵は言う。
ヨルデとエルダの治療を済ませ、ヨルデと向日葵は祭りの準備のためここで別れ、エルダと小糸の二人は祭りが始まるまで大阪観光をすることに。
食べ歩きを勧められた二人は大阪といえばのたこ焼きをお腹が爆発するほど食べつくしていくのであった。
そして夜になり廣耳神社で赤竜祭が始まる。
向日葵の太鼓やヨルデの精霊によるド派手なお祭りで会場は大盛り上がり。

しかし、メインイベントの火竜渡御が始まった途端ゲリラ豪雨に見舞われてしまい…
感想
第11巻は廣耳神社の赤竜祭のお話がメインで描かれました。
ついにエルダ様が東京月島を飛び出し大阪へ。
それにしても虫歯の治療をするのに大阪にまで行かないといけないというのは大変ですね。
エルフ虫歯って言っていましたが、普通の人間の虫歯とどう違うのか気になります。
歯医者ではエルダもヨルデも怖くて震えていて、とくにヨルデの方は子供みたいで可愛かったです。
大阪観光ではエルダと小糸はたこ焼きを食べまくっていました。
ここでエルダから「たこ焼きの祖先であるラヂオ焼きは中身が蛸ではなく牛スジが入っている」というたこ焼きトリビアも出てきました。
私はラヂオ焼きというのは初めて知りました。
個人的には蛸より牛スジの方が好きなのでラヂオ焼きにはかなり興味があります。
たこ焼き有名店の「元祖たこ焼き 会津屋」でもラヂオ焼きは販売しているようなので、今度食べてみたいなと思いました。
赤竜祭は神社のお祭りとは思えないような、まるでライブフェスのような盛り上がりを見せます。
しかしメインイベントが始まるという時にゲリラ豪雨。
これは向日葵が「ウチがウルトラスーパー雨女なせい」と言っていました。
祭りは雨で一時中断となり、ヨルデは最初ぐずっていたのですが、向日葵が自分のせいだと落ち込んでいるのを見て、向日葵を悲しませないように笑顔で雨の中祭りを再開させるのがとても良かったです。
普段は向日葵の方がヨルデのお姉さんになっていますが、こういう時はヨルデがお姉さんになって向日葵を元気にさせるの最高ですね。
そしてここでヨルデが400年ぶりに本気を出し、マナで出来た神御衣にフォームチェンジします。
これはエルフが大きい精霊魔法を使う時に纏うものなんだとか。
この力を使って雨の中でも火竜渡御を行おうとしますが、それでもやはり厳しい状況。
そんな時、エルダも神御衣を纏い風の精霊の力でヨルデたちを助けます。

普段だらしないけど、こういう時にさらっとカッコイイ姿を見せるからエルダは良いんですよね。
神御衣を纏って大きい魔法を使っているのに「いくぞ~…っ それ~~…っ」ってちょっと気が抜ける感じなのも好き。
最後の火の精霊が通天閣を昇り、大きな花火を打ち上げるシーンは綺麗でしたね。
大阪から帰ってきたエルダは人に会い過ぎたせいで寝込んでしまいました。
人疲れで寝込んでしまうの私も陰キャだから凄いよく分かります。
そしてエルダの代わりに小糸がお土産配りをするのですが、みんな大阪名物みたいなものをあげているのに、茜さんにだけウコンドリンクなのは笑ってしまいました。
いすずとハイラのお話では二人が種の貯蔵庫に種の保存をしていました。
そこでハイラから植物の豆知識なども出てきました。
江戸の頃のハマると家計が傾く三大道楽が骨董品収集、釣り、そして変顔朝顔などの園芸なんだそうです。
変顔朝顔って初めて聞きました。
そしていすずとの昔話やいすずが植物をなんでも枯らしてしまうブラックハンドの持ち主であることも明かされます。
また意外な弱点が出てきましたね。
最後は月島に泥棒が現れるお話。
泥棒を恐れてしっかりと防犯対策をするエルダでしたが、エルダのもとに警察のお姉さんがやってきて事情聴取をされることに!?

まさかのエルダが容疑者!?
はたしてエルダはどうなってしまうのか、真犯人は誰なのか。
単行本第12巻は2025年秋頃発売予定です。