カッパ室長です。
今回は少年マガジンエッジにて連載中の『江戸前エルフ』第10巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
YouTube“日活アニメチャンネル”より
『江戸前エルフ』第9巻の紹介記事はこちら↓↓
『江戸前エルフ』
著者:樋口彰彦
ウチの神社の神様がエルフだったはなし③ pic.twitter.com/aPAJmi3oF5
— 樋口彰彦 (@higuchi_akihiko) October 15, 2020
第9巻の見どころ(ネタバレ注意)
迷子の御祭神
小柚子と一緒に小糸の高校の文化祭に遊びにきたエルダであったが、エルダがちょっとよそ見をしている間に小柚子とはぐれて迷子になってしまった。
エルダが迷子になったことに気づいた小柚子が急いで小糸のもとに行くと、「月島からお越しのー 御祭神…?様が迷子になっております」という校内アナウンスが流れてくる。
小糸と小柚子がエルダを迎えに案内所のテントへ行くとそこには人だかりが。
人ごみをかき分けた先にあったのは多くの人に参拝されるエルダの姿だった。
なんとか小糸のクラスの出し物である「ゾンビ喫茶」に辿り着けたエルダは迷子になったお詫びとして、ゾンビになって呼び込みをすることに…
夜遊び
寝る前に紅茶を飲む美容法を試したせいで夜眠れなくなってしまい寝不足の小糸。
神事の最中に居眠りをしてしまうほどだったため30分だけお昼寝をしようとするが、30分で起きれず夜まで熟睡してしまう。
そのせいでまた眠れなくなってしまい、生活リズムが昼夜逆転してしまうのであった。
眠らなきゃと思うほど眠れなくなってしまったとエルダに相談してみると、エルダは小糸に「ちょっと夜遊びに出てみるか」と言って“いきつけの店”に連れて行くのであった。
感想
今回は文化祭のお話の続きから始まり、小糸がエルダと一緒にアニメを観る話や夜遊びする話、ネガティブ言葉をポジティブ言葉に変える話などが描かれました。
まずは文化祭のお話から。
迷子になったエルダがすぐに迷子センターへ行ってるのが偉かったですね。
色々彷徨って余計迷ってしまうのがよくある展開なのに…
人見知りなエルダが文化祭実行委員に迷子だと告げれたことにも驚きです。
もしかしたら親切な人に迷子センターまで送ってもらったのかもしれないですね。
そして迷子センターが参拝所になっているのが面白かったです。
周りの人たち、よくあんな悲しむエルダに手を合わせて拝んでいられますよね。
一緒にいる子供たちも巻き込まれていて可哀想だなと思っちゃいました。
今回のお話で小糸のクラスメイトたちの紹介もありました。
日野真夏ちゃんと志村水鏡ちゃんと黒川ひかりちゃん。
個性豊かそうなキャラなので彼女たちには今後も登場してワチャワチャしてほしいです。
小糸たちのゾンビ喫茶は最優秀賞を獲るため、エルダにゾンビメイクをしてもらっていました。
ゾンビメイクをしてもエルダは美人さんでしたね。
そして最優秀賞を獲得したのがなぜか高耳毘売命様ことエルダというオチに…
クラス企画じゃないのにどうやって投票されたのか謎ですね。
またこの投票でエルダが街の人々にたくさん愛されていることを改めて知ることができましたね。
夜遊びの回では、眠れない小糸のためにエルダが“いきつけの店”を紹介します。
バーみたいな大人でオシャレな場所を想像していた小糸でしたが、そこはただの自販機でした。
まぁ予想通りですよね。
人見知りなエルダがバーみたいな場所に一人で入れるわけありませんもん。
ネクターをウキウキで買うエルダが可愛すぎます。
この回を読んで久々にネクターを見たし、飲みたくなりました。
モーニングルーティンの回では験担ぎが元々『縁起を担ぐ』を逆さ言葉でいうことから出来た言葉だというのは初めて知りました。
猿は『去る』で験が悪いから『得手』と呼んだり、スルメはお金をスルから『あたりめ』と呼んだりするのもネガティブな言葉を口に出すと現実になると考えられていたからだったんですね。
今までなんで猿のことを「エテ公」と言ったりするんだろう?と思っていたので疑問が解消されてスッキリしました。
仙台組の日常のお話ではつとめが祝詞の読み方を教えてもらって、逆にパンニャがつとめにスマホの使い方を教えてもらっていて、お互い良い関係を築けていて微笑ましくなりました。
今回のラストでは虫歯になってしまったエルダが治療のため小糸と一緒に大阪へ行くことに。
ついに月島(東京)を離れ、別の場所が舞台になりますね。
ヨルデや向日葵と合流し、エルダたちが大阪のどんな場所を観光していくのかとても楽しみです。
単行本第11巻は2025年春頃発売予定です。
おわり