カッパ室長です。
今回はコミックヴァルキリーにて連載されている漫画 ヴァルキリーコミックス『恋獄島~極地恋愛~』第6巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第5巻の見どころ紹介記事はこちら↓↓

『恋獄島~極地恋愛~』
漫画:九部玖凛
原作:七色春日
キャラクター原案:魁李
前回までのお話
島の内陸の探索を終え、浜に戻ってきたヒロトたちはルナが殺されたことを美菜から聞かされる。
唐宮は美菜だけでなく赤音とまで仲を深めるヒロトに敵意を向け始め…
YouTube“コミックヴァルキリーチャンネル【公式】”より
第6巻の見どころ(ネタバレ注意)
唐宮との決闘
島から脱出するためのカヌー作りを始めるヒロトたち。
カヌーが完成したらヒロトが一人でこの船に乗り救助を呼んでくるという。
航海はかなり危険なもので生還できる確率は7割程度。
美菜と赤音の二人から好かれているヒロトのことが気にくわない唐宮は、ヒロトがこの船で海に出るのであれば、その間に美菜を口説いてしまおうと計画していた。
しかし美菜がこの船に自分も一緒に乗ると言い出し、さらにはヒロトと美菜が♡♡♡をしていることも知ってしまう。
我慢の限界がきた唐宮はヒロトに「航海には俺と美菜ちゃんで行く!お前はここに残れ」と言い放つ。
そして唐宮は美菜を手に入れるためにヒロトに勝負を仕掛け…

禁断の果実を食べたのは…
唐宮との戦いで自分が無慈悲で自分勝手でただただ欲望のままに動く残酷な人間であることを思い出してしまったヒロト。
だが美菜はそんなヒロトを「あなたは私のためにそれを選んでくれました」と優しく包み込んでくれる。
ヒロトは美菜と一緒にこの島で永遠に暮らすのも悪くないと思い始めてしまう。
そして美菜を選んだ責任を取るため赤音を殺そうと考えてしまった。
しかし赤音に「最後にもう一度だけ私を抱いて欲しい」と言われ、♡♡♡をしている途中、「何故俺は赤音を殺そうとした?俺達は全員この無人島に流れ着いた漂流者だ。どうしてこんな結末を迎えた?」と違和感を抱き始め…
登場人物
朝内 広人
年齢 18歳
誕生日 10月20日(天秤座)
血液型 A型
身長 170.3㎝
たたき上げ官僚の息子。父母妹が居る。
運動神経は悪い方ではなかったがサッカー部のレギュラーにはなれず。
高校卒業間近にたまたま見ていた旅行パンフレットを唐宮に見つかり旅行先を決める。
唐宮 丈(死亡)
年齢 18歳
誕生日 4月23日(牡牛座)
血液型 B型
身長 180.4㎝
サッカー推薦で大学に受かったので広人の誘いに乗って卒業旅行に…。
広人とはサッカー部繋がりの同級生。
昔から女性にモテていたので今回の旅行でもそれが目的だったが…。
灯向 赤音
あだ名 超淋病(唐宮命名)
年齢 17歳
誕生日 3月30日(おひつじ座)
血液型 AB型
身長 160.2㎝
BWH 85‐59‐89(Cカップ)
裕福ではない家庭に育つが十歳の時 父が始めたイタリアンレストランが繁盛し生活が変わる。
しかしそれによって元々あった父への確執の溝が深まり旅行と噓をつき家を飛び出す。
氷上 ルナ(死亡)
あだ名 ボイン(唐宮命名)
年齢 21歳
誕生日 9月26日(天秤座)
血液型 B型
身長 163.6㎝
BWH 92‐58‐84(Eカップ)
十四歳の頃から年齢を誤魔化してホステスを始め ずっと男のあしらい方を磨き続けいた。
勤め先のお客様(男性)に誘われた旅行中に嵐に遭い無人島に流れ着く。
なお同伴の男性は行方不明。
荒神 美菜
あだ名 ボブ→子猫ちゃん(唐宮命名)
年齢 16歳
誕生日 6月7日(双子座)
血液型 O型
身長 152.8㎝
BWH 78‐54‐80(Bカップ)
父親がレンジャーをしていたため祖母の元 田舎の山奥で時折 父親からサバイバル技術を学びながら自然の中で育つ。
父親と祖母が亡くなってからは拠点を海外に移し日本と往復する暮らしを続けていた。
感想
第6巻ではヒロトと唐宮の美菜を賭けた戦いが描かれたり、ついに「煙男」の正体が判明しました。
物語もクライマックスという感じですね。
前回から美菜に興味を持ち、ヒロトから奪おうと考えていた唐宮。
ですが自分の方が恋愛の経験値は上だからまだ動くには時期尚早だと我慢していました。
しかし、ヒロトと美菜が♡♡♡しちゃっていることを知り、我慢することが出来なくなってしまいました。
さらにはヒロトだけ海に行かせてあわよくばそのまま遭難して死んでほしいと考えていたのに、美菜がヒロトについて行くと言い出し、唐宮はヒロトから美菜を奪うために行動し始めてしまいます。
女を賭けて夕陽の差す浜辺でタイマンという絵はカッコイイはずなのですが、ちょくちょく見せる唐宮の恋愛で脳が腐っているような顔が気持ち悪すぎてイマイチカッコよく見えないんですよね。
そして勝負を挑んだけどヒロトにボコボコにやられる唐宮、情けなさすぎる。
まぁ挑んだ相手が悪かったですよね。
実はこの勝負は美菜によって意図的に引き起こされたものでした。
美菜は「ヒロトと一緒に海に出る」という嘘をつき、唐宮がヒロトに戦いを挑むよう上手く誘導していたのです。
何故そんなことをしたのか?
それは唐宮という存在に飽きてきたため試練という体で殺してしまおうと考え、さらにヒロトの本性を暴き出そうともしていたのです。

赤音はヒロトが善人であると信じたかったようですが、ここで美菜の思惑通りヒロトの本性が出てしまい、赤音はそれを見てショックを受けていました。
それでもなおヒロトのことを愛し続けている赤音はこの作品の中で一番純情なのかもしれませんね。
唐宮は戦いの最中、ヒロトの動揺を誘うためにヒロトの妹・キリと寝ていたことや、キリにヒロトを誘惑するよう命令していたことを明かしてしまいます。
本当に余計なことばかりしゃべる男ですね。
キリが自殺してしまった原因はこの男にあったのです。
そのせいでヒロトはマジギレモードになってしまい、本気で唐宮を殺しにかかります。
ナイフを持ち有利かと思われた唐宮は一撃で足の骨を折られ、殴られた衝撃で転倒し、そのまま持っていたナイフが自分の胸に刺さってしまい死んでしまいました。
偶然が重なって死んでしまったように見えますが、実はこれもヒロトがこうなるように計算して攻撃していたのです。
マジで怖いですね。
そんな殺意に満ちたヒロトに対し、「ようこそ こちら側の世界に…」と優しく包み込んであげてる美菜が一番ヤバいのですが…
戦いの後、赤音と♡♡♡をしている途中に諸悪の根源に気づいたヒロトは美菜ではなく赤音を選び、「全てが終わったら君の所に戻って来る」と言いました。
これで赤音とハッピーエンドかな?と思ったら、直後に赤音が死亡フラグか?と思うほどの幸せな未来を妄想し始めます。
案の定、赤音は「煙男」に手や胸に矢を打たれて…
そして第6巻のラスト、ついに「煙男」の正体が明らかになりました。
「煙男」つまり黒幕の正体は美菜でした。

やっぱり予想通り美菜が犯人だったのですね。
なぜ美菜はこんなことをしたのか? そのあたりは次の最終巻で明らかになりそうです。
またヒロトと美菜のラストバトルも次の巻で描かれそうですね。
はたしてどんな結末を迎えるのでしょう。
単行本第7巻は2025年秋頃発売予定です。