こんにちは、こんばんは。
ファンタジー系漫画大好き、カッパ室長です。
今回は少年画報社が贈るWEB異世界マガジンヤングキングラムダにて連載中の漫画『シリアルキラー異世界に降り立つ』の第1巻を紹介させていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『シリアルキラー異世界に降り立つ』
原作:一粒苺
漫画:ヒロ
殺人鬼vs転生者
連続殺人鬼が異世界に転生する話【1/16】#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/2GWSqKUOSK
— ヒロ@シリアルキラー異世界に降り立つ (@oekaki22158843) December 25, 2022
どんな内容?(ネタバレ注意)
チートなし殺人鬼vs.12人のチート転生者
止めたいのに人を殺したい衝動が止まらない連続殺人鬼の男は現世で13人を殺し、望んでいた死刑を執行された。
しかし喜んだのも束の間、男は死んだ直後に女神を名乗る存在に異世界転生して殺しをしろと命じられる。
男は「もう殺しはしたくない」と断ろうとするが、女神は「この死ぬことよりも過酷な異世界転生は贖罪であり断る権利はない」と言い、男を無理矢理異世界転生させてしまうのであった。
男が女神から託された使命は「12人の異世界転生者を殺す」ことだった。
彼らは女神が異世界の魔王を倒すために導いた者たちだった。
しかし魔王討伐後、チート能力を与えられた12人の転生者全員が世界に仇なす悪人になってしまったのだ。
そのため女神は転生者を転生者に殺させて世界を平和にしようと考えたのだ。
男は女神によって非力な少女・シルキィとして異世界に転生した。
チートスキルは与えられず、持つのは殺人の技術と知識のみ。
こうしてチートなし殺人鬼と12人のチート転生者のバトル・ロワイヤルが幕を開けるのであった。
感想
この作品は異世界に転生した殺人鬼が12人のチート転生者を倒していく異世界バトル・ロワイヤルです。
私は第1話からさっそく驚かされました。
最初に登場した転生者のオウガが主人公だと勘違いしていた人も多いのではないでしょうか?
まさかそのパーティにいた非力な少女・シルキィが主人公だとは…
単行本から読み始めた人は表紙やあらすじで主人公が女性に転生していることに気づけますが、そうでない人は気づけませんよね。
主人公は元が男だったし、完璧なミスリードでした。
この作品の見どころは、どんな方法で主人公・シルキィがチート転生者を倒すのかというところです。
12人のチート転生者を殺すことになったシルキィですが、彼女にはチートスキルはありません。
シルキィの武器は前世の殺人の知識と女神から与えられた12人の転生者のスキルが書かれた「「転生者」ぶっコロしマニュアル」という情報のみです。
上記の二つから転生者を倒すための作戦を練って戦いに挑んでいきます。
この頭を使った戦いが読んでいて本当に面白いです。
そして使えるものは全部使い、敵が予想していないような方法で攻撃をしていくのがとてもカッコイイです。
敵である12人の転生者は様々なチートスキルを持っています。
第1巻で倒した2名は言い方は悪いですがチュートリアル的な存在でしたね。
「ステータス閲覧」「悪意察知」とどちらも他のスキルに比べたら弱そうなスキルに見えます。
どちらも自分の身を守ることに特化したものですが必ず守れるというものでもないし、攻撃にも活用しづらいスキルですよね。
「悪意察知」も察知はできても逃げ場を無くし、回避不可能な攻撃をしてしまえば簡単に倒せそうなスキルでした。
まぁスキル以外にも転生者自身のステータスが高いから攻略が大変なのですが…
今回シルキィはどちらも自分が攻撃を仕掛けるのではなく、他の何かに攻撃してもらい、弱ったところにとどめを刺すという形で勝利を収めました。
今回は圧勝でしたが、次からがかなり大変そうですね。
残っている転生者のスキルがヤバイやつしかありません。
「ストップウォッチ」「残機×999999」「ゾンビ」「インフィニティ・リンガル」「超能力」「究極筋肉」「大共鳴」「???」「無限レベルアップ」。
「インフィニティ・リンガル」や「???」などはよく分かりませんが他は絶対普通の人間では勝てないスキルですよね。
これらをシルキィがどうやって攻略していくのかとても楽しみです。
あとシルキィ(連続殺人鬼の男)に殺人のやり方を教えた姉もかなりヤバいやつでしたね。
この姉ってまだ現世で生きているのでしょうか?
もしかしたらこの異世界に転生している可能性もありそうですね。
はたしてこの予想は当たるのか。
シルキィが次に戦う相手は「大共鳴」のスキルを持つシルシル&ミルミルのふたりです。
はたしてシルキィはどんな戦法でふたりに挑むのか。
おわり