こんにちは。
今回はちょっとハードな内容の漫画を紹介します。
『無敵の人』(きづきあきら+サトウナンキ)
どんな内容?
【無敵の人】
ひきこもりや働けないなど様々な理由で社会に適応できず、生きる喜びや目標、守るべきものを何も持っていないため、つかまろうが死刑になろうがかまわないという人達を皮肉をこめて呼ばれるようになった俗語(ネットスラング)である。
世の中ではこの【無敵の人】による犯罪が多発していました。
女子高生の高瀬いのりは友人とともにVR(仮想現実)を使用して不登校の友人と連絡を取り合っていました。
この世界では「ローカ」と呼ばれる視覚を補助する機器があり、AR(拡張現実)モードとVRモード、この2つを自由に使い分けて生きています。
これにより、人々はARモードで他人を拒絶し、VRモードで仮想現実に引きこもるなど、会いたい時に会いたい人の会いたい部分だけつながることができるのです。
友人から容姿が恵まれていると羨ましがられているいのりですが、現実の生活は良いものではありませんでした。
父親は家に帰ってこず、兄は引きこもりでいのりに性的暴行を加えていました。
そして母親はその状況に気づかないふりを続けています。
またいつものように兄から暴力を受けていたいのりはローカを着用し、現実から逃げようとしました。
そのとき、VRの世界で謎の少女のアバター・シューニャが現れ、いのりに「あなたの悩みを取り除いてほしい?」と尋ねてきます。
その問いにいのりは「うん」と答えると、突然謎の男・ニルが現れ兄を殺してしまうのです。
ニルは危険水準に達した【無敵の人】を見つけ出し、犯罪に走る前に殺害しているといいます。
いのりの兄も武器や薬物をネットで購入し、無差別殺人を企てていたため、その対象となっていたのです。
そして再び現れたシューニャはいのりに二択の選択を迫ります。
一つはここでニルに殺されるか、もう一つはニルとともに【無敵の人】を殺害する「治安維持活動」に手を貸すか。
まだ死にたくなかったいのりはニルを手伝うことを決め、ともに危険水準に達した【無敵の人】を見つけ出す仕事を始めるのでした。
ここが魅力的!
危険な人物を監視し犯罪に走る前に殺害していくというお話です。
けっこうハードな内容の物語です。
いきなり犯罪を起こそうとしている人を監視して判断しろなんて普通出来ませんよね。
凶悪そうな人だからといってその人を殺すか生かすかが自分の判断で決まるなんて恐ろしいです。
実際、いのりはこの後自分の判断に後悔することになります。
この後悔を乗り越えていのりの心はどのように変わっていくのでしょうか。
そして知らない人だけでなく、知っている人が監視対象だった場合、いのりはどうするのでしょうか。
今後、よりハードな展開になっていきそうですね。
とても楽しみです。
現在連載中のきづきあきら+サトウナンキの作品
『無敵の人』
今回紹介した作品です。
『うそつきパラドクス―社内風紀のみだしかた―』
本気と浮気のオフィスラブ『うそつきパラドクス』のその後を描いた作品。エッチなシーンも多いですが二人のイチャイチャが満載で幸せな二人を見ることができます。
『秋の鹿は笛に寄る』
好きになったら契約終了!?結婚前提の彼女がいるにもかかわらず、同期の美女からの「契約妊活」の誘いに乗ってしまいます。どんどん泥沼化していく彼らの運命が気になります。
どの作品も面白いので是非読んでみてください。
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おわり