カッパ室長です。
今回は少年ジャンプ+にて連載されている漫画『マリッジトキシン』第11巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます!!
YouTube“ジャンプチャンネル”より
第10巻の紹介記事はコチラ↓↓
『マリッジトキシン』
原作:静脈
漫画:依田瑞稀
毒使いが婚活する話#漫画が読めるハッシュタグ#創作漫画 (1/20) pic.twitter.com/uv5GTgGu4B
— 依田 (@Yozudami) August 3, 2022
第11巻の見どころ(ネタバレ注意)
殺人事件発生!?
『水使い』潮雫からの依頼で旧五大名家『炎使い』黒川家の総本山「龍が棲まう村」にやってきた下呂ヒカルと城崎メイ。
次期当主・灰武との“死合い”を翌日に控えた潮が夜一人でどこかに行ったきり戻ってこないのを不審に思った下呂は潮を探しに家の中を歩き回る。
すると、隠し扉の向こうに謎の部屋を見つけてしまう。
ここは灰智が管理している『炎使い』専用の機密特産品である『燃土』と『忌水』が保管されている部屋で、下呂に説明をしている途中に灰智は『燃土』と『忌水』の数が減っていることに気づくのであった。
そして“死合い”当日の朝。
使用人たちがバタバタとしていて何事かと思ったら「灰武の姿が見当たらない」と言う。
下呂たちも灰武を探しに出ると『死合い場』で灰武の死体が見つかってしまうのであった。
感想
第11巻では『炎使い』編が最後まで描かれていました。
今回は潮ちゃんがメインヒロインでした。
『水使い』潮と『炎使い』灰武の“死合い”が見れるのかなと思ったら、まさかの殺人事件。
ここにきてミステリー展開になるとは予想できませんでした。
そしてすぐに事件解明編に移行してしまったのにちょっと驚きです。
てっきり息子を殺されてブチギレの灰兵衛が暴れるのを止めるために下呂たちが事件の調査を始めるのかと思っていたのに、もう犯人まで見つけている下呂が名探偵すぎました。
さすがにテンポが良すぎますね。
個人的にはここはもうちょっと話数を使って事件の調査や証拠集めなどをして、黒川家の家庭内事情や闇などをしっかりと描いてほしかったです。
でもこの作品はあくまでバトル&恋愛がメインだし、ミステリー要素を多くしちゃうと作品の軸にブレができちゃうかもしれないからこれぐらいにしたのかもしれませんね。
今回の事件の犯人は雫でも灰智でも灰清でもなく、まさかの使用人の菊乃でした。
菊乃は死体の第一発見者っぽいし、一番犯人っぽいなと思っていたら本当に犯人でしたね。
実は菊乃は潮の母親で、灰武がイカサマをして“死合い”に勝とうとしていることを知ってしまい、娘を守るために灰武を殺してしまったのです。
そして潮も菊乃が自分の為に灰武を殺したのだと気づき、菊乃を庇うために黙って容疑者になっていたんですね。
灰武も包丁で刺されたのに、それを隠すために自らに火を放っていました。
それぞれが嘘をついていたせいで事件がややこしくなっていたようです。
事件も解決してめでたしめでたしかと思いきや、灰兵衛はブチギレたままで今回の騒動の原因を潮のせいにして“死合い”を始めてしまいます。
やっと激しいバトルが見れるかと思ったら、まさかのワンパンで潮の勝利。
あれだけ強者感を出していたくせに実はそこまで強くないとかカッコ悪すぎですね。
潮は恐怖心から自分が『炎使い』より弱いと思い込んでいただけだったみたい。
まぁ潮は下呂と普通に渡り合えるぐらいの強さだし、五大名家から格落ちした『炎使い』では相手になりませんよね。
これで『炎使い』との戦いも終わり、ラストは潮とのデート。
潮がお笑い好きだったのはかなり意外でした。
でもデートのタイムテーブルを入念に計画したりしているのは潮っぽくて可愛かったです。
デートも計画通りいかず落ち込んでいたのも可愛かったし、それをしっかりフォローできるようになっている下呂もまた成長しているなと感じました。
今回の『炎使い』編で気になったのは2点。
一つ目は灰清は何者なのかということ。
下呂と潮が一緒の布団で寝ているところを天井裏から逆立ちして覗いているシーンはマジで怖かったです。
その後、灰清に触れることなく事件が解決してしまい、アレはなんだったの?と思っていました。
ですが、最後の最後で灰清が屋敷に火を放ち灰兵衛を殺そうとするシーンが描かれていました。
そして灰兵衛が灰清に「誰だィ?…お前」と言っています。
包帯で素顔が分からなかったし、これは灰清が偽物だった可能性が高いですね。
灰清のキャラクタープロフィールに「外の世界の『使い手』のコンサルタントを名乗る人物と知り合った」と書いてあったので、もしかしたら本物の灰清は死んでいてこのコンサルタントが灰清に成り代わっていたのかも…
二つ目は菊乃に火傷の痛みを抑える薬を与えた人物は誰なのか。
流れ的に灰清が与えていそうだなと私は予想しています。
そうなるとそんな薬を持っていた灰清とは一体何者なのかということですよね。
『毒使い』ならそういう薬を作れそうだし、もしかしたら偽物の灰清の正体は『毒使い』の人間なのかもしれませんね。
『毒使い』の集会ではテルアキが傘下の者たちに下呂の結婚相手(ヒロインたち)の写真を渡し、何か『仕事』を依頼しています。
これはヒロイン達が命を狙われる展開になりそうですね。
ということはヒロインはこれで出尽くしたということかな?
ヒロインは姫川杏子、嬉野シオリ、嵐山キミ恵、赤倉ちなつ、氷見マコト、潮雫の6人+城崎メイを加えた7人ということか。
今後はまた姫川杏子、嬉野シオリ、嵐山キミ恵、赤倉ちなつ、氷見マコト、潮雫のピンチを下呂が救ってさらに仲を深めていく感じっぽいですね。
あと城崎の件も気になります。
温泉回で城崎には胸に大きな傷があることが判明しました。
あの傷は一体何でついたものなのか。まだまだ秘密が多いキャラですね。
あと頑なに胸と下半身を隠しているのが気になります。
やっぱり実は女の子でしたというオチを期待しているので、そのあたりも楽しみにしていたいと思います。
『マリッジトキシン』単行本第12巻は2025年2月4日(火)発売予定です。
現在、ジャンプ+の公式サイトでは『マリッジトキシン』の第1話が無料で読むことができます。
気になった人はぜひ読んでみてください。