カッパ室長です。
今回は週刊少年マガジンにて連載中の漫画『真夜中ハートチューン』第4巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第3巻の紹介記事はコチラ↓↓
『真夜中ハートチューン』
著者:五十嵐正邦
YouTube“マガジンチャンネル”より
「転校先で美少女4人の放送部に入ることになった話」③ pic.twitter.com/fcjJs0EzLR
— 五十嵐正邦 マヨチュー1巻12/15発売 (@igagarashi) December 15, 2023
第4巻の見どころ(ネタバレ注意)
コラボ配信
霧乃イコを人気配信者にするための作戦会議を開く山吹有栖。
Vtuberの重要な武器でイコの魅力でもある「声」をより多くの人に聞いてもらうため、山吹は格上とのコラボを提案する。
そしてちょうど募集していたホラーゲームのタイムアタック企画に参加するのであった。
最初は意気揚々と始めるイコだったが、実はイコはホラーが超苦手でまともにプレイもできず、タイムもダメダメで終わってしまった。
ふがいない結果に落ち込むイコ。
しかし山吹とイコのもとに朗報が届く。
イコの怖がるリアクションが受け、イコの配信の切り抜き動画が急上昇ランキングに載っていたのだ。
その結果登録者300万人のトップVtuber百歳あおからコラボの誘いが来て…
路上ライブ
みんなとの買い物の帰り、親友のアイコが一人で路上ライブをしているところを目撃してしまった井ノ華六花。
その影響を受け、校内のライブでオリジナル曲を歌うことができるようになった。
そしてついに路上ライブ当日を迎える。
六花は一人歌い始めるが緊張のせいか声も出ずリズムもとれていない。
そんな時、隠れてライブを見に来てくれていたイコ、寧々、しのぶを見つけ、「聴いてほしい人のためだけに歌う」ということを思い出し、本来の六花の良さが戻っていく。
そして次第に六花の歌を聴くために立ち止まる人が増え始め…
感想
今回はイコと六花のお話がメインで、間にしのぶのお話などが描かれました。
最初はイコの配信のお話から。
ホラーゲームでのリアクションのせいでネタ枠の面白キャラみたいな存在になってしまったイコ。
多くの人に知ってもらうことはできましたが、山吹はこの扱いに納得いってないみたいですね。
山吹としてはイコはもっとアイドルのように輝き、みんなから可愛がってもらえるようにしたかったのでしょう。
しかしイコ本人はそこまで嫌じゃないようで、それよりも山吹と一緒に頑張ってこの配信ができたことが嬉しかったみたいですね。
最後はキス顔(漏らしてる顔)のアバターを映したタブレット越しにイコが山吹にキス。
いつ直接キスができるようになるのか楽しみですね。
そして人気Vtuberの百歳あおがイコにコンタクトを取ってきたし、近いうちに百歳あおがリアルで会いにきそう。
山吹に興味を持っていそうだし、彼女とイコで山吹の取り合いなんて展開に発展するかもしれませんね。
次にみんなの名前呼びについてのお話。
山吹がイコを名前呼びし始めたことをきっかけに寧々や六花も山吹に名前呼びさせるようになりましたが、雨月しのぶだけは恥ずかしいという理由で断っています。
これの本当の理由は4人の中でしのぶだけ「夢の形」が違うからだそうです。
しのぶは夢を叶えてしまうと山吹との関係が終わってしまうから、今の幸せな状態を維持したいのかもしれません。
あと「夢の形」が違うというのが気になりますね。
ヒロインたちの夢は「歌手」「声優」「Vtuber」「アナウンサー」。
他のヒロインの夢には共通していて、しのぶのアナウンサーだけ違う点、それはもしかしたら在学中になれるかどうかということかも。
アナウンサーは学校を卒業しないとダメだけど、他のは学生でもなれますからね。
そういうことを言っているのかも。
もしくは他のヒロインたちと「夢の形」が違うということは、もしかしたらその夢は「声の仕事」ではなく「山吹のお嫁さん」ということなのかも。
「夢におっきく近づいたと思ったら その時は私を名前で呼んでくれる?」というのは「恋人になれたら名前を呼んで欲しい」ということなんじゃないでしょうか?
これは物語の最後にしのぶが山吹に選ばれ名前を呼ばれてハッピーエンドのフラグが立ったのかもしれませんね。
そして最後は六花の路上ライブのお話。
山吹が六花と曲作りのためおしゃべりをするシーンは、六花がけっこう重要なことを言っていると思いました。
夜遅くまで話を聞いてくれる、夢を応援してくれる、一度逃げ出した私をずっと待っててくれたなど。
これって六花が「アポロ」なのではないかとすごい思わせてきてますよね。
ミスリードなのか、それとも本当にアポロなのか。気になります。
路上ライブはCDの売り上げ目標には到達しませんでしたが、良い結果に終わりました。
そして帰りの電車の中で涙を流す山吹を優しく抱きしめる六花。
六花は他の子よりもかなりグイグイ来ているし、ヒロイン争いで一歩前に進んでいる気がします。
今後もどんなイチャイチャを見せてくれるか楽しみです。
あと六花が描いCDのジャケットの絵も気になります。
「反撃の証」と言ってて、第4巻のラストで「PEACE RECORD」というレコード会社が出てきたことから、絵はあの会社に対する反撃の意味がありそうです。
昔六花に「この声の子だけでいいや」って言った男が働いている会社なんでしょうね。
その男が六花のライブを聴いて再び絡んできそうな感じです。
夢に近づくため六花はその男がいる会社を選ぶのか、それとも断ってしまうのか。
どうなるのか気になりますね。
単行本第5巻は2024年9月17日発売予定です。
五十嵐正邦先生の作品紹介
『まったく最近の探偵ときたら』
世間を騒がす難事件を即解決!その名は名探偵・名雲桂一郎!!
だったのは10年以上も昔の話……。
名雲はいまや、ただの渋いおっさんになってしまった……。
時代に取り残され、スマホすら扱えない彼のもとに、若さあふれる女子高生・真白が助手希望で押しかけてきて――!?
『川柳少女』
言いたいことは五七五の川柳で伝える女の子・雪白七々子と、見た目は怖いけど心優しい文芸部の毒島エイジ。
五七五のたった17音で紡がれる二人の日常は、いつだって幸せいっぱい!
おわり