完結済み

【完結】【JKからやり直すシルバープラン 第13巻 見どころ紹介】未来に戻ってしまう小百合。大切な人たちを訪ね小百合が選んだ未来とは…?

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こんにちは、こんばんは。

カッパ室長です。

 

今回はコミックヴァルキリーコミックスJKからやり直すシルバープラン』第13巻の見どころや感想を書かせていただきます。

 

『JKからやり直すシルバープラン』第12巻の紹介記事はコチラ↓↓

【JKからやり直すシルバープラン 第12巻 見どころ紹介】最終章突入!!二ノ宮家没落の真実に迫る! カッパ室長です。 今回はコミックヴァルキリーにて連載されている『JKからやり直すシルバープラン』第12巻の見どころ...

 

JKからやり直すシルバープラン

原作:林達永
作画:李惠成


第13巻の見どころ(ネタバレ注意)

未来に戻った小百合

二ノ宮小百合は父親が進める北海道の開発事業を止めてほしいと祖父・健一に頼むが、健一はただの女子高生である小百合の話に聞く耳を持たなかった。

さらに健一の秘書である竹勇三の裏切りが事実であると判明してしまう。

この新しい人生でも破滅に向かうのを眺めることしかできない、これが他人を心を踏みにじり続けて生きてきた私の償いなのかもしれないと小百合は絶望する。

二ノ宮家を没落させようとする竹のことが許せない小百合。

竹の悪事を健一に話せば、竹は即座に排除できるかもしれない。

しかしこんな自分が神様の真似して他人を破滅させていいわけがない、竹を消せば二ノ宮家の没落を防げる確証もないと悩む小百合。

自分の罪を償うために家族を見捨てることが正しいことなのか。

小百合はこれから何をすべきか分からずにいた。

そして風邪をひいた小百合は下校途中に不注意で事故に遭ってしまうのであった。

気がつくと小百合はホームレスだった未来に戻ってきていた。

よくある映画のように過去に戻ってやり直したことの積み重ねで未来は変わっているはずと願いながら我が家に走る小百合。

しかし現実は過去に戻る前と何も変わっておらず、小百合を待ってくれる家族はおらず、小百合の居場所はどこにもなかった…

『JKからやり直すシルバープラン』第13巻 P62,63より

感想

今回で『JKからやり直すシルバープラン』は完結となりました。

あっという間な気がしますね。

 

二ノ宮家を没落させようとしているのが竹勇三だと知り、竹のことを許せないはずの小百合が竹を排除しないことに驚きました。

直接的な原因ではないかもしれませんが、彼のせいで小百合は家族すべてを失い、人生を狂わされたというのに。

私だったらすぐにでも復讐しちゃうと思います。

小百合もそういう気持ちがあったと思いますが、それでも自分のために他人を破滅させることはできないと思い止まっていて本当に大人な考え方だなと感心してしまいました。

これも未来で辛いホームレス時代を味わったことや、過去に戻り家族や友人たちから人に優しくすることの大事さを教えてもらったおかげなのかもしれませんね。

 

そして事故に遭った小百合は未来に戻ってきてしまいます。

まさかすぎる展開。

でも過去でのやり直しの積み重ねによって未来が変わっているんでしょ?と思って読んでいたら、何も変わっておらず惨めなホームレスのままでした。

これは残酷すぎますね。

そして街のモニターには総理大臣となった竹勇三の姿も。

ここから竹に復讐していく展開になるのかと思いきや、ホームレスの小百合では何も出来ずただ涙を流すだけという。

どんどん絶望的な展開にしていきますね。

しかし、そんな小百合を再起させるきっかけとなったのが竹の「他人のせいにしていては問題は解決できません」という言葉。

この言葉で小百合は昔の自分になくて今の自分にあるもの「やり直す力、シルバープランの心」があることに気づき、復活していきます。

過去のやり直しで未来を変えることはできませんでしたが、自分自身の心や考え方、行動力は変わっていることに気づけたんですね。

『JKからやり直すシルバープラン』第13巻 P84,85,86,87より

 

そこからホームレスを脱却し、人並みの生活を送れるようになった小百合。

柏村の弁当屋でバイトした経験が活きていましたね。

そして未来で尾上慎二柏村真紀と再会を果たします。

小百合にはやり直した時の思い出がいっぱいありますが、未来の彼らには何もなく小百合を見ても「どなたですか?」と言っていて小百合はかなりキツかったでしょうね。

あとちょっと気になったのは慎二の隣にいた奥さんって白石ハヤナじゃなかったのかな?

やり直しがなかったせいで慎二とハヤナもくっつかなかったってことなのかも…

慎二や真紀にこれまでのことを謝罪した小百合。

そして真紀から勇気をもらい、小百合はお手伝いの奈波さんに会いに行くことに。

最後までそばで支えてくれていた奈波を拒絶してしまったことを謝ることが小百合にとって一番やり直さなくてはいけないことだったようです。

 

奈波と再会し謝罪することができた小百合は再び過去へと戻ってきていました。

そして小百合は「人の優しさ」を信じ、竹の説得を試みます。

『JKからやり直すシルバープラン』第13巻 P182,183より

二ノ宮家を救い、さらには竹を破滅させることのない最高のルートに入りましたね。

その結果、竹も改心し小百合をそばで守り続けると誓っています。

なんだかプロポーズみたいでしたね。

これでもし小百合が竹とくっついたら、小百合は将来的に総理大臣の妻になっている可能性も…?

 

最後は一気に半年後へ進み小百合たちNDS部のメンバーは無事大学合格し卒業を迎えて物語は幕を閉じていました。

結局、途中で一度未来に戻ったのは事故に遭った小百合が見た夢だったのでしょうか?

意識だけが未来の世界に戻ったということなのかな?

それともこの過去の世界が40代の小百合が見ている夢なのか。

どちらの世界が現実だとしても、どちらもハッピーエンドになるようになっているのは綺麗な終わり方だなと思いました。

 

過去をやり直し未来を変えることはできないが自分の気持ちを変えることはできる、そして「人に感謝すること」「人を信じる」ことの大事さを知ることができる最高の作品でした。

私も『シルバープラン』を胸にこれからの人生を歩んでいこうと思います。

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