カッパ室長です。
今回は週刊ビッグコミックスピリッツで連載中の漫画 ビッグコミックス『ヨシダ檸檬ドロップス』第3巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
『結婚するって、本当ですか』『神のみぞ知るセカイ』の若木民喜先生の最新作です！
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第2巻の紹介記事はコチラ↓↓
『ヨシダ檸檬ドロップス』
著者：若木民喜
一浪して京大に入ったら、知ってる地味女子が京大で一番有名な人物になってた話
(0/12)#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/IJlrIqLemp— 若木民喜＠「ヨシダ檸檬ドロップス」「結婚ですか」アニメ4649 (@angelfrench) November 12, 2024
第3巻の見どころ（ネタバレ注意）
夏合宿
大学も前期が終了し、2か月間に渡る夏休みがスタートした。
山川可志夫はルレのメンツや山仕事同好会「杉作自営」の人達と一緒に京都大学の海兵セミナーハウスへ遊びにきた。
ちょうど20歳の誕生日を迎えたカシオはみんなから様々なサプライズで祝ってもらう。
そんな中、沢北陽子が所属するプロレス同好会フリーバードも同じセミナーハウスに合宿にやってきた。
同じ場所にいながら絶妙なタイミングですれ違う二人。
しかし夜に開催されたルレ夏合宿名物「アルコール百物語」で初めてお酒を飲み酔っぱらったカシオが「山川可志夫くん恐怖のバースデー肝試し」で外に出ると、ちょうど海から上がってきた水着姿の沢北と遭遇し…
『ヨシダ檸檬ドロップス』第3巻 P57,58より初デート
ある日、突然沢北からデートに誘われ困惑するカシオのために初デート検討委員会が開かれる。
「初デートはできたが2回目がなかった確率は90％に上がる」と言われ、カシオは「絶対失敗しそうな気がする。ボクは90％のほうだ…！！」と絶望してしまう。
そんなカシオに仲間は「付け焼刃を携える必要はない！お主の持つ真剣ただ1本でこと足りるのである」とマンドリンの話題で乗り切れとアドバイスをする。
しかしデート当日、沢北があまりにも可愛すぎて頭が真っ白になり、カシオはマンドリンのことなど頭から抜けてしまうのであった。
感想（ネタバレ注意）
第3巻は夏休みに入り、カシオ達が夏合宿を行う様子や、カシオと陽子の初デートの様子などが描かれました。
ルレのみんなや杉作の人達から誕生日を祝われるカシオくんですが、盛大すぎて笑えました。
バイクに乗って旗をかかげられたり、砂浜に埋められるのはまだ学生ノリだなぁと思いますが、バイト先でバースデーフェアまで開催されてるのは凄すぎです。
誕生日を祝ってくれる先輩方は優しいというより、カシオをオモチャにして楽しんでいる感じもしちゃいますね。
まぁカシオもみんなとのこの関係が好きなようだし問題はないのかな。
前回、鴨川デルタエクスプロージョンで陽子の試合を観て「うちもやりたいわ」と言っていた丸山等々は本当にプロレス同好会に入っていました。
行動力が凄いですね。しかもヒール役をやろうとしてるし。
彼女は元々東大に行っていたけど、東京という場所が自分に合わずに京都に戻ってきたらしいです。
彼女の自由な生き方が今後陽子やカシオにどう影響を与えてくれるのか楽しみです。
それにトトさんは陽子とカシオの両方から恋愛相談を受けているから、彼女のアドバイスでカシオたちの恋愛がどう進展するのかも楽しみなところ。
今回は夏休みということで見どころはなんと言っても女性陣の水着姿。
トトさんは恥ずかしがることなく水着姿になってくれていました。
『ヨシダ檸檬ドロップス』第3巻 P37,38より陽子のほうはみんなの前で水着姿になるのが恥ずかしいのか昼間は服を脱がず、夜になって一人で水着に着替えて海に入っていました。
そのせいでカシオに見られちゃったのですが…
カシオのほうはその時かなり酔っぱらっていたため陽子の水着姿を覚えていなかったようです。
これはかなりもったいないことしちゃいましたね。
でも酔っていたおかげでカシオは陽子に本音を打ち明けることに成功。
カシオも高校の頃からずっと陽子のことが好きだったこと、マンドリンで今の陽子に追いつこうと必死なことなど。
そのことを聞いて嬉しそうにぴょんぴょん跳ねる陽子が可愛かったです。
そして合宿が終わったら今度は初デートへ。
両想いだと分かったからか陽子がグイグイきますね。
それなのに二人ともデートで嫌われたらどうしようと悩んでいるのが初々しくて良い。
そんでデート当日の陽子がメチャクチャ可愛い！
初デートだから緊張してテンションが上がってちょっと空回り気味だったり、カシオのこと好きすぎてカシオのこと見過ぎてるとことか凄い良かったです。
『ヨシダ檸檬ドロップス』第3巻 P160,161,162よりカシオが陽子に見惚れてしまうのもしょうがないですね。
映画館では二人とも手を繋ぎたくて手を伸ばしたり引っ込めたりしてるのが見てて本当にもどかしかったです。
こんなザ・ラブコメっぽいことしてるのに観ている映画はトラック野郎がゾンビと戦うB級映画なのがまた面白い。
絶妙に映画のセリフが二人に向けたセリフみたいになってるのが良いですね。
そして無事に手を繋ぐことに成功する二人。
もう早く付き合えよって感じですが、カシオがまだ自分のことを納得できないみたいだし気長に待つしかないのかな。
また今回は京都大学周辺のラーメン屋についても描かれていました。
ラーメンチャートまで描かれててラーメンに対する熱意を感じられましたね。
この回を読んでたらラーメン食べたくなっちゃいました。
デートもして手も繋いだカシオと陽子。
両想いの二人に次はどんな恋のイベントが起きるのか。
次の巻が楽しみですね。
単行本第4巻は2025年9月末頃発売予定です。
若木民喜先生の別の作品紹介
『神のみぞ知るセカイ』
ゲーマーの間で「落とし神」と呼ばれるギャルゲー達人にして、現実女子からは「オタメガネ」と呼ばれる青年・桂木桂馬。
ある日、クラスメートの高原歩美に押しつけられた校舎屋上の掃除中、携帯ゲームのメールチェックをしていた桂馬の元に「攻略してほしい女がいる」との挑発メールが届く。
落とし神のプライドから即座に返信すると、上空から謎の女の子・エルシィが爆風と共に舞い降りてきて…！？
『結婚するって、本当ですか』
「結婚しませんか？ 私たちの一人の生活を守るために」
首都圏の旅行代理店でツアーの企画を担当する会社員のタクヤとリカ。
共に人付き合いが苦手で目立たないが、人知れず充実した一人生活を送っている。
タクヤは保護した猫と、リカは地図さえ眺めていれば幸福な日々……
ところが日本からはるか離れた海外の支店開設により
＜独身者が優先で海外派遣！！！＞
国内でさえ人付き合いが苦手なのに海外に何年も行きっぱなし…？
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