どうも。
ラブコメ大好き、カッパ室長です。
今回は週刊ビッグコミックスピリッツで連載中の漫画 ビッグコミックス『ヨシダ檸檬ドロップス』第2巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
『結婚するって、本当ですか』『神のみぞ知るセカイ』の若木民喜先生の最新作です!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第1巻の紹介記事はコチラ↓↓

『ヨシダ檸檬ドロップス』
著者:若木民喜
一浪して京大に入ったら、知ってる地味女子が京大で一番有名な人物になってた話
(0/12)#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/IJlrIqLemp— 若木民喜@「ヨシダ檸檬ドロップス」「結婚ですか」アニメ4649 (@angelfrench) November 12, 2024
第2巻の見どころ(ネタバレ注意)
告白の返事
沢北陽子に「カシオくんはマンドリンを弾かなきゃダメだよ!!」と言われ、公園で久しぶりにマンドリンを弾いた山川可志夫。
後日、喫茶店のマスターに呼び止められたカシオは今まで人前で弾いたこともなく演奏を褒められたこともないことをマスターに伝えると、マスターはカシオに「ここで演奏してみねぇか?」と喫茶店でのライブを提案するのであった。
このことを沢北に相談しようとしたカシオだったが、プロレスで忙しそうな沢北を見ているうちに自分がいかに空っぽな存在か思い知らされてしまう。
そして相談することをやめ、ずっと考えていたあの日の告白の返事を沢北にすることに…
初めてのライブ
沢北に追いつき、沢北に相応しい男になることを決意するカシオ。
そこで自分が最短距離で追いつくことができるのがマンドリンだと考えたカシオは喫茶店のマスターにライブに挑戦したいと伝えた。
一方、沢北は「カシオくんは今のままでいい!!」と思っていて、自分がカシオを追い詰めているのでは?と不安になりプロレスの練習に身が入らなくなっていた。
そしてテスト期間の帰り道、カシオは喫茶店のマスターから「今夜どうだい。」と急にライブをやることになり…

感想
第2巻ではカシオがマンドリンのライブをしたり、前回の陽子からの告白にしっかりと返事をする様子などが描かれました。
前回陽子に言われて久しぶりにマンドリンを弾いたカシオ。
偶然その場にいてカシオの演奏を聴いていた喫茶店のマスターからライブをしないかと誘われ、個性ゼロだと思われていたカシオの人生が変わり始めていきます。
実はカシオにはマンドリンの才能があったようですね。
高校時代、流行り病のせいや部員が2名しかいなかったせいで人前で演奏をすることがなかったからそのことに気づけなかったようです。
でも一緒に活動していた陽子はカシオの才能に気づいていたから、「弾かなきゃダメだよ!」と言ったんですね。
ライブをしないかと誘われたことを陽子に伝え、凄いと思われたかったカシオ。
しかし、陽子は大勢の人を引き連れ路上プロレスをしていて、自分が凄いと思った以上の凄いことをしていることに気づいてしまいます。
そして自分は陽子と比べて空っぽの人間だと思ってしまい、今のままでは陽子と釣り合わない、陽子に相応しい男ではないと陽子の告白に「ごめんなさい。沢北とは付き合えない。」とお断りの返事をしてしまいました。

でもカシオは「沢北と同じ場所に行きたい。」「ボクもこの場所で変わりたい。もし、そうなれたら…」と言っているので、沢北のことを嫌いになったわけではなく、むしろ好きなんですよね。
これからは陽子に相応しい男になるためにカシオは頑張っていくことになりそうです。
しかし陽子はそんなことは望んではおらず、今のままのカシオと付き合いたいと思っているようです。
カシオは陽子に最短距離で追いつくためにマンドリンを選択しました。
そして初めてのライブへ。
初ライブは5曲演奏し、観客は3人。
それでもカシオにとっては凄いことで、自分を少し変えることができたと思える出来事でした。
これで少し陽子に近づくことができたと思ったカシオでしたが、数日後のプロレス同好会の「鴨川デルタ封鎖マッチ」を観てカシオは自分が追いつこうとしている女性はとてつもなく大きな存在だと改めて思い知らされてしまいます。
カシオのライブは観客3人だったのに対し、陽子(ザ・サンシャインキッド)の試合は鴨川を埋め尽くすほどの観客の数ですからね。
陽子がここまで変われたのは「カシオの前で緊張せずに話せるくらい強い人になりたい」という思いがあったからでした。
デートがしたい、付き合いたい、ずっと一緒に話がしたい、カシオくんのマンドリンが素敵だと伝えたいという思い。

そうして強くなった陽子でしたが、そのせいでカシオからフラれてしまうとは思ってもいなかったでしょうね。
カシオと一緒にいたいと思って頑張ったのにより距離が生まれてしまった陽子。
陽子は今のままでいいと言っているが、追いつくために自分を変えようとするカシオ。
二人とも相手のために努力をしていますが、そのせいでよりお互いが遠い存在になっているような感じがしていて、はたして大丈夫なのでしょうか?
あと今回新キャラの丸山等々という女性が登場しました。
彼女はカシオと同じ1回生ですが、年齢は22でカシオより3つも年上のお姉さん。
身長も176㎝と大きいですが緩い雰囲気で見ていて癒されるキャラです。
この子もカシオを好きになって陽子の恋のライバルになるのか、それともお姉さんポジションでアドバイスをくれるのか。
ザ・サンシャインキッドとブラックナイトの試合を観て「面白そーやな、これ… うちもやりたいわ。」と言っていたから、もしかしたらプロレス同好会に入るのかもしれませんね。
第3巻からは夏休みに突入。
合宿で海に行くそうなので陽子の水着姿が楽しみです!
単行本第3巻は2025年5月末頃発売予定です。
若木民喜先生の別の作品紹介
『神のみぞ知るセカイ』
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『結婚するって、本当ですか』
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