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【暴力万歳 第1巻 あらすじと感想】少年は暴力至上主義JKと出会い、“暴力”の世界に足を踏み入れる!!

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こんにちは、こんばんは。

カッパ室長です。

 

今回はヤングマガジンにて連載中の漫画 ヤンマガKC暴力万歳』の第1巻を紹介させていただきます。

 

『賭ケグルイ』河本ほむら先生×『サツドウ』なだいにし先生の最強タッグが贈る暴力奇譚です!

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

暴力万歳

原作:河本ほむら
漫画:なだいにし

 

どんな内容?(ネタバレ注意)

“暴力”の世界へ

入学以来テストで全教科学年1位をとる男子高校生・秋田あきた正道まさみちのモットーは「賢く生きること」だった。

秋田は皆が馬鹿なことに感謝し、そのおかげで自分は東大に行けるし、いい企業に勤め勝ち組の人生を送れると考えていた。

そんな秋田はある日、俺の女に色目を使っただろと言いがかりをつけられ幾島いくしまという不良男子に絡まれてしまう。

馬鹿には付き合っていられないと、秋田は幾島に言われた通り土下座をしてその場はやり過ごそうとする。

しかしそこへ謎の女子高生・六道りくどうせつなが現れ、幾島に喧嘩を売り始める。

『暴力万歳』第1巻 P20,21,22より

そして見事幾島を倒してしまうのであった。

その姿があまりにも美しいと感じでしまった秋田は六道に「僕に喧嘩の仕方を教えてくれませんか?」とお願いするが、彼女は突如秋田に牙を剥き「今私は貴方をどうにだってできる。それだけが明らかなこと。暴力こそこの世で唯一のルールなのだから。」と言い放つ。

最後に秋田は六道に不意打ちをしようとするが、結局一発も六道に当てることができず返り討ちにあい意識を失くしてしまうのであった。

翌日、秋田は彼女ともう二度と会うことはないだろうからと昨日のことは悪夢だったと思い、いつも通りの日常に戻ろうとした。

しかし、六道せつなは秋田のクラスに転入生としてやってきてしまう。

さらには六道は秋田のことを「おともだち」と言い始め…

こうして秋田は“暴力”の世界に足を踏み入れていくのであった!

感想(ネタバレ注意)

この作品はケンカとは無縁だった主人公が暴力至上主義の美少女JKと出会い、“暴力”の世界を知っていくというお話です。

この令和の時代に『暴力万歳』とはまた挑戦的なタイトルをつけたなと思いましたね。

 

第1話で「これは六道せつなという“暴力”の物語だ」と言ってたから、秋田正道は戦わず六道せつなが強者と戦い、その様子を秋田目線で描く感じなのかなと思っていたのですが、そうではないようです。

六道とともに暴力の世界に踏み込み、秋田も戦いながら成長していくようです。

秋田は六道を殴るという目標もできていたし、最終的には秋田vs.六道となるのかもしれませんね。

『暴力万歳』第1巻 P184,185より

 

まずはこの物語の中心人物である六道せつなについて。

六道は見た目がとても美しく、暴力とは正反対の人物に見えるほど。

スタイルも抜群で、ボンキュッボンで最高なんですよね。

普通にしていればただのお嬢様みたいなのに…

しかしそんな六道は暴力が大好きで、相手が自分よりも大きく屈強な男にも物怖じせずに戦いを挑んでいきます。

もちろん「暴力は男女平等です」と言って女にも容赦はありません。

なぜ彼女はこんなにも暴力が大好きになってしまったのでしょう?

元々こういうことが好きだったのか。

それとも何かきっかけになるような出来事があったのか。

「法が守ってくれると思いましたか?それとも道徳が?正義?愛?そんなの全部フィクションです」と言ってたのがもしかしたらヒントになっていたりするのでしょうか?

六道は過去に法や正義、愛を信じていたけどそれらに裏切られ、己自身の力つまり暴力でしか解決できない何かを体験したのかもしれませんね。

 

そんな六道に巻き込まれ暴力の世界に足を踏み入れることになった秋田正道。

平穏無事にエリートコースを歩もうとする秋田は暴力など馬鹿のすることと考えていましたが、六道に出会いムカつく奴を殴ることが気持ち良いことを知ってしまいます。

秋田がこれからどんな成長を遂げるのか。

六道曰く、六道と秋田は「似た者同士」なんだそうです。

六道は秋田をヤるべきときにヤれる人間だと思っているようです。

実際悪事を働く半グレにキレて殴りかかっていましたし、いざという時はヤる男みたいですね。

六道の指導でどれだけ化けるのか楽しみです。

 

六道が最初に戦った相手は秋田に絡んでいた不良学生の幾島。

彼は不良でありながら空手で全国2位になるほどの実力を持っていました。

そんな幾島を圧倒してしまった六道が凄すぎる。

やはり競技として殴り合ってきた者と殺す気で殴り合ってきた者は経験値などで差が出てきてしまうものなんでしょうね。

この戦いを見ただけで六道がヤバい奴だということがハッキリ分かってしまいました。

次に六道たちが戦ったのが半グレ集団。

コイツらはたぶん幾島よりも弱かったです。

3対1でも余裕の勝利でしたからね。

面白かったのはその後半グレ集団が六道に復讐するために六道を誘拐しようと車に連れ込んだら、次のページで速攻やられて窓ガラス突き抜けて吹っ飛んでたこと。

『暴力万歳』第1巻 P117,118より

ボコボコにされた相手とわざわざ密室状態になるとかバカすぎる。

こうなることぐらい容易に想像できるのに…

マジでこの半グレ集団喧嘩売る相手間違えましたね。

そしてラストはこの半グレ集団のボスであるシュウジという男とのバトル。

コイツは「筋肉は全てを解決する」をモットーとしている、パワータイプの人間でした。

圧倒的な筋力で六道は押し負けてしまいますが、そこからの逆転が本当にカッコよかったです。

柔術のクローズドガードや草刈りで一気にマウントポジションを奪い、脱出不可能の打撃牢獄。

体格差で厳しい戦いになると思ったのに、ここまで圧倒的だとちょっと怖いですね。

こんなヤバイやつも倒せるなんて、一体どんなやつなら六道を倒せるんでしょう?

 

次の巻では六道と秋田はどんな相手と戦うことになるのか。

六道を満足させる相手、さらには六道に倒せる人間は出てくるのか。

続きが待ち遠しいですね。

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