カッパ室長です。
今回は花とゆめCOMICSの『神さま学校の落ちこぼれ』第11巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
『神さま学校の落ちこぼれ』第10巻の紹介記事はこちら↓↓
『神さま学校の落ちこぼれ』
漫画:赤瓦もどむ
原作:日向夏
「薬屋のひとりごと」日向夏&「兄友」赤瓦もどむ
強力タッグが贈る2022年花とゆめイチオシタイトル「神さま学校の落ちこぼれ」第1巻、大好評発売中! 第一話を大公開!! 1/12#日向夏 #赤瓦もどむ #花とゆめ #神さま学校の落ちこぼれ pic.twitter.com/eHOp2EkuSY— 花とゆめ編集部@10・11合併号&ザ花ダークヒーローズ発売中♪ (@HanaYume) January 21, 2022
第11巻の見どころ(ネタバレ注意)
ナギの精神感応能力
江道大社の一件が落ち着き、職業体験から學園に帰ってきた陽美谷ナギ。
いつも通りの授業に戻ったと思いきや、旧暦十月となり月読命(ツクヨミ)が『神在月の集会』に出席するため授業ができなくなると言われる。
そこで、木花咲耶姫が「ナギは精神感応能力を持っているかもしれない」と話していたことを聞いたホシノがナギに精神感応能力のエキスパートである安心院先生の授業を受けさせてもらえるようにしてくれた。
安心院先生のもとで美馬みるるとともに精神感応能力の練習を始めるナギ。
しかしいくらやっても上手くいかず、ナギはやっぱり精神感応能力じゃなかったのかな?と思い始める。
すると安心院先生は「ナギちゃんはお兄さんと精神感応能力で繋がっていたとき自分で話しかけたことはある?」と尋ね、ナギは自分から話しかけたことがないことに気づく。
その話を聞き、安心院先生は別の方法を提案し…
感想
今回は『神在月の集会』に関するお話や、ナギが精神感応能力の練習をするお話などが描かれました。
江道大社のお話では學園に戻る前、咲耶姫と夜刀神が二人で散歩するシーンがとても良かったです。
咲耶姫の髪の毛が枝に絡まってしまうのを夜刀神がほどきながら、「ボクはこう見えて根気強くて器用やから何年かかっても綺麗に解くことができるよ」と江道家によってがんじがらめになっている咲耶姫を助けてあげる宣言をしているのがカッコ良すぎです。
『神さま学校の落ちこぼれ』第11巻 P25,26より何年かかってもとかずっと側で支えてあげるって言ってるようなもんですよね。
やっぱり夜刀神は咲耶姫のこと好きなんですね。
二人は仲の良い友人みたいに見えていたから違うのかなとも思いましたが、これはもう確定でしょう。
咲耶姫も嬉しそうだったし、早く二人が幸せになるところが見たいです。
次に神在月の集会に行くのが嫌なツクヨミのお話。
神さまのお話だから神無月、神在月のネタは出てくるだろうと思っていました。
神と違い「神さま」は地域ごとに集まる催しをするというのは面白い設定ですね。
またTVなどにひっぱりだこにされてボロボロになるツクヨミの可哀想な姿が見れそうです。
ツクヨミが不在の間、ナギは別の先生から授業を受けることになるのですが、ツクヨミがそれをあからさまに嫌がってて、ナギのことが好きすぎてて可愛かったです。
自分がナギの特別になりたいんでしょうね。
ツクヨミが自分ではナギの神通力を特定できなかったけど、安心院先生は一発で特定しちゃったのを見てムスッとした顔を見せているのも良かったです。
ツクヨミはまだ自分の気持ちに気づいていないようですが、相当ナギのことを好きになっちゃってますね。
安心院先生との授業もストーカーみたいに覗き見してたし。
安心院先生もしっかり『ラヴの波動』を感じ取ってたのが面白かったです。
ナギは安心院先生との授業で自分の神通力が精神感応能力であることを知ります。
ナギの「他のヒミコの神通力を強化する能力」は体質なだけで神通力は別だったんですね。
でも今のナギの精神感応能力は受信しかできないためお子様ケータイ未満の性能らしいです。
これはそういう風に設定されているからだと安心院先生は言っていましたが、それはナギ自身が無意識にそうしたのか、はたまたたけるや別の誰かがそう設定したのか。
今回登場した安心院先生はほんわかした優しい先生で見ていて和みましたね。
飯波ガラン先生のこともあったから安心院先生が登場した時はこの人も敵じゃないのかと怪しんでいましたが、 『ラヴの波動』とか言って髪の毛がハート型のアンテナになるのを見るとちょっと安心できます。
『神さま学校の落ちこぼれ』第11巻 P103よりこの人は今後もこの作品の恋愛パートで活躍してほしいです。
そして個人的に怪しいなと思っているのは広崎ざくろです。
スサノオというワードを出していたし、ツクヨミと過去に何かあったようなことも言っていて謎が多いです。
ナギに「何か私に隠していることはないかい?」とか言ってるし、ナギのことを何か探っている感じもします。
また今回ナギを神在月の集会のバイトにも誘っていました。
これ絶対危ないこと起きますよね?
スサノオ会でもこの神在月の集会でツクヨミを狙って何か仕掛けようとしていたし。
はたしてどうなるのか、楽しみですね。
先ほど言ったようにスサノオ会も何やら怪しい動きを見せています。
今回の定例会でオモイカネと呼ばれる男がツクヨミを洗脳してこちら側に引き入れようと提案していました。
たけるはこれを阻止しようと行動していくようですね。
ツクヨミは本来スサノオの地位にいる存在でしたが、ナギたちの祖母が先にツクヨミを保護したことでその未来が変わり、そのせいでスサノオ会に目をつけられた祖母が死亡し代わりにたけるがスサノオになったそうです。
たけるは祖母が見せてくれた『これから起こるかもしれない未来』を回避し、ナギを守るためにスサノオ会に残っています。
敵陣の中で奮闘しているたけるはカッコイイですが、ちょっと可哀想な気もしますね。
早くナギと再会させてほしいです。
オモイカネには『先見』という予知能力があり、今回もそれを使ってツクヨミを狙うようです。
かなり厄介な相手ですが、たけるはどうやってオモイカネの思惑を阻止するのか。
この先、神在月の集会や合同学園祭などイベント盛り沢山のようだし、どんなお話が描かれるのか楽しみですね。
第12巻は2025年秋頃発売予定です。


