カッパ室長です。
今回は週刊少年マガジンにて連載中の漫画 少年マガジンKC『真夜中ハートチューン』第8巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第7巻の紹介記事はコチラ↓↓

YouTube“マガジンチャンネル”より
『真夜中ハートチューン』
著者:五十嵐正邦
「転校先で美少女4人の放送部に入ることになった話」③ pic.twitter.com/fcjJs0EzLR
— 五十嵐正邦 マヨチュー1巻12/15発売 (@igagarashi) December 15, 2023
第8巻の見どころ(ネタバレ注意)
朗読劇で山吹の恋人役になるのは…
文化祭の準備期間となり、放送部は外部から来るお客さんに喋っている姿を見てもらいたいという理由で朗読劇をすることに決まった。
山吹有栖は放送部が出し物投票1位を取るためにやる気をたぎらせる。
さらに山吹はクラスの出し物準備でもいつもの調子で指揮をとり、その姿を見て山吹に恋心を寄せる女子も出てきた。
そして雨月しのぶと霧乃イコは偶然山吹がクラスの女子から告白されているところを目撃してしまうのだった。
朗読劇の台本はシェイクスピアの『お気に召すまま』になり、配役を決めることに。
ヒロインのロザリンド役はラストに山吹演じるオーランドー役とのキスシーンがあると知り驚く4人だったが、山吹の女子人気を知り、うかうかしていられないとの意識からか、みんながヒロイン役に立候補し思わぬ争奪戦に発展する。
そして山吹は井ノ華六花から「君が決めてよ。誰と恋人になりたいか。」と言われ…

寧々の父親と…
日芽川寧々は声優になることを反対する父親に「部活を辞めて養成所一本にするなら認める」と言われ、放送部を辞めたことにしていることを山吹たちに明かす。
父親も文化祭を見に来るため、寧々が本気だということを朗読劇で証明することになった。
そして文化祭当日。
寧々は父親を探しに校内を回っていると、山吹が父親と仲良く話をしているところを目撃する。
さらに山吹が「お話を聞いた限り それは寧々さんが悪いですね。」と父親の肩を持つようなこと言っていて…
感想
第8巻から文化祭編がスタートしました。
ここからヒロイン同士が自分の気持ちを表に出し、山吹争奪戦が活発になっていきます。
前回の終わりにイコが六花にVtuber皇イコンの「オリジナル楽曲」制作を依頼したら「嫌」と断られていましたが、それは冗談だったらしく六花は楽曲作りを承諾してくれました。
歌詞はイコが書くようですが、はたしてどんな歌になるのでしょうね?
六花が曲作りの参考にするためイコを観察していると、イコは教卓の真ん前早弁する欲望に忠実な姿やみんなから愛される小動物的な可愛さを見せていました。
これらを踏まえるとポップな可愛い曲になりそうですね。
楽しみです!!
文化祭では朗読劇をやることになった放送部。
山吹はヒロイン役にしのぶを指名しました。
それは彼女が「一番自信がなさそう」だったからで、様々なことを経験させて自信をつけさせようという意図がありました。
ヒロイン役に選ばれたしのぶですが、お手本や正解のないアドリブでこなすものが苦手な彼女は演技にも苦戦してしまいます。
そんな時、山吹が「山吹が演じるロザリンド役を完コピする」という秘策を提案し、それが見事にハマりしのぶの演技は一気に上達しました。
お手本があればあっという間に完璧に出来る、これはこれで凄い才能ですね。
しかし、山吹も言っていましたが、何故しのぶはこの性格でアナウンサーを目指しているのでしょうね?
アナウンサーこそアドリブとか要求される職業なのに。
それにアナウンサー志望なのにTV観ない発言はちょっと変ですよね。
早くしのぶがアナウンサーを目指している理由が知りたいです。
文化祭の準備で活躍する山吹は、ついに放送部以外の女子からも恋心を寄せられるようになっていきます。
勉強も運動もできて、リーダーシップもあり、家はお金持ちなどなど、メチャクチャ好物件ですもんね。
そしてクラスの女子から告白されているのを見て、ヒロイン達も焦りを感じ行動し始めました。
今のところ一番山吹のことを好きだとみんなにアピールしているのはイコですね。
ヒロイン役を取られたくないと言ったり、山吹を意識して衣装や髪型を変えたりもしているし。
イコと六花のクラスの出し物はコスプレ喫茶で、二人の猫耳メイド姿はメチャクチャ可愛かったです。

六花も恥ずかしがりながらもしっかり山吹に自分が可愛いと思ってもらえるようにアピールしているのが良かったです。
それに負けないようにイコは山吹とツーショットを撮ってアピールしていましたね。
この写真を見てしのぶも本気を出していきます。
しのぶは寧々に「私は(山吹くんのことが)好きだけど」と堂々と宣言しました。
この時のしのぶの目がキラキラしててメチャクチャ綺麗でした。

この発言を受けてツンデレの寧々は今後どうしていくのか気になりますね。
みんな山吹を取られたくないという思いの中始まってしまった朗読劇。
ヒロイン達が妙に熱のこもった演技をしていて、一人戸惑う山吹。
はたしてこの朗読劇は上手くいくのか、そしてこの文化祭で彼女達との関係に変化は起こるのか!?
第8巻のラストには未来のシーンが描かれ、そこで山吹はこの文化祭で誰かとキスをしたことを明かしています。
その相手が山吹の未来の奥さんとは限らないようですが、一体誰とキスをしたのでしょうね?
そして最後に山吹を迎えに来た相手は誰なのか?
「久しぶりだな」と言っていたから奥さんではないのかな? そうなるとアポロ?
早く真相が知りたいですね。
単行本第9巻は2025年6月17日発売予定です。
五十嵐正邦先生の作品紹介
『まったく最近の探偵ときたら』
世間を騒がす難事件を即解決!その名は名探偵・名雲桂一郎!!
だったのは10年以上も昔の話……。
名雲はいまや、ただの渋いおっさんになってしまった……。
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『川柳少女』
言いたいことは五七五の川柳で伝える女の子・雪白七々子と、見た目は怖いけど心優しい文芸部の毒島エイジ。
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