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【ハコヅメ~交番女子の逆襲~】制服系ぼやき女子コメディが面白い【あらすじと感想】

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こんにちは。

カッパ室長です。

 

今回は元女性警察官が描く、日本一”現場”な警察コメディ漫画を紹介します

 

ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(泰三子

どんな内容?(ネタバレ注意)

新米女性警察官の川合は辞表を握りしめていました。

安定収入があればなんでもいいと公務員試験を片っ端から受けて、なれたのがたまたま警察官だったのです。

ただでさえ激務だというのに取り締まりをすれば相手から悪態をつかれ嫌われ者になっていく…

安定しているのは収入だけで体調も精神も不安定になる一方でした。

そんな毎日に疲れ果て、辞表を出して第二の人生を歩もうとしていた川合の前に刑事課から異動してきた藤部長が指導員として現れます。

彼女は美人で超やり手の「刑事課のエース」でしたが、後輩へのパワハラがひどくて交番にとばされたらしいのです。

そんな藤にビビりながら一緒にパトロールに向かう川合。

そして藤はいきなり連続空き巣事件の犯人を捕まえてしまうのです。

驚いている川合でしたが、さらに藤は犯人に川合の取り調べの練習相手になってくれと言い出します。

川合は刑事課の元エースはやっぱり凄いと感動し、犯人からタメになる話をたくさん聞かせてもらうことに。

刑事課の後輩が来ればさっそく悪態をつき始めますが、粛々と仕事をこなす藤の姿を見て、川合は「もう少し警察官でいてもいいかな」と辞表をポケットにしまい、藤とパトロールに向かうのでした。

ここが魅力的!

この漫画は刑事ものというよりは交番勤務の警察官の何気ない日常を描いた作品です。

なので凄い事件が起きるわけでもなく、日夜犯罪を取り締まるために勤しむ姿がコメディテイストで描かれています。

大爆笑という感じではなく、シュールな笑いがたくさん詰まっています。

作者が10年間も警察に勤めていたという経歴があり、作者が感じていた警察官への不平不満がキャラクターたちの言葉になって表れています。

「警察官だって人間だもの」と真面目で実直な警察官のイメージを壊すほどのぶっちゃけトークは本当に面白いです。

警察官あるあるネタも満載で、警察官の合コン事情など色々苦労しているんだなと思いましたね。

寝ていない体で警察犬のあとをひたすら追って走ったり、処女の川合が経験豊富な家で少女の取り調べでエッチ用語がわからなかったり。

笑ってはいけないことかもしれませんが思わず笑ってしまいます。

ギャグ満載でとても笑えますが、ときにはグッとくる話もあるのが良いんです。

この漫画を読むと警察官のイメージも変わり、街で見る警察官に頑張れとエールを送りたくなりますよ。

 

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おわり