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【ヨシダ檸檬ドロップス 第1巻 あらすじと感想】京大生恐怖症の京大生と京大イチ有名な女の子の恋物語

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カッパ室長です。

 

今回は週刊ビッグコミックスピリッツで連載中の漫画 ビッグコミックスヨシダ檸檬ドロップス』の第1巻を紹介させていただきます。

 

『結婚するって、本当ですか』『神のみぞ知るセカイ』の若木民喜先生の最新作です!

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

ヨシダ檸檬ドロップス

著者:若木民喜


どんな内容?(ネタバレ注意)

京大生恐怖症の京大生vs.京大イチ有名な女の子

天才・奇才が全国から集まる異能の巣窟…京都大学

一浪の末に京大生となった山川やまかわ可志夫かしおだが、京都大学に入って2週間で恐怖と憂鬱の日々を送っていた。

その理由は新入生歓迎会での出来事から。

新入生歓迎会でみんなそれぞれやりたいことをするために京都大学に来たと言うが、可志夫は京大生になりたくて京都大学に来たためココで何かをしたいという目的を言うことができなかったのだ。

さらに唯一の個性だった「人より勉強ができる」もココにいる人たちはみんな自分より頭の良い人ばかりで、可志夫は個性すらも失ってしまった。

こうして可志夫はめでたく特徴もないゼロ人間になってしまい、個性豊かすぎる京大生たちを前に京大生恐怖症となってしまったのだった。

可志夫は京大西部生協内のブックセンターでバイトをしており、同じバイトの先輩に相談しても「皆好きにすればいいんだよ。ここでは何してもいいんだ。」とアドバイスをされてしまい、可志夫は「ゼロ人間の僕には自由をうまく使える気がしない。」と悩みが解消されることは無かった。

 

ある日、サークルの新歓で女の子がプロレスをやっているのを見かける。

彼女は京大唯一の女子レスラー「ザ・サンシャインキッド」こと沢北さわきた陽子ようこ

可志夫は彼女が高校3年間を共にマンドリン部で過ごした同級生・沢北陽子であることに気づく。

可志夫と同じ地味学生だった陽子は、現役で京大に入学したのち女子プロレスラーとして名を馳せ、今や最も有名な京大生になっていたのだ。

そんな陽子は可志夫が京大に来るのをずっと待っていて、大勢が見守る中いきなり可志夫に愛の告白をするのであった。

『ヨシダ檸檬ドロップス』第1巻 P46,47より

しかし京大生恐怖症になっている可志夫は「ムリです。すみません!!」と言って逃げ出してしまう。

こうして京大生恐怖症の京大生と京大イチ有名な女の子の恋の物語が幕を開けるのであった。

感想

この作品は京大生恐怖症の主人公と京大イチ有名な女子プロレスラーのヒロインがおくる学園ラブコメです。

京都大学が舞台となっており、作者の若木民喜先生は京大出身のため、京大生あるあるなど京都大学のディープなところまで描かれているようです。

この漫画を読んだ京大生は毎日聖地巡礼ができて楽しそうですね。

鴨川を挟んで京都大学と同志社大学で縄張り争いをしているお話が描かれ、本当にそんなことあるのかな?と思って調べてみたら本当のようだし、今後もこういうネタが色々知れそうで楽しみです。

 

主人公の可志夫は京都大学に入学したことで唯一の個性「人より勉強ができる」を失い、個性ゼロ人間になってしまいました。

これはよくあるお話ですよね。

可志夫のように大学に入学することが目的で、その先のことまで考えて受験していないという人は多いのではないでしょうか?

そして勉強だけが取り柄という人が大学に入学したらみんな同じレベルで取り柄がなくなってしまうというのもあるあるかと思います。

私も「大学に入ってコレを学びたい」など考えずに受験していたので、可志夫の気持ちはとてもよく分かります。

この物語は可志夫と陽子の恋愛だけでなく、可志夫がこれから様々な人と関わりながら「自分がやりたいこと」「自分がなりたいもの」を見つけていくお話になりそうですね。

 

ヒロインの沢北陽子は高校時代は地味な女の子でしたが、大学では京大イチ有名な女の子になっていました。

彼女がプロレスを始めたきっかけは「強くなって可志夫に話しかけたかったから」だそうです。

陽子も自分を変えるために一年間頑張ってきたようですね。

それにしてもマンドリン部からいきなりプロレス同好会とは思い切ったなと思います。

彼女がなぜプロレスを選んだのかも気になりますね。

そのあたりのお話も今後描かれるといいな。

しかし陽子が頑張ったことで、可志夫には陽子が遠い存在になってしまったようです。

可志夫も高校時代から陽子のことが気になっていたようで、実は両想いだったのにお互い話しかけずに高校を卒業していたんですね。

陽子は最初からグイグイ可志夫にアタックを仕掛けてきていてとても可愛いです。

でも京大生恐怖症で目立ちたくない可志夫は京大イチ有名な陽子と付き合うことはできないと逃げてしまいます。

こんな可愛い子に告白されているのに断ってしまうなんて本当にもったいない。

しかも高校時代から気になっていた子だというのに…

可志夫は陽子の隣に立つのに相応しい男になるためにも自分に自信が持てるようにならないといけないですね。

 

何も個性がないと言っていた可志夫ですが、マンドリンの実力はかなりあるようです。

陽子も可志夫が最近弾いてないと言ったら「弾かなきゃダメだよ!!」と言うくらいだし、本人が思っている以上に才能があるのかもしれないですね。

『ヨシダ檸檬ドロップス』第1巻 P182,183より
陽子が可志夫を好きになったきっかけもマンドリンを弾く姿だったのかも…

可志夫が「自分」を見つけていくのにマンドリンが活躍しそうな予感がしますね。

 

これから可志夫と陽子はどんな大学生活を送っていくのか。

そして二人の恋の行方は!?

続きが楽しみです。

若木民喜先生の別の作品紹介

『神のみぞ知るセカイ』

 

ゲーマーの間で「落とし神」と呼ばれるギャルゲー達人にして、現実女子からは「オタメガネ」と呼ばれる青年・桂木桂馬。

ある日、クラスメートの高原歩美に押しつけられた校舎屋上の掃除中、携帯ゲームのメールチェックをしていた桂馬の元に「攻略してほしい女がいる」との挑発メールが届く。

落とし神のプライドから即座に返信すると、上空から謎の女の子・エルシィが爆風と共に舞い降りてきて…!?

『結婚するって、本当ですか』

「結婚しませんか? 私たちの一人の生活を守るために」

首都圏の旅行代理店でツアーの企画を担当する会社員のタクヤとリカ。
共に人付き合いが苦手で目立たないが、人知れず充実した一人生活を送っている。

タクヤは保護した猫と、リカは地図さえ眺めていれば幸福な日々……

ところが日本からはるか離れた海外の支店開設により
<独身者が優先で海外派遣!!!>

国内でさえ人付き合いが苦手なのに海外に何年も行きっぱなし…?
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ほとんどしゃべったこともない二人が、たったの365日後に結婚することに!?

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