こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回は月刊少年マガジンコミックス『奪う者 奪われる者』第3巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『奪う者 奪われる者』第2巻の紹介記事はこちら↓↓

『奪う者 奪われる者』
原作:mino
漫画・キャラクター原案:オキウミ レイ
(2/19) pic.twitter.com/RQPyUlENX9
— 玲。/ オキウミレイ (@rayrei1414) July 8, 2024
第3巻の見どころ(ネタバレ注意)
冒険者ギルドで腕試し
旅の途中で自称天才魔術師のレナ・フォーマを仲間に加えたユウたちは目的地である都市カマーに到着する。
冒険者になるため、冒険者ギルドでギルドカードを作成しようと受付嬢に話しかけると、受付嬢はユウのステータスを見て慌ててギルド長のもとへ行き、ユウのことを報告するのであった。
ユウが必要書類に記入を終えると別室へ案内され、ギルドカードやランクの説明を受ける。
最後に転職を行うことになり、ユウは表示された多くの適正ジョブの中から「魔法戦士」を1stジョブに選んだ。
無事冒険者登録を終えたユウ。
しかしそんなユウの前にギルド長から期待のルーキーが現れたと聞いたBランクながらに最強に名を連ねる男『剛腕』ジョゼフ・ヨルムが「ちっと肩慣らしに付き合ってくれよ」とユウを試しにやってくるのであった。
迷宮の異変
初級向けダンジョン『ゴルゴの迷宮』に挑むユウたち。
順調に進んでいくと、オークの集団に襲われているギルド所属の調査員を助け、彼からこの迷宮に異変が起きていることを聞かされる。
彼は本来オークもこの迷宮にはいないはずの魔物だと言い、さらにこの迷宮に竜種が目撃されたという情報も教えてくれた。
もし竜種に遭遇しても最悪逃げることはできるだろうとユウたちは調査員と別れ、迷宮の奥へと進んでいく。
そしてボスフロアに転移するための水晶がある水晶の間に到着した。
そこには多くの冒険者がたむろしていて、話を聞くと水晶が反応せずボスフロアに行けないらしい。
しかしユウが水晶に触れると水晶は光り出し、ユウたちをボスフロアへ転移させてしまう。
そこにいたのは本来この迷宮のボスであるサイクロプスの死体、そして調査員が話していた竜種・晶翼竜だった。

感想
第3巻は冒険者となったユウが格上冒険者のジョゼフと模擬戦をしたり、異変が起きた迷宮で竜種と戦うお話が描かれました。
そしてまさかのここでこの物語は完結となってしまいます。
冒険者ギルドではユウがいつもの仏頂面ではなく、営業スマイルで爽やかイケメンになっているのが面白かったですね。
村では容姿で虐められていたけど、初見で優しい対応してくれた受付嬢のためにも問題を起こさないように精一杯笑顔を作ったのかもしれません。
ラリットという冒険者がユウたちに突っかかってきて、最初はギルド内でバチバチする展開かなと思ったのですが、ラリットも怖いだけでただユウたちを心配してくれていただけというなんとも優しいオジサンでした。
受付嬢がユウのステータスを見て驚いていましたが、やはりユウのステータスは冒険者ギルドの中でもかなり高く希少な存在みたいです。
ギルド長が最強と呼ばれるジョゼフに子守を依頼するくらいですしね。
そんなジョゼフと模擬戦をすることになったユウ。
やはり今のユウでは最強の男には勝てませんでしたが、見事に実力を示しジョゼフに気に入られることができていました。
あとユウがニーナがやられて激怒してさらに強くなるのも良かったです。

以前のユウは一人を好んでいたのに、すっかりニーナを守るべき仲間と見ているんですよね。
仲間のためだとさらに強くなれるってザ・主人公って感じでカッコよかったです。
次に迷宮でのお話。
ユウたちは本来まだ戦うレベルじゃない強敵・竜種と戦うことになっていきます。
晶翼竜は魔法耐性という固有スキルを持ちレナの魔法が効かず、さらにユウの剣の刃が通らないほどの硬さを持ち普通だったら勝てない相手でした。
それでもユウは「強奪」を使い、竜の魔法耐性を奪って攻撃が通じるようにして倒していきます。
ですがユウの「強奪」で魔法耐性は上手く奪うことができず、奪ったはずのスキルはユウのステータスから消えてしまいました。
やはりレベルが違い過ぎる強敵のスキルは簡単には奪えないということなのでしょうね。
見事に晶翼竜を倒したユウたち。
ここから彼らの冒険が始まるというところでこの作品はまさかの打ち切りとなってしまいました。
これはかなりショックでした。
別の出版社から出たコミカライズも途中で打ち切りになっていたので、こちらでは続いてほしかったのですが、何か問題でもあったのかな?
しかも色々と伏線のようなものが描かれていたのにそれが回収されずに終わってしまったのでモヤモヤが残る感じなのが一番ツラいです。
ニーナがステラと話した内容とは?
ステラが死んだあと村の人たちがステラの存在を忘れてしまった謎。
今回だったらジョゼフの息子の件や、迷宮の水晶の間でユウたちが転移したのを見てニヤっと笑った男の謎など。
強そうな冒険者のシルエットが多く描かれていたのに、彼らも結局登場しませんでしたし…
おそらく原作小説を読むとこの辺りのことも書かれているのでしょうけれど、漫画しか読まない人たちからしたら意味が分からないですもんね。
せめてもう少し伏線回収だけはしてほしかったです。
あとなにより第1話の見開きカラーで描かれていたダークエルフの女の子の存在です。

あれ絶対に仲間になると思って楽しみにしていたのに、結局登場せずに終わってしまいました。
せめて最後にチラッとだけでも登場させてほしかったですね。
色々と書いてしまいましたが、なろう系の作品としてとても面白い作品だと思います。
なので奇跡的に連載復活や、別の出版社でも良いのでまたコミカライズしてほしいですね。