カッパ室長です。
今回はマガジンポケットで連載中の漫画 月刊少年マガジンコミックス『奪う者 奪われる者』第2巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『奪う者 奪われる者』第1巻の紹介記事はこちら↓↓
『奪う者 奪われる者』
原作:mino
漫画・キャラクター原案:オキウミ レイ
(2/19) pic.twitter.com/RQPyUlENX9
— 玲。/ オキウミレイ (@rayrei1414) July 8, 2024
第2巻の見どころ(ネタバレ注意)
守るための『強奪』
ユウは今まで他人を信じることができなかったが、ニーナと一緒に魔猿の洞窟を探索したことでその考えが変わり始めていた。
そして数日後、ユウはニーナがハーゲの取り巻きからの勧誘を「ユウの仲間だから他は別にいいかな」と断ったことで暴行を加えられるところを目撃してしまう。
「ユウ…の友達だから 絶対に…裏切ったり…しないよ」
その言葉を聞き、ユウは奪い返すためではなく大事な人を守るために『強奪』を使用し、ニーナを取り巻き達から守り、ニーナを友達と認めるのであった。
魔猿の洞窟での一件から一か月が経ち、ニーナとともに修行に励むユウ。
そんなある日、体調の悪かったステラが家で倒れているのを発見する。
ユウはステラを助けるために必要な回復魔法を手に入れるため、魔猿の洞窟へと向かう。
旅立ち、そして新たな仲間
ニーナの提案で都市カマーに行くことにしたユウ。
するとカマーに向かう道中で自称天才魔術師のレナ・フォーマという少女と出会う。
レナは賢者になることが夢で、そのための学校に入るお金を稼ぐためカマーで冒険者業をしようとしていた。
「道中 私が護衛してあげる」とレナに言われるが、ユウは「必要ない」とあっさり断る。
しかしレナは勝手にユウたちについてきて…
感想
今回でユウたちが村から離れ、冒険を開始します。
新たな舞台へ進みましたね。
これまで義父から虐待を受け、母親に見捨てられ、周りの人を信じることができなかったユウでしたが、今回ニーナとパーティーを組んだことで気持ちに変化が出てきましたね。
生き延びるためには他人を犠牲にしても良いという考えから、仲間を信じて守るようになってくれました。
ニーナがしつこくつきまとってくれたおかげですね。
ユウとニーナはステラのために作ったお風呂に一緒に入っていました。
ニーナが服を脱いでいるのを見て全然動じないユウは凄いですね。
ここではニーナの裸よりもユウの身体の傷が酷くて可哀想な気持ちになってしまいました。
これはユウが前世で虐待を受けてできた傷なのか、それともこの世界に来てからハーゲ達から受けた傷なのか。
どちらにしろユウはかなりツライ人生を歩んでいることが分かりますね。
今後もニーナがユウの心を癒していってくれると嬉しいです。
そしてユウを拾ってくれた恩人のステラが倒れ、ユウはステラを助けるため回復魔法を強奪してきます。
今までは復讐のために使用してきた『強奪』でしたが、今は大事な人を守るために使うようになってきていますね。
最初勝てなかった大魔猿も一人で倒せるようになっていたし、ユウはかなり成長しています。
でもユウの頑張りもむなしくステラは死んでしまいました。
ステラは死ぬ間際にニーナに何か大事なことを伝えていたようですが、一体何だったのでしょうね。
ニーナが「そんなことって」と言っていたり、ステラが「私はユウに恨まれこそすれ…感謝される人じゃない」と言っていることから、ユウにとって良くない事だったのかもしれません。
そして一番謎なのが、村の人たちがステラが死んだとたんにステラの存在を忘れていること。
これはステラがそういう魔法をかけていたのか、それとも何者かによって人々の記憶から抹消させられたのか。
思っていた以上にステラはこの物語の重要キャラだったのかもしれません。
早くニーナに伝えた大事な事とステラの正体が知りたいですね。
村から離れることを決めたユウとニーナは冒険者になるため都市カマーへ向かう途中、レナを仲間に加えます。
というかレナがだいぶ無理矢理仲間になってきた感じでしたね。
レナは魔力特化で貧弱な女の子のようです。
マイペースでボケボケしていますが、ユウが魔眼持ちなのを一瞬で見抜いていたし、やる時はやる子みたいですね。
これでシーフ、魔術師が仲間になり、ユウは魔法戦士みたいなポジションだからあとはタンク役などが仲間になるとバランスが良さそう。
次回から都市カマーでのお話になるようです。
そこでユウたちはどんな出会いをし、どんな戦いをしていくのか楽しみですね。