どうも。
カッパ室長です。
今回は少年画報社が贈るWEB異世界マガジンヤングキングラムダにて連載中の漫画『シリアルキラー異世界に降り立つ』第2巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第1巻の紹介記事はコチラ↓↓
『シリアルキラー異世界に降り立つ』
原作:一粒苺
漫画:ヒロ
殺人鬼vs転生者
連続殺人鬼が異世界に転生する話【1/16】#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/2GWSqKUOSK
— ヒロ@シリアルキラー異世界に降り立つ (@oekaki22158843) December 25, 2022
第2巻の見どころ(ネタバレ注意)
チートスキル魔術師二人組との戦い
転生者のオウガ、ヤマザキの殺害に成功したシルキィの次なるターゲットは「大共鳴」のシルシル&ミルミル。
常に一緒に行動する二人は両者ともに超高位の魔法使いであり、「大共鳴」を考慮すればその戦闘力は軍隊と比較すべきレベル。
さらに彼女たちは魔王の娘がいる難度未指定ダンジョン「双魔の塔」の最上階で生活しており、女神の評価ではぶっ殺し難度は「インポッシブル」となっていた。
シルキィはオゼリカ王国筆頭騎士セイクリッドが加わった冒険者パーティに入り「双魔の塔」攻略を開始する。
犠牲は出てしまったが、実力のあるセイクリッドが単身でシルシルとミルミルが待つ最上階に到達。
さらに装備者に対する魔力を99.99%カットする「滅魔の宝玉」の力でシルシルとミルミルの魔法攻撃の威力を大幅に下げて有利な状況を作り上げる。
だが、互いを傷つけられ激怒したシルシルとミルミルはチートスキル「大共鳴」を発動させ…
感想
今回は超高位魔法使い二人組との戦いが描かれました。
シルシルとミルミルは双魔の塔で人間を捕まえ人体実験を行っている極悪人でした。
そんな彼女たちを倒すため、シルキィは冒険者とパーティを組みダンジョン攻略をしていきます。
セイクリッド以外の冒険者はあっという間に死んでしまいましたが、セイクリッドが意外と強かったですね。
酔っ払いで女癖も悪いのでただのかませ犬かと思っていたのですが、そこは筆頭騎士なだけはあるということなんでしょう。
蹴りとかでなく最初から普通に剣で攻撃していたら彼でもシルシル&ミルミルに勝てたのかも…
「滅魔の宝玉」があったから油断しちゃったのかもしれません。
「滅魔の宝玉」の力も魔力の完全無効ではなく、99.99%カットというのがダメなところでしたね。
99.99%カットしても大ダメージを与えてしまう「大共鳴」にはまったくと言っていいほど無意味なものでした。
それにしても「大共鳴」は本当にチートスキルですね。
「片方の魔力に反応してさらに強い魔力を放出する」を何度も繰り返し、際限のない魔力を生み出すとか。
ほんのちょっとでも魔力が残っていれば「大共鳴」で魔力を回復させることも可能だし、MPを気にせず必殺技級の魔法を打ち放題です。
そんなチート魔術師たちにシルキィは今回もしっかり作戦を練って戦っていきます。
「二人でいると最強な相手なら一人ずつに引き離せばいい」という単純な方法で有利な局面を作り上げてしまいました。
単純ですが、これをやるのが相当大変なことなんですよね。
ですがそれをシルキィは一人でやってのけてしまいました。
セイクリッドと戦わせることで時間を稼ぐ&集中力を切らす、そして仕込みを完璧にしてから敵を罠にかける、さすがとしか言いようがありません。
分断したシルシルのほうを「滅魔の結界」のある部屋に落とすあたりも抜け目がありません。
シルキィは女神から与えられた「完全解析!!双魔の塔!」を完璧に読み込み、構造を把握しきっていました。
与えられた情報をフル活用し、そして使えるものは何でも使う、前回もそうでしたが今回も全部使って相手を追い込んでいますね。
そしてシルキィによって魔王の娘ルナティカも戦いに参加。
初登場時から「あっ、コレ絶対封印解かれて暴れるな」と思っていましたが、予想通りでした。
封印を解いたのはいいけど、シルキィも危険な状況ですよねコレ?
そのあたりも上手くやっているのかもしれません。
これでシルキィ&ルナティカvs.シルシル&ミルミルの構図となりました。
結果、シルキィは魔法が封じられただの女の子となったシルシルをとどめを刺す寸前、ルナティカも圧倒的な力の差でミルミルに快勝していました。
ミルミルが死んだのであればもうチートスキルは使えないのでシルシルも死んだも同然ですね。
今後もルナティカが仲間として戦ってくれたらかなり楽になりそうです。
シルキィは次にどの転生者と戦うことになるのか。
おわり