どうも、カッパ室長です。
今回はコミックグロウルで連載中の漫画 ブシロードコミックス『だから勝手に勇者とか覇王に認定すんのやめろよ!~エルフ族も国王様もひれ伏すほど俺は偉大な役割らしい~』の第1巻を紹介させていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『だから勝手に勇者とか覇王に認定すんのやめろよ!~エルフ族も国王様もひれ伏すほど俺は偉大な役割らしい~』
原作:鳳仙花
漫画:勇人
キャラクターデザイン:こちも
『だから勝手に勇者とか覇王に認定すんのやめろよ!』(ムゲンライトノベルス、原作:鳳仙花先生、キャラクターデザイン:こちも先生)コミカライズ版の1話が公開されました!よろしくお願いいたします!#コミブシWEB #覇王認定https://t.co/GuLoXzNnD3 pic.twitter.com/rO2L4Pc2xQ
— 勇人 (@yuto620) December 8, 2023
どんな内容?(ネタバレ注意)
美人エルフから崇められるドタバタ異世界コメディ
ギルドの受付嬢にフラれ、傷心のまま故郷に帰ることにした冒険者・セージ。
フラれた理由は「私…強い人が好きなの」。
セージのジョブは【主夫】で、主な能力が体の汚れを取る洗浄魔法や傷口を消毒する生活魔法という戦闘向きではないものだったから。
帰路の途中、セージは道端に倒れている2人の美人エルフ・アイナリンド(アイナ)とエルフィロス(エルフィ)を見つける。
アイナとエルフィは空腹で倒れていたためセージがスキル【エコバッグ】から食料を取り出し分けてあげると、2人はエコバッグというワードを聞いて目の色を変える。
そして急にセージのことを「我が王」と呼び始めた。
セージは嫌な予感がしてこの場から立ち去ろうとするが、2人にしがみつかれ逃げられなくなってしまう。
話を聞くと、エルフの里の予言に「エルフの創造主である【勇者様】の末裔が王都に現れる」とあり、生活魔法という古代魔法や主夫というユニークジョブ、黒髪に黒目、そして漢字で「聖司」と書く名前から2人はセージが勇者様の一族だと確信したらしい。

アイナとエルフィは勇者様の古文書を解読すれば事情が分かるのでエルフの里に来てほしいとセージに言う。
最初は断ろうとしたセージであったが、古文書を解読すれば報酬50万ガルドを差し上げると言われ、エルフの里に行くことに。
こうして思い込みが激しくて面倒くさいエルフたちのドタバタに巻き込まれたセージの奮闘と苦難の日々が幕を開けるのであった。
感想
この作品は可愛いけど残念系なエルフたちに勝手に勇者と祭り上げられた主人公がドタバタに巻き込まれ、エルフたちを止めるため奮闘していく異世界コメディです。
異世界漫画ですが転生系とはちょっと違います。
主人公・セージの祖先が転生者で、セージはユニークジョブや古代魔法を受け継いでしまっただけの普通の人間なんですよね。
そのせいでエルフから勇者と勝手に祭り上げられ面倒くさいことになっていきます。
まず最初に出会った双子のエルフ・アイナとエルフィですが、見た目はメチャクチャ可愛いのに中身が残念過ぎる女の子たちでした。
セージと一緒にいさせてもらうためにすぐに色仕掛けしたり、睡眠薬を嗅がせて眠らせたりとやっていることがゲスすぎます。
しかも手に負えないのがエルフ族は魔王よりも強いということ。
その強さでセージを人間国の王にしようと現国王に王位を譲るよう脅したりもしています。
セージはこういうアイナとエルフィの暴走を食い止めるために奮闘していくことになるのですね。
アイナもエルフィも可愛いからセージは普通に仲良く暮らしてハーレムを築いていけば良いのにと思うのですが、やはり性格が合わないのかな?
セージの祖先で転生者である聖也もエルフたちには苦労させられていたようです。
そのことが彼が残した古文書(大学ノート)にも書かれていました。

というか古文書として厳重管理されていたのが大学ノートなの面白いですね。
彼が使っていたお掃除棒も聖剣扱いされていたし…
聖也は子孫に「一つ頼みたいことがあるんだがそれは強制できない」と書き残していましたが、はたして何だったのか。
これは後々明らかになるのかな?
エルフ・カーニバルというお祭りの話ではアイナとエルフィのような【フォレスト・ハイエルフ】だけでなく、【デザートエルフ】【マウンテンエルフ】【シーエルフ】などのハイエルフが登場しました。

【デザートエルフ】はダークエルフ、【マウンテンエルフ】はドワーフ、【シーエルフ】はマーメイドで、この世界の亜人はみんなエルフのようですね。
個人的にはやはりフォレスト・ハイエルフが好きです。
そしてエルフは5種族いるようで、まだ残りの1種族は明らかになっていません。
もしかしたら魔族とかなのかな?
今回の親睦会で【フォレスト・ハイエルフ】のアンダリエル、【デザートエルフ】のディネルース、【マウンテンエルフ】のエイル、【シーエルフ】のエアルウィンという各族長たちもセージの正妻の座を狙っていました。
これからセージは彼女たちと1対1でお祭りを見て回ることになるので、そこで彼女たちがセージにアタックしていく感じになりそうです。
1番手のディネルースとは楽しくお祭りを回っていたのですが、ラストにセージがディネルースにお掃除棒をあげたことでプロポーズしたことになってしまいました。
これはもしかすると、他の族長たちにも間違えてプロポーズしてしまう展開になりそうですね。
そうなったらもうハーレムを築くしか道はなさそう。
はたしてセージはこの思い込みが激しいエルフたちとどう暮らしていくのか。