カッパ室長です。
今回はビッグコミックスペリオールで連載中の漫画『スーパーボールガールズ』の第4巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
第3巻の紹介記事はコチラ↓↓
『スーパーボールガールズ』
原作:金城宗幸
作画:平本アキラ
『ブルーロック』などの大ヒット作を持つ原作者 #金城宗幸 氏と、『監獄学園』などの大ヒット作を持つ #平本アキラ 氏がタッグを組んだ、誰も見たことのない超絶最新作が登場!
第1集本日発売https://t.co/0sr7frymGU
— 『スーパーボールガールズ』作品公式@スペリオール💋 (@SBGirls_Supe) February 28, 2023
第4巻の見どころ(ネタバレ注意)
HERO
サラたちとの戦闘後、警察に捕まってしまった一好瑛太たち。
そこで瑛太はエリザ、シューカ、キッカが磔にされマシンガンで撃たれ痛めつけられる様を見せられてしまう。
瑛太はエリザたちを助けるため、新型不明生物緊急対策本部の指揮官・皐月の言うことを聞くことに。
皐月からの命令は「逃げた超球生命体の殲滅部隊として、日本の為に戦ってもらう」というものだった。
こうして瑛太たちは自分たちが助かるためHEROになることになってしまった。
一方、逃げ延びたサラは効率よく増殖するため人間社会に溶け込み、人間のオスとメスについて学習し始める。
そして恋愛の仕方を学んだサラは人間のオスを欲情させ、再び増殖し始めるのであった。
エリザたちは皐月の命令に従い、対新型不明生物戦闘ボディスーツを身に纏って超球生命体と戦う。
新型不明生物緊急対策本部が用意した武器はこれまでのオモチャとは比べものにならないくらい強力で、超球生命体をあっという間に戦闘不能状態にする。
だがとどめを刺そうとした時、2体の超球生命体が光り出し合体という進化を見せるのであった。
感想
今回から国家も加わり、本格的にスーパーボールガールズとの戦争が開戦されます。
第4巻始まってすぐにエリザたちがマシンガンで撃たれるシーンがあって、読むのがかなり辛かったです。
彼女たちは超球生命体で人間ではないにしろ見た目は普通の女の子なので、女の子が拷問されているように見えてしまいます。
特に今回登場した指揮官の皐月、コイツが特に冷酷な人間でした。
瑛太にエリザたちのむごい姿を見せて戦わせようとするし、エリザたちをただの道具としてしか見ていないし。
あといきなりカツ丼作り始めてちょっと怖かったです。
刑事モノによくある取調室でカツ丼を食べさせるヤツをしているんでしょうが、その場でカツを揚げるとかおかしすぎるでしょ。
やはりデキる人間ってどこかちょっと普通の人と違うのかもしれませんね。
そして皐月は瑛太と真逆の人間のようです。
瑛太はこれまで『一番』欲しいモノを手に入れられなかった人間で、皐月は『一番』を手に入れ続けてきた人間のようです。
この真逆の人間同士が今後どうぶつかっていくのかも気になるところです。
超球生命体(サラは“球類”と名乗り始める)側ではサラが人間のオスメスについて理解し始め、効率的に増殖をし始めています。
あんな美人から誘惑されたらどんなオスも欲情してしまいますよね。
そして今回エリザたちは新たに誕生した女子高生に擬態した球類と戦うことになりました。
戦いの場は電車の中。
そこには以前キッカと出会って一目惚れしていた男子高校生・高松がいました。
今回の戦いに少なからず協力していたし、彼は今後瑛太の仲間になって一緒に戦ってくれるのかも。
エリザたちは新たなボディスーツや武器で敵と戦っていきます。
このボディスーツにはチョコが内蔵されているそうで、もしエリザたちが反抗したらチョコを逆流させて殺すようにできています。
用意周到すぎて本当に皐月が怖いです。
この装備のおかげで楽勝かと思いきや、敵は合体という新たな進化を見せ、エリザたちは苦戦を強いられます。
合体したらより美女になるのではなく、ただのバケモノになっているのがちょっとショックでしたね。
合体すると再生力も2倍、球眼も2つとなりかなり厄介な敵になります。
今回敵を1体逃がし、進化できることをサラに報告されてしまったのはかなりマズイですね。
この先のバトルがより激しくなっていきそうな予感がします。
今回の戦いで役に立てなかったエリザ。
瑛太のもとに帰りたいと涙を流すエリザの前に皐月はやってきて無理矢理キスをして新たなスーパーボールガールズを生み出させています。
皐月はこれを球類と戦うための新たな道具として活用しようとしているのでしょうね。
これ最終的に皐月は道具として扱ってきたスーパーボールガールズに反逆されて死ぬ展開になるのではないでしょうか?
今のところ瑛太は皐月の言いなり状態ですが、エリザたちを救うためにどう動くのか今後がとても楽しみです。
そしてもう一つ、瑛太のそばから離れたオウカは自分が生み出したスーパーボールガールズとともに別の生き方を模索していました。
てっきりサラと合流し敵になると思っていたので、瑛太たちと敵対しないことにホッとしました。
オウカはサラとの戦闘時に持ち帰ったアイラも仲間にしていましたね。
そして匿っていた子には「レイメイ(黎明)」と名前をつけていました。
人間を殺さず、好きになった人以外とキスをしない、ちゃんとした恋愛をすることを決めた彼女たちはこれからどう生きていくのか。
これで「増殖し人類を滅亡させる側」「球類から人類を守る側」「人間社会に溶け込み平穏に暮らす側」という3つの勢力が生まれました。
これらが今後どう影響を与え合うのか楽しみですね。
コチラの作品もオススメ
『ジャガーン』
おわり