こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回はシリウスKC『異世界メイドの三ツ星グルメ ～現代ごはん作ったら王宮で大バズリしました～』第3巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます！
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第2巻の紹介記事はコチラ↓↓
『異世界メイドの三ツ星グルメ ～現代ごはん作ったら王宮で大バズリしました～』
原作：モリタ
漫画：U4
キャラクター原案：nima
食いしん坊少女が転生した世界で現代メシをバズらせる話#漫画がよめるハッシュタグ
（1/20） pic.twitter.com/GD5CCAmxby— U4 (@U4_amamiman) July 7, 2023
第3巻の見どころ（ネタバレ注意）
ディナーシェフの挑戦
シャーリィはローマンとの勝負に勝ったという噂が広まり、貴族のランチやご令嬢のおやつも任されるようになった。
そのせいで貴族のランチ、ウィリアム王子のおやつタイム、ご令嬢のおやつ、チョコの在庫作りと時間に追われる日々を送っていた。
そんなある日、ローマンが兄のマルセルを連れて再戦を申し込んできた。
『異世界メイドの三ツ星グルメ ～現代ごはん作ったら王宮で大バズリしました～』第3巻 P38,39よりディナーシェフのマルセルは王子を笑顔にするシャーリィの料理に興味があり、弟のせいで勝負という形になって申し訳ないがシャーリィの料理を見せてほしいとお願いしてくる。
マルセルからディナーの見学を誘われたシャーリィは王子のディナーの様子を見て、豪勢な料理だが寂しい食卓だと感じてしまった。
そして王子を笑顔にするため、マルセルたちとの勝負を受けることにするのであった。
潰れかけの飲食店を立て直せ！
数日間の休暇をもらったシャーリィは久しぶりに実家へ帰省した。
そこで父親から部下の一人・アルフレッドが経営している飲食店がピンチなため持ち直せるアイデアが欲しいと頼まれる。
実際に店へ行くと外観もメニューも値段もメチャクチャだったため、シャーリィは店を改装し根本的に作り変える決心をする。
店に来てもらうターゲットは貴族ではなく庶民に絞る。
そして海沿いの町という利点を活かし、昆布や売れない魚たちを安く仕入れ、ある料理を作ることを決めるのであった。
感想
今回はディナーシェフとの勝負や町の飲食店を持ち直していくお話が描かれました。
前回のローマンとの勝負に勝ったことで貴族のランチも任されたシャーリィですが、今まで以上に多忙になっててかなり辛そうでしたね。
皿の片付けをするとき、あまりの速さに残像ができてて笑っちゃいました。
シャーリィもですが、シャーリィに付き合わされるアンがさらに可哀想すぎて…
そんな二人を思って手伝いをかって出てくれる他の班のリーダーたちが優しすぎます。
今まで敵対心剥き出しだった四班のジャクリーンもシャーリィの心配をしてくれているし、ツンデレがデレてて本当に可愛かったです。
今回はローマンの兄・マルセルと勝負をすることになったシャーリィ。
でも勝負と言っているのはローマンだけで、マルセルはディナーでも王子を笑顔にするためシャーリィの料理が見たいだけでした。
ローマンとマルセルは兄弟ですが見た目も考えも全然違い、マルセルはとても誠実な人でしたね。
シャーリィも王子が寂しそうな瞳をすることがあると悩んでいたため、この勝負を受けて王子を笑顔にしようと頑張ります。
そんなシャーリィが今回王子に「外食」を提案します。
今回の勝負のテーマが“特別な日のディナー”ということで子供が喜ぶファミリーレストランをイメージした料理でおもてなししていました。
『異世界メイドの三ツ星グルメ ～現代ごはん作ったら王宮で大バズリしました～』第3巻 P66,67よりメインは熟成肉を使ったハンバーグと特大エビフライをワンプレートにおさめた「ハンバーグセット」。
熟成肉を作るためお腹を壊しながら何度も実験するシャーリィの食へのこだわりが半端ないですね。
そしてファミレスと言ったらの「ドリンクバー」。
これは子供は大喜びするし、案の定王子も楽しんでいましたね。
食事は美味しいものを食べるのはもちろんですが、こういったエンタメでも楽しむことが大切なんだなと改めて感じました。
ウィリアム王子のこれまでの異常な食欲は両親を失った寂しさを埋めるためだったことが判明。
今回のお話で寂しさを埋めることができた王子はついに「…余はお腹いっぱいだ」と言ってくれました。
王子の問題が解決し、ついにシャーリィは王宮外の食の問題を解決していきます。
今回は父親に頼まれ部下の飲食店を立て直すお話でした。
そして立て直すためにシャーリィが今回作ったのが「うどん」。
『異世界メイドの三ツ星グルメ ～現代ごはん作ったら王宮で大バズリしました～』第3巻 P136,137よりこの世界、海藻などは食べ物と認識していないようで、昆布だしも始めてだったようです。
また立ち食いシステムや看板などもなかったようで、今回シャーリィが取り入れた仕組みはかなり画期的なものだったみたいです。
出汁やかまぼこなどで漁港の市場にある訳アリ魚たちも有効活用されるし、シャーリィのおかげで町がさらなる発展を遂げてしまいますね。
店も繁盛してめでたしめでたしで終わると思いきや、最後にアルフレッドが借金して逃げたいうオチも面白かったです。
今回うどんも登場したし、そろそろ和食も登場しそうですね。
醤油は開発中らしいし、あとは米を見つけるだけかな？
次回はシャーリィがどんな美味しい料理を作るのか楽しみですね。
単行本第4巻は2025年春頃発売予定です。
原作小説はコチラ
