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【石神戦記 第3巻 見どころ紹介】ついに江波が挙兵!イサザ、故郷奪還の戦場へ!!

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カッパ室長です。

 

今回はwebアクションにて連載中の漫画『石神戦記』第3巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

第2巻の記事はこちら↓↓

【石神戦記 第2巻 見どころ紹介】異能の力を右手に宿し、イサザたちは江波領へ… どうも、カッパ室長です。 今回はwebアクションにて連載中の漫画『石神戦記』第2巻の見どころ紹介や感想を書かせてい...

 

石神戦記

著者:古日向いろは

第3巻の見どころ(ネタバレ注意)

江波挙兵!!

宇迦乃うかのイサザの説得などにより、ついに内乱中の瑞穂領への介入を決断する同盟領・江波。

江波軍とヒイラギ軍の両軍は江波と瑞穂の領境にある久岐川を挟んで布陣。

江波の領主・綿津見わたつみセイガイが都に向かったと思い油断していたヒイラギ軍は江波軍の奇襲に対応できずにいた。

そしてイサザたちはその混乱に紛れ、別働隊と共に久岐川の支流・益川に沿って北上し敵本陣へと向かう。

ヤチホの力で川に石の橋を渡し、敵将ヒイラギを討ちに行くイサザたちであったが敵本陣はすでにもぬけの殻になっていてヒイラギの姿はなかった。

さらにそこにはヒイラギに降った瑞穂の家臣・センバ率いる瑞穂領の隊が待ち構えていて…

櫛森の戦い

セイガイのもとに瑞穂領の人質が青原城から北へ向かっているという報せが入る。

罠の可能性もあるため、人質たちの顔が分かるイサザが救出に向かうことを志願し、イサザを含む救出部隊を編成し、人質が通る櫛森くしもりで潜伏することに。

しかしイサザたちが潜伏していることがバレ、逆に襲撃を受けてしまう。

相手は戦うためだけに育てられた高殿たかどの領主直属の精鋭部隊、一つ眼の鷹の紋を掲げる「目一箇まひとつたか」であった。

『石神戦記』第3巻 P156,157より

感想

今回からイサザたちは故郷である瑞穂領奪還のため戦いを始めます。

 

戦では「石の民」であるヤチホが大活躍します。

普通に戦うのも強いし、なにより石を操ることができるのが便利すぎます。

川底の石を操って橋を作って奇襲をかけたり、同じく橋を作って城の堀を無視したり。

石があれば戦場を自分たちに有利なように作り変えることができるとか相手が可哀想すぎます。

さらには石を集めて一人で投石機となって敵の陣形を崩したりもしています。

こんなの石の民がいるほうが勝つに決まっていますね。

この先、敵軍にも石の民がいる戦いも起きるだろうし、一体どんな合戦が繰り広げられていくのか楽しみです。

 

故郷を取り戻そうと奮闘するイサザですが、敵がまさかの瑞穂領の元家臣。

『石神戦記』第3巻 P42,43より

今回は戦うことなく終わりましたが、今後戦うとなると辛いですよね。

心優しいイサザでは元家臣を討つことができなさそうだし、悲しい展開にならないといいな…

人質を救出できればセンバたちを説得できるかもと言っていますが、はたして上手くいくのか。

 

また今回の戦で「江波に裏切り者がいるのでは?」という疑惑が生まれ、綿津見家三男のミナトが疑われています。

彼が養子で高殿領の男との子のため、高殿と通じているのでは?と噂されているようです。

実際に怪しい描写がいくつも描かれています。

御用商人から手紙らしきものを受け取っていたり、ちょくちょく作戦を変更させたりしていました。

ですがこれはさすがにミスリードっぽいですよね。

櫛森で作戦変更を提案したのも仲間を守るために見えましたし、御用商人からは逆に敵の情報を仕入れていたのかもしれません。

だとすると裏切り者は誰なのか?

長男・セイガイと次男・ウシオも怪しく見えないから家臣の中にいるのかもしれませんね。

 

イサザの兄・サククラの里と呼ばれる場所で治療を受けています。

このクラの里は領主であるサクも知らない場所みたいだし、何か隠された秘密がありそうな気がしますね。

また里長の娘・リッカがサクのことを気にしている様子。

サクとリッカが良い雰囲気のシーンのあとに、ミオが一人で夫婦の証である小指の赤い紐を見てサクの心配をしているシーンが切なすぎます。

これでもしサクがリッカと結ばれるなんてことになったらミオが可哀想すぎますね。

サクは良い男だからミオを裏切ることは絶対ないと信じたいです。

 

イサザとヤチホの仲もどんどん深まっています。

イサザが思いつめた顔をしているとヤチホが笑顔にしてあげていたり、イサザもヤチホに赤い紐をプレゼントしてあげていました。

『石神戦記』第3巻 P132,133より

プレゼントしたとき、顔を赤くするイサザが可愛かったです。

利害の一致で結ばれた関係でしたが、今ではお互いを好き合う素晴らしい夫婦になっていて、こういうシーンを読むとほっこりさせてくれますね。

 

そして今回ラストでイサザたちが「目一箇の鷹」に襲われてしまいます。

この敵は石の民ではありませんが、かなりの強敵のようです。

普通に戦ったらヤチホに勝てないと知っているため、彼らはヤチホとイサザを引き離しヤチホを石化させるという頭の良い戦い方を見せてくれます。

ただ単に戦闘能力が高いだけでなく頭脳戦も得意とか厄介すぎます。

「目一箇の鷹」の作戦にはまり、激流にのまれヤチホと離れ離れになってしまうイサザ。

自分が石化してしまうことよりもイサザを助けるためにあえて手を放そうと決めたヤチホの表情が読んでて辛かったですね。

その前の回で結んだ小指の赤い紐がより夫婦が離れ離れになってしまう悲しさを演出していました。

イサザはどうやってこのピンチを切り抜けるのか。

そして石化してしまったヤチホはどうなるのか。

次の巻が楽しみです。

 

おわり