どうも。カッパ室長です。
今回は週刊ビッグコミックスピリッツにて大人気連載中の『ジャガーン』第9巻の見どころを紹介していきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『ジャガーン』がどんな漫画なのかは下の記事を読んでみてください↓↓
『ジャガーン』
原作:金城宗幸
漫画:にしだけんすけ
ジャガーン9巻発売中です。
沢山加筆しました🙄https://t.co/3wrukGfqb2 @amazonJPより pic.twitter.com/ATc8APbj9q— にしだけんすけ@ジャガーン (@tyokopaisotugyn) November 28, 2019
前回までのお話
夜にしか開園しないテーマパーク「デッダーランド」でのデートを楽しむ蛇ヶ崎とベルちゃん。
しかしそこでは集めた人間たちを半壊人に変えて欲望の国を創るという”壊人王国建国計画”が壊人たちによって進められていたのだった。
蛇ヶ崎はデッダーランドの守護者の一人であるピノ・ブラフマンと戦闘になるが彼の細菌の能力に歯が立たず、ベルちゃんが攫われてしまう。
三日土たちと合流した蛇ヶ崎は攫われたベルちゃんを救うため、デッダー城に入るための10000Pを集めに行くのだった。
第9巻の見どころ(ネタバレ注意)
デッダーランド・サーカス
デッダーランド・サーカスにやってきた蛇ヶ崎たち。
そこではエリアキングのチョンギロウ・ラビットによる公開処刑ショーが行われていました。
クリアすれば10000P獲得できる首吊り綱渡りに挑戦した蛇ヶ崎は自身の能力を使いあっさりとクリアし、そのままチョンギロウ・ラビットとの公開デスマッチへと移行します。
チョンギロウ・ラビットの自由自在に筋力を変化させる能力による超スピード攻撃が蛇ヶ崎に襲い掛かります。
死の競走
10000Pを獲得した蛇ヶ崎たちはデッダー城へ入ると、そこにはデッダーランドの守護者ノーマンズ・ノーメンが待ち構えていました。
ノーメンは全人類を半壊人に変えて新たな国を創るため、蛇ヶ崎たちを仲間に誘います。
誘いを断り、ノーメンに弾丸を撃ち込むもノーメンの謎の能力により回避されてしまいます。
そして蛇ヶ崎の前にピノが現れ、水上ステージで貼り付けになっているベルちゃんのところまで競走することに。
選択
ベルちゃんの元までたどり着いた蛇ヶ崎だったが、ベルちゃんにはタイマーがつけられていました。
それはピノが作った”大細菌玉”が爆発するまでの時間で、蛇ヶ崎はベルちゃんを助けるか、その他大勢の命を助けるかの選択を迫られます。
さらにピノから「仲間になれば石坂由利子を生き返らせる」という第3の選択肢まで与えられるのでした。
過去を償って死ぬか、愛する人と未来を生きるか、悩む蛇ヶ崎。
しかし、用意された幸せ、与えられた運命。そんな先の知れた未来に嫌気がさしてこのカラダになったことを思い出した蛇ヶ崎はピノの提案を断ります。
そして蛇ヶ崎はどちらの選択も選ばず、ベルちゃんと大観衆のどっちも死なせない為、大細菌玉とピノを喰らい心中することを選ぶのでした。
最後に
今回もバトルシーンがかなりカッコよかったです。
敵の能力もかなり強くて見ごたえあります。
そして究極の選択を迫られる蛇ヶ崎ですが、その選択を取らず、自分で新たな選択肢を作り上げていくのが本当にグッときました。
「ないなら自分の手で創ればいい。心から望む選択ってヤツは…誰かに与えてもらったり、叶えてもらうモノじゃないだろ…」
このセリフ本当に好きです。
なんでも保守的になってしまう私にもグサッとくるセリフでした。
漫画内の話だけではなく、今の生活に不満があるけど何も行動できていない、そんな人たちに向けたセリフのようにも思えます。
この作品、もっと多くの社会人や保守的になり行動できずにいる人たちにも読んでもらいたいです。
デッダーランド編は一区切りつくようですが、敵の”壊人王国建国計画”は進み続けています。
この先も蛇ヶ崎の死闘は続きそうです。
敵もどんどん強くなっていくし、今後どのような展開になるのかとても楽しみです。
おわり