こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回はハルタにて連載中の漫画 ハルタコミックス『神に誓って偽りです』第2巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第1巻の紹介記事はこちら↓↓
『神に誓って偽りです』
著者:松本水星
(2/12) pic.twitter.com/AxIlxxzKrg
— ハルタ (@hartamanga) April 23, 2025
第2巻の見どころ(ネタバレ注意)
裏切り
闇バイトの男から盗んだスマホの削除されたメッセージを復元するため、兎谷真純とともに兎谷の知り合いの凄腕エンジニア・小久保のもとを訪ねる桃園まつり。
御門聖一に警察に情報を流していたことがバレていると気づいた兎谷は、御門が現役復帰してくれたことは嬉しかったが肝心のまつりが詐欺師として不安が残るため、ここらでこのグループから抜けて一人逃げようと考えていた。
そこで小久保と手を組み、手切金としてまつりから50万円という多額の作業代金を請求しようと計画する。
しかしまつりは「コインで勝負をしてくれませんか?私が負けたらもう3万上乗せします。その代わり、あなたが負けたらこの仕事タダでお願いします」と勝負を仕掛けてきて…
闇金社長との騙し合い
兎谷の頑張りもあり、まつりの母・桃園宝を騙し3億円を奪い取ったとされる奴らを見つけることに成功。
連中はレイシオ投資会社という会社を経営し、その取締役をしているのが千里遊馬という男だった。
さらにその右腕で代表を務めている野呂尊、金融屋の土海、リクルーターの小松、あと集金係らしき2人がおり、彼らがこの会社の幹部で、ここ数年はこのメンツで詐欺を働いていると兎谷は説明する。
土海哲生の抱えている闇金業者はまつりの家に借金を取り立てに来た会社なため、土海にはまつりの顔も知られている可能性がある。
だが御門は土海に近づかないのではなく、逆に土海を仲間に引き入ようと提案する。
そして御門はまつりに新たな課題としてキャバクラに潜入し、土海の好きな高級腕時計を餌に投資話に引っ張り込むよう指示をするのであった。
計画は順調に進み土海のコレクションルームに誘われるが、土海にはまつりの正体がバレていて…
『神に誓って偽りです』第2巻 P146,147,148より感想(ネタバレ注意)
第2巻では兎谷との騙し合いや、まつりの母親を騙した連中の一人である土海との騙し合いの様子などが描かれました。
前回、御門たちの行動が姫柊警部補たちにバレていたのはやはり兎谷が情報を流していたからでした。
仲間同士だけどやはり騙し合いの世界で生きている人間だから自分に危険が及びそうになったら簡単に裏切ってしまうんですね。
仲間から抜ける前に最後にまつりから大金をいただこうとする兎谷でしたが、逆にまつりにやられていて、まつりがちゃんと詐欺師として成長しているのが実感できるお話でした。
最初兎谷と小久保でグルとかズルいなと思っていましたが、実はまつりが兎谷より先に小久保のところに行き仲間にしていたとは…
勝負に勝った時のまつりのしてやったりの笑顔は最高でした。
『神に誓って偽りです』第2巻 P26よりこういう負けると思わせてからの大逆転の展開は読んでいてとても気持ちが良いですね。
兎谷は過去御門と組んで詐欺をしていた時、売上金をごまかして私服を肥やしていたという話が出て、コイツ実は嫌な奴なのかな?と思っていました。
しかしこの回のラストで実は御門はそのことに気づいていて、御門のほうも報酬を中抜きして兎谷なんかよりもはるかに多くの金額を手に入れていたというオチがあり、兎谷がちょっと可哀想に思えてしまい面白かったです。
商店街のおじさんたちの悩みを聞くお話では、まつりの母・宝さんの話を聞くことができました。
「取られたら取り返せ!」と強気に言う宝さんを見て、やはり彼女が現在借金で姿を消しているのはおかしいなと感じました。
ただ姿を消してまつりに借金を押し付けているとは考えられないし、まつりを一人前の詐欺師にするために姿を消しているとかなんでしょうか?
それとも騙した相手にやり返すための準備をしているとか?
早く彼女が姿を消した理由が知りたいですね。
そして宝さんを騙したであろう連中も判明しました。
リーダーらしき人物の千里遊馬は投資詐欺会社を次々と立ち上げてボロ儲けするイケメンで、半グレ上がりの野呂がいたり、金融屋の土海やリクルーターの小松など様々なタイプが集まっています。
『神に誓って偽りです』第2巻 P108より今後まつりと御門は彼らを次々と騙していくという展開になっていきそうですね。
個人的に気になるのは兎谷が集金役と言っていた男のうちの一人で、五十嶋ではない髪を縛っている男のほう。
コイツだけ名前が明かされてないし情報が少ないんですよね。
もしかしたらリーダーは千里ではなくコイツだったというオチとかないかな?
登場人物全員嘘つきと謳っている作品だし、色々疑って読んでいった方が良さそうですね。
そして今回のメインでもある土海との騙し合い。
キャバクラに潜入するため綺麗に化粧をし豪華な服を着たまつりが可愛すぎです。
こんなのどんな男もハニートラップにかかってしまいそうですよね。
でも今回土海はまつりの顔を覚えていたため、すぐにバレてしまいましたが…
土海の今回の敗北の要因は御門の正体に気づけなかったことです。
御門のことを素人詐欺師だと思ってしまった土海はまつりたちの作戦を利用して自分が儲かろうとしました。
しかし御門はそれすらも読み切っていて、用心深い土海がコレクションルームを引っ越すのを逆に利用し、御門たちが時間を稼いでいる間に兎谷が引っ越し業者を装って彼の高級腕時計を全部盗んでしまいました。
腕時計を奪われたと知った時の土海の顔も良かったですが、土海の事務所で平然と今回の反省会を開いている御門たちの姿も最高でしたね。
これで腕時計を人質にして土海をこちら側に引き入れるという感じかな?
こうやって徐々に敵の数を減らし、味方を増やして追い詰めていくのかもしれませんね。
次は誰を標的にするのか。
そして次の巻ではどんな騙し合いが描かれるのか、楽しみですね。


