【麗の世界で有栖川 第9巻 見どころ紹介】「夜の塵芥」に侵入する麗！しかし隊長三人がまさかの造反！？

 

カッパ室長です。

 

今回は少年サンデーSにて連載中の『麗の世界で有栖川』第9巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。

 

『麗の世界で有栖川』第8巻の紹介記事はこちら↓↓

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『麗の世界で有栖川』

著者：安西信行

麗の世界で有栖川 9巻、明日発売です。
8巻から10ヶ月ぶり。待っててくれた方、お待たせ致しました。
修正も付け足しも頑張ったので見てね pic.twitter.com/3nuF62UdKs

— 安西信行 (@anzainobuyuki) September 17, 2024

第9巻の見どころ（ネタバレ注意）

造反

スガワたち黒組も塵外の拠点「塵芥ちりあくた」に到着した。

一日半経っても陽が沈まない不思議なこの場所は塵外の一体・霧古きりこによって「昼」と「夜」に二分された世界だった。

霊体である塵外たちはいつでも最大限の力が発揮できるよう「夜の塵芥」に潜んでいる。

スガワたちは「夜の塵芥」へ行くための「空間の歪み」を探すことに…

 

一方、黒組より先に到着していた他の組たちも「空間の歪み」を見つけ、「夜の塵芥」へと侵入を試みる。

そこで黄組隊長・羅生、紫組隊長・破魔也、茶組隊長・土砂は自分達そっくりの何者かに遭遇する。

そしてその後、彼らは突然「麗を抜ける」と言い出し、麗副長である斑まだらに襲い掛かるのであった。

vs.写楽

三組に分かれて「空間の歪み」を探す黒組。

刺刺舞は「空間の歪み」を見つけ「夜の塵芥」へ侵入することに成功する。

だが同行していた塵外の躬操ミクリが罰当を人形にして刺刺舞に攻撃を仕掛けてきた。

躬操のことを味方だと信じたい、躬操の心を救いたいを思っている刺刺舞は躬操への説得を試みる。

しかしその途中、刺刺舞は塵外の一体・写楽シャラクからの不意打ちを食らってしまうのであった。

感想

今回から塵外の拠点「塵芥」での戦いが始まりました。

と言っても、敵は塵外だけでなく造反した麗の隊長たちもいるようです。

塵外だけだど敵の数が少なすぎて戦闘シーンが少なくなってしまうし、これで丁度いいのかもしれませんね。

 

羅生、破魔也、土砂の三人は自分そっくりの存在に出会ったことをきっかけに麗を抜けてしまいます。

これは最後の塵外・六道りくどうの術によるものでした。

六道の術は人間の身体に一瞬憑依して『その人間の姿と記憶を複成する』ものだそうです。

そして複成体は本物と対話しながら彼らの心の黒い部分を炙り出し、精神操作してしまうようです。

羅生たちは一体どんな対話をして麗を抜けることになったのでしょうね？

驪のいない麗にはもう用はないということなのか、それとも今の麗を壊して自分たちで新たな麗を作ろうと考えているのか？

 

今回は麗を抜けた三人と麗の副長である斑の戦いが描かれました。

戦いはけっこうあっさりとしたものでしたね。

斑は副長というからもの凄く強いのかと思いきや、三人（というか羅生と土砂の二人）に簡単に殺されてしまいました。

幻術を使って色々な戦い方が出来そうだし、もうちょっと見せ場があっても良いと思ったのですが…

『烈火の炎』の巡狂座や幻獣朗に似たようなキャラだったし、もしかしたら本当はメチャクチャ強いけれど老体のせいで本来の力が発揮できなかったのかもしれませんね。

この戦いで巻き込まれた感じで一緒に退場になった破魔也もちょっと残念でした。

他の二人に比べて弱すぎるし、これで隊長なのがちょっと不思議に思えました。

この戦いは物語にあまり影響のない面倒なキャラの掃除だったのかもしれません。

 

次に刺刺舞＆躬繰と写楽の戦い。

写楽の戦闘スタイルは意外過ぎましたね。

塵外の中で唯一と言っていい程のセクシーキャラなのに、戦いが始まると鬼みたいになってしまうんですもん。

もっとお色気満載の戦い方をしてほしかった。

名前が写楽で武器も筆だから絵を描いてトリッキーな攻撃をするのかと思いきや、筆で自分の体に化粧して化け物になるというのもビックリでした。

そして倒され方も意外でしたね。

いきなり刺刺舞の師匠が現れるなんて…

虚狼に顔を奪われていた師匠、こんな簡単に復活できてしまうんですね？

これは超強力な助っ人が入り、麗が優勢になったのではないでしょうか。

 

他の麗のメンバーも会敵しているし、次の巻はそれらの戦闘が描かれそうですね。

朱組隊長・椿と六道、紺組隊長・毬藻＆葵組隊長・靑と霧古。

スガワと黒は匿と戦うことになりそうだし、そうなると黒組の磁正＆千火丸は羅生＆土砂と戦うことになるのかな？

あと雷羽がどう動くのかも気になります。

彼はスガワに魂吸いの壺を渡した「無色むしき」という商人を気にしていました。

雷羽がこの戦いの黒幕が誰なのかを見抜いてくれるのかもしれませんね。

コチラの作品もオススメ

『烈火の炎』

『MAR』

『MIXIM☆11』

 

おわり