カッパ室長です。
今回は週刊少年ジャンプにて連載されている漫画 ジャンプコミックス『ウィッチウォッチ』第22巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!!
第21巻の紹介記事はコチラ↓↓
YouTube“ジャンプチャンネル”より
『ウィッチウォッチ』
著者:篠原健太
第22巻の見どころ(ネタバレ注意)
ウルフの告白
乙木家のみんなでケイゴの話になり、元フィギュアスケーターだったこともあり実は女の子からモテていることやキャラ作りに失敗していることなどを話し合う。
ミハルはケイゴに「今のケイゴは無理をしているように見える、本当は戦う人だったのに戦いを避ける方向に進んでいるようだ」と指摘する。
さらにモリヒトからも「お前は有能なのにお前自身が自分を低く見てる」と言われてしまう。
ケイゴは自分より強いウルフがいることで自分の価値を低く見てしまっていたのだ。
そのせいでニコから「好きな人はいるんじゃないの?」と聞かれて頭の中で考えるが、その人物が自分にとって眩しすぎて分からない状態だった。
その翌日、ケイゴと入れ替わったウルフが街で女の子漁りをしていると、ネムにその様子を見られてしまう。
その後、二人で歩いているとウルフはネムに「お前ケイゴが好きだろ」と言い出す。
「人の気持ちをそんな風に勝手に決めつけるのは失礼よ。自分の事は何も話さないくせに」とネムが言うと、ウルフはオレも自分の気持ちを言おうと言って「ネム。オレのものになれ」といきなり告白をするのであった。
『ウィッチウォッチ』第22巻 P83より感想(ネタバレ注意)
今回は11歳に成長したニコのお話やケイゴとウルフのお話などが描かれました。
まずはハイミことモリヒトたちのクラスメイト嬉野久々実が出版社に漫画を持ち込むお話から。
ハイミは女の子を描くとなぜかエ〇チな絵になってしまうため、ちょいエ〇コメディを描くことにしたそうです。
「うろんミラージュ」の二次創作はあんなにカッコイイ絵なのに…
そして出来た作品が「にんにんジャジャーンしのぶちゃん」(※その後「もくもくスモークケムリちゃん」として新しく描き直された)。
女忍者が学園で騒動を起こすコメディらしく、なんだか見たことある気がするなぁと思ったら矢吹健太朗先生の『あやかしトライアングル』にそっくりなんですよね。
しかもその後の会話で矢吹先生の体験談まで出てきて笑っちゃいました。
ここでハイミと真桑先生は憧れの「うろんミラージュ」の作者うたかた模糊先生と会うのですが、ハイミたちはまだそのことに気づいていません。
いつ彼女たちがうたかた模糊先生のことに気づくのか。
もしかしたらハイミが漫画家デビューした時とかなのかな? 楽しみですね。
次にモリヒトたちが子供になってしまうお話。
子供になったモリヒトたちは普段とキャラが違っていて、特にカンシがほんわかしてて可愛かったですね。
モリヒトが他の子と遊ばない理由が本人は「つまんないから」と言っていましたが、自分の怪力で他の子を傷つけたくないからというのを知ってちょっと悲しくなってしまいました。
今はみんなと仲良く過ごしていますが、彼も昔はひとりぼっちで寂しい思いをしていたんですよね。
そんなモリヒトにニコが優しく「その力はきっと将来人を守る力になるよ」と言ってあげてるシーンはとても良かったです。
そしてこれまでモリヒトのことを親のように思っていたニコがついにモリヒトのことを意識し始めます。
これはまたニヤニヤしちゃうような恋愛パートが始まる予感がしますね。
小学校の学習発表会で行われた劇「桃太郎」の配役決めでは、今の先生の大変さが凄く伝わるお話でした。
保護者からのクレームが怖くて桃太郎役が12人だったり、お供がゴリラやティラノサウルスだったりとメチャクチャすぎます。
そして今回のメインであるケイゴとウルフのお話。
ケイゴが自分の価値を低く見てしまうのは、周りにモリヒトやカンシなど強い人がいたり、ウルフという自分よりも強い男がいたからでした。
まぁコイツらと比べてしまうのは酷なことですよね。
でもケイゴはモリヒトたちとは違う強さを持っていると個人的には思っています。
自分の好きな人がまだ自覚できていなかったケイゴでしたが、今回ウルフのおかげでネムのことが好きだと自覚してくれました。
『ウィッチウォッチ』第22巻 P100,101よりウルフが今回ネムに告白したのは自分のためということもあるのでしょうが、ケイゴの背中を押したかったという思いもあったのではないでしょうか?
そしてウルフがネムと結婚したい理由、これは自分の子どもを作り自分がこの世に存在したという証を残すためでした。
ウルフは別の人格といっても、身体はケイゴのものだし、突然生まれた存在だから家族もいない。
ケイゴの人生の邪魔をするわけにもいかないから、他の女性と結婚することもできない。
だからせめて子どもだけでも残しておきたかったんですね。
思っていた以上に重い話でした。
この先、このウルフの問題は解決できるのでしょうか?
ネムが上手く解決してハッピーエンドにしてくれることを祈りたいですね。
その他の日常回もとても面白かったです。
カンシは誕生日なのにいつも通り不憫な目に遭ってるし、意外にもラブカは生徒会執行部に入るし。
ラブカはミハルたちのドタバタに巻き込まれるようになってから表情も柔らかくなった気がするし、敵だった時よりも可愛くなってますよね。
今後もラブカはたくさん登場してほしいです。
あと交通安全教室のお話では最初校長先生がヒキガエルの着ぐるみを着て車に轢かれたのかと思ってけっこう焦りましたね。
実際は校長が手に入れた魔法で命が宿ったヒキガエルのジーコくんだったので安心しましたが、メチャクチャ轢かれてて可哀想でした。
乙木家の男性陣が喧嘩するお話はしょうもない話かと思ったら最後は感動的なお話にしてるのも良かったです。
この回の題名が「ハイブリッドレインボウ」だったのですが、これを見てthe pillowsを思い出したのは私だけでしょうか?
順調に魔法を取り戻しているため、ニコもだいぶ成長してきました。
そろそろ思春期に突入すると思いますが、男ばかりの乙木家で大丈夫なのかな?
次の巻が楽しみですね。
コチラの作品もオススメ
『彼方のアストラ』
『SKET DANCE』


