どうも!
ドロドロした恋愛モノも大好き、カッパ室長です。
今回紹介させていただく漫画はジュールコミックス『恋と地獄』の第1巻です。
『恋と地獄』
著者:今井大輔
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— 今井大輔 (@dice_k_imai) August 6, 2022
どんな内容?(ネタバレ注意)
堕ちなばもろとも
派遣社員で27歳の女性・雨野リノは同じ会社に勤める東山ハルオと不倫関係にあった。
ハルオは既婚者で2歳の娘を持つ32歳でメーカーの企画部主任。
そんな仕事ができて周りからの評価も高いハルオが何の取り柄もない自分を見てくれたことにリノは浮かれて体の関係を持ってしまったのだ。
ハルオが家庭を捨てて自分と一緒になってくれる可能性は99%ない。
でも好きという気持ちを抑えきれない、残りの1%を信じてリノはハルオと会い続けていた。
だがある日突然、リノはハルオからこの関係の終わりを告げられる。
仕方ないと諦めようとするリノだったが、会社で他の女性と逢引をしているハルオを目撃してしまう。
さらにハルオはその女性に「前の女は捨てた。必要なくなったものってゴミじゃん」と話していた。
「アレを好きだった自分を殺したい」
リノはハルオに復讐するため行動を開始する。
感想
この『恋と地獄』は、恋に落ち、愛に溺れ、地獄に堕ちる男女のありさまを描いた恋愛オムニバス作品です。
第1巻では愛していた男から無惨に蹴落とされたヒロインたちが男に復讐を果たしていきます。
この作品の見どころは、なんといっても女性が男性に復讐するシーンです。
最初のお話のヒロイン雨野リノは東山ハルオに罠を仕掛けます。
リノはわざとハルオに乱暴されて、その時の音声を持ってボロボロの姿のまま会社に行き、ハルオを社会的に抹殺します。
ハルオはただリノに頼まれたからしただけですが、音声とリノの姿だけでは完璧にハルオが悪者に見えちゃいますよね。
リノは不倫をしていた側だから慰謝料とかも請求できないため、こういう形での復讐を選択したんでしょうね。
ハルオも上手く不倫をしていたようですが、最後のツメが甘かったですね。
別れてすぐに社内で別の子とイチャイチャなんてするからこんな目に遭うんですよ。
この後ハルオはどうなったんでしょうね。
会社をクビになったのか、それとも家族に不倫がバレてしまったのか。
どちらにしてもハルオの人生は終わってしまったことでしょう。
第4話からはヒロインがリノから坂下シホに変わります。
坂下シホは不倫している夫のマサトに復讐をしていきます。
不倫相手に会いに行ったシホはそこで偶然マサトの「一人暮らしに戻りてー。嫁と子供いなかったらもっと自由なのになー」という愚痴を聞いてしまい絶望し、復讐するために動き出しました。
ここからがかなり怖かったですね。
マサトが不倫相手とベッドでイチャイチャしている様子をシホがすぐそばのカーテンに隠れて盗撮していました。
二人が部屋に帰ってきたときに逃げるのではなく、不倫相手の部屋に忍び込むとか凄すぎるでしょ。
マサトが帰るまで気づかれることなく、そして不倫相手がマサトを見送って部屋に戻ったらそこにシホが座っている。
あんなに優しそうだったシホがいっきに悪顔になっていたのも怖さに拍車をかけていました。
そして翌日満面の笑みでマサトを送り出してからの、マサトの会社に録画した動画を流す。
マサトも社会的に抹殺されていますね。
やはり人を騙すとそれ相応の罰を受けるんですね。
不倫は絶対にしてはいけない、パートナーを裏切ってはいけないということを改めて思わせてくれるお話でした。
この作品はオムニバス形式ということで主人公は毎回変わっていきます。
リノの次が同僚のシホだったので、次も彼女たちに近い人物が主人公として描かれるのではないかと思います。
次はどんな人物が彼女たちのようなドロドロとした恋愛をするのか。
次の巻が楽しみです。
コチラの作品もオススメ
『ビターコネクト』
『パッカ』
おわり