カッパ室長です。
今回はマガジンポケットで連載中の作品 マガジンポケットコミックス『黒猫と魔女の教室』第11巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
YouTube“マガジンチャンネル”より
『黒猫と魔女の教室』第10巻の紹介記事はこちら↓↓

『黒猫と魔女の教室』
著者:金田陽介
魔女が呪いを解く為に×××にキスする話(1/18) pic.twitter.com/1MSBJgXnY7
— 金田陽介@黒猫と魔女の教室1巻 (@yousukekaneda) July 8, 2022
第11巻の見どころ(ネタバレ注意)
スピカ 覚醒!!
黒蛇教団アルク・トルゥスの攻撃によりアリアとハナが瀕死状態となってしまった時、スピカは夢の中でディアナの制服を着たアルクらしき人物に会い、蛇遣い座の再生魔法を授かり覚醒状態となった。
覚醒状態のスピカは普段の表情と違い冷酷な目つきとなっており、体の周りにウロボロスが具現化されていた。
そんなスピカを見てアルクは「あんたがその魔法を使うな!!」と激怒し、魔法でスピカを串刺しにしようとするが、スピカの蛇遣い座魔法により瞬時に傷は再生し、さらにそのダメージをシスター・ベガに移し替えるという反則技をやってのける。
そしてスピカはアルクたちに止めを刺すべく蛇遣い座魔法“蛇神 生生世世”を発動させる。
するとアルクたちの体は急速に老い始め…

イオの魔法風邪
職業体験を終え、いつもの学校生活に戻ったスピカたち。
しかしイオが魔法風邪にかかってしまう。
それのせいでイオの魔法が暴走して巨大化してしまい学校が破壊されてしまうため、スピカとカストルが薬ができるまで看病をすることに。
イオを草原に寝かし看病を始めるが、くしゃみ一つでカストルが吹き飛ばされたり、水と間違ってスピカが食べられそうになったりと、命懸けの看病に恐怖する。
そんなところに親子でキャンプに来たという少女がやってきて…
感想
今回、職場体験編もクライマックス!
邪教徒との戦いでスピカが覚醒し、反撃を開始しました。
まずは黒蛇教団のアルクたちとの戦いの続きから。
ただ一言、覚醒したスピカが強すぎます!!
敵から受けた攻撃を瞬時に回復させてしまうし、さらにそのダメージを別の人間に移し替えるとかチート魔法すぎますね。
そして何より恐ろしかったのが蛇遣い座魔法“蛇神 生生世世”。
その魔法を喰らってしまった人間は急速に歳を取ってしまい、そのまま老衰で殺されるという残酷すぎるものでした。
一瞬で殺されるよりも、こういう死に方のほうが精神的にもかなりキツイですもんね。
この人間の成長に影響を与える魔法が使えたのは、スピカが普段乙女座魔法で植物の成長を操っていることが影響しているのかもしれませんね。
一度老衰で殺されたアルクたちでしたが、優しいスピカは彼女たちを再生魔法で蘇生したようで、暗転後アルクたちは元の姿に戻されていました。
しかし、一度記憶に死を刻み込まれてしまったアルクたちは心が恐怖に支配されてしまい、まともに動けなくなっていました。
これで彼女たちは当分の間スピカを襲うことはできなくなってしまいましたね。
この覚醒状態時のスピカは人が変わったように冷酷な雰囲気でしたが、これはスピカ本人だったのか、それとも夢の中?で出会ったアルクが影響していたのか?
戦いの後、覚醒状態から戻ったスピカはそのまま再生魔法が使えているようだし、記憶もおぼろげながらあるようだから本人だったのでしょうね。
次 邪教徒に襲われた時もスピカはこの覚醒状態になることができるのかな?
今後はこの覚醒時の強さを常に使えるようにすることがスピカの課題なのかもしれませんね。
あと今のスピカは再生魔法を使いすぎると体や脳が耐え切れないような描写がありました。
これは再生魔法の危険性を示しているのかも。
今後再生魔法について詳細が明かされるのが楽しみです。
クロード、カストル、アストレアの方ではハウトには勝つことができましたが、太陽神の神杖は奪われてしまいました。
新たな黒蛇教団の男はイケメンですが、残業とか面倒くさいことはしない今時の若者って感じでしたね。
でも使う魔法は重力系みたいだったし、たぶん戦ったらメチャクチャ強いんだろうなぁ。
そしてやっと騒動に気づいたカストルの父・アルヘナが王宮魔術師たちを連れて登場。
裏切り者であるミラをアルヘナが倒してくれたのですが、彼が使った双子座大魔法がインパクト強すぎでした。

見た目はふざけすぎていますが、自身を光そのものにして物理では捉え切れないほどのスピードで攻撃できるとかヤバすぎですね。
将来、カストルもこうなってしまうのかな…?ポルックスだったら大歓迎なんだけど。
そして教団を撃退したスピカたちは女王特別勲章を授与され、無事職業訓練を終えていつもの学校生活へ。
イオが魔法風邪を引いて看病する話は今までシリアスだった分、笑い多めのコメディ回で面白かったです。
少女が巨大化したイオによじ登って「お名前なんて言うの!?うぅう!?あなたうぅうって言うのね!?」という『となりのトト〇』のパロディをやってて笑えました。
あと巨大な女の子の谷間に侵入するという男の子の夢みたいなことをやっててかなり羨ましかったですね。

今後もこういうふざけたコメディ回やちょっぴり♡♡♡なシーンとかも描いていってほしいです。
スピカによって王立ディアナ魔術校に飛ばされたアルク。
飛ばされた先がペガスス先生のリサイタルの会場で、「あの世!?」と困惑しているのが面白かったです。
そしてその後アルクは地下のガラス張りの牢獄に幽閉されることに。
スピカはここでアルクと会話をしながらアルクのこと、そして黒蛇教団や蛇遣い座魔法について知っていく感じになりそうですね。
アルクの方はまだスピカに対する恐怖心を払拭できていないようで、スピカに会いながら少しずつ克服して、いつかスピカを倒そうと目論んでいるようです。
でも雰囲気的にこのままスピカと心を通わせていくうちに、改心して仲間になってくれる可能性も高そうですね。
いつものゴスロリファッションのアルクも良いですが、スピカの持って来た服を着たアルクもメチャクチャ可愛かった。
このまま普通にお友達になってほしいですね。
単行本第12巻は2025年8月7日(木)発売予定です。
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