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【黒猫と魔女の教室 第10巻 見どころ紹介】王宮に邪教徒が急襲!!クロードカヴンの絆の強さで敵に打ち勝て!!

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どうも、カッパ室長です。

 

今回はマガジンポケットで連載中の作品 マガジンポケットコミックス黒猫と魔女の教室』第10巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。

 

YouTube“マガジンチャンネル”より

 

『黒猫と魔女の教室』第9巻の紹介記事はこちら↓↓

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黒猫と魔女の教室

著者:金田陽介

 

第10巻の見どころ(ネタバレ注意)

クロード&アストレア&カストル vs. ハウト

スピカたちが職業体験で王宮警護の任務に就いていると、第三分隊長ミラの手引きにより邪教徒「黒蛇教団ブラック・サーペント」が王宮内に侵入してしまう。

黒蛇教団の目的はスピカと王宮の宝物庫にある“太陽神の神杖ヘリオス・ロッド”。

王宮の大階段ではクロードと黒蛇教団のフォーマル・ハウトが対峙していた。

ハウトの尻尾による攻撃は触れたものを砂塵にしてしまう強力な魔法でクロードも苦戦していた。

そこにアストレアカストルが合流し、二人はクロードの制止を聞かずハウトとの戦いに加わろうとする。

だがそのせいで二人を庇ってクロードはハウトの攻撃を受けて深手を負ってしまう。

後悔するアストレアとカストルはクロードを助けるため、協力してクロードが大魔法を打つための時間稼ぎを始めるのであった。

スピカ&アリア&ハナ vs. アルク&ベガ&カリーナ

謁見の間ではスピカは助けに来てくれたアリアハナとともに黒蛇教団のアルク・トルゥスイータ・カリーナシスター・ベガの3人を相手に奮闘していた。

カリーナは物体を爆弾に変える魔法を使い、ベガは王宮にいた兵士たちを石像に変えて襲い掛かってくる。

そしてアルクは精気を吸収した相手の魔法が使え、スピカの精気を吸い植物魔法をさらに強化してスピカを攻撃する。

しかしアリアとハナもスピカを守るため強力な氷魔法や毒魔法で対抗し、スピカも“リミット・ブレイク”を使用しアルクの付け焼刃な植物魔法よりも自分の知識や経験を重ねた魔法の方が強いことを証明してみせた。

スピカたちを強敵だと認めたアルクたちは3人集まり、それぞれが蛇遣い座オヒューカス大魔法グランマジックを使用し最大の力でスピカたちを潰そうとしてきて…

『黒猫と魔女の教室』第10巻 P138,139より

感想

今回は職業体験編の続きで、邪教徒「黒蛇教団」との戦いが描かれました。

黒蛇教団のハウトにはクロードとアストレアとカストルの3人、アルクとカリーナとベガにはスピカとアリアとハナの3人で立ち向かっています。

男性の敵には男性たちが、女性の敵たちには女性たちで戦う感じになっていて良いですね。

にしても男側は1対3なの、それだけハウトが強敵ということなんでしょうけどちょっと卑怯に見えちゃいますね。

 

王宮魔術師のミラは予想通り病気の弟を助けてもらうために邪教徒側についたようです。

これで約束が守られればまだ良いですが、たぶん捨て駒にされるだろうし可哀想な結末しか見えませんね。

 

ハウトは見た目通りの凶暴な奴で、ギャングのリーダーをしていて好戦的な人物でした。

でも過去の襲撃時に寝坊で参加しなかったりと、適当な雰囲気もあって結構好きなキャラです。

そしてハウトの攻撃がメチャクチャ強い。

彼の蛇遣い座魔法オヒューカス・マジックはヨーロッパの伝説上の怪獣“バジリスク”をモチーフにしていて、触れたものを砂塵に変えてしまう恐ろしいものでした。

これはさすがに生徒たちだけでは勝てない相手ですよね。

そのため今回アストレアとカストルは2人で勝つのではなく、クロードの大魔法までの時間稼ぎ&相手の動きを止めることに注力していました。

それだけでもかなり大変なことで、2人はかなり負傷しつつもお互いの魔法の特性を活かしながらハウトの動きを止めていきます。

『黒猫と魔女の教室』第10巻 P68,69より

アストレアとカストルのクロス・マジック“断罪の剣ジャッジメント・ブレードは無数の剣が降り注ぐカッコイイ技でしたが、それも囮に使うなんて凄い頭脳戦でしたね。

アストレアの魔法である精神を切り裂く“テミスの剣”も普通に強いし…

そして最後のクロードの射手座大魔法サジタリアス・グランマジックでのとどめもカッコよかったです。

やはりクロードは最強ということなんですね。

 

女性陣の戦いは最初1対1ずつで戦い、そこから集まって3対3になっていく展開がアツかったです。

アリアがシスター・ベガの幻惑にやられたかと思ったら、夢の中でドSなアリアが逆にベガをイジメて楽しんでいて笑っちゃいました。

また、ぼっち同士のイータ・カリーナとハナは友達マウントで争い合ってたのも面白かったです。

その後は真面目な戦闘に入り、ど派手な魔法の打ち合いで見ごたえがありました。

特に最後のアルクたちの大魔法に対してスピカたちが“トライデント・マジック”を披露したシーンは凄かったですね。

『黒猫と魔女の教室』第10巻 P154,155より

それぞれ乙女座×蠍座、蠍座×水瓶座、水瓶座×乙女座の力を掛け合わせ、食べられることで相手に毒の花を植え付ける“百華彼岸ひゃっかひがん”、氷の中に毒を仕込んだ“氷毒アイス・ベノム”、焼かれても水の力で何度でも再生する“竜血樹りゅうけつじゅ”という竜を作り上げて攻撃しました。

普通のクロス・マジックだけでも凄かったのに、それを3人でやるなんてスピカたち成長しすぎじゃない?

 

これでアルクたちも倒して一件落着になるのかな?と思ったらまさかの展開に…

倒したと思って油断していたスピカたちが逆にアルクの攻撃でやられてしまいました。

ハナの精気を吸ったアルクの毒魔法で3人は瀕死状態、というかアリアとハナは死んでしまったようです。

このシーン、かなり絶望的でショックでしたね。

スピカも毒がまわって動けなくなり目の前が真っ暗になって倒れてしまいました。

するとスピカは謎の空間でアルクらしき人物と二人きりになり“この力はきっと多くの人を幸せにできる”と言われ、何かを授かり覚醒して起き上がりました

おそらく蛇遣い座の再生魔法を授かったのでしょうね。

これでアリアとハナを蘇生してアルクたちを撃退する流れかな?

ですが覚醒状態のスピカは雰囲気も違っていて、これはスピカ本人なのか、それとも別人の意志が宿っている状態なのかまだ分からない状況です。

あと、この謎の空間で会ったアルクと現実世界で対峙しているアルクは別人なのかも気になるところ。

はたしてスピカはどうなってしまったのか、続きが気になります。

 

単行本第11巻は2025年5月9日(金)発売予定です。

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