ミステリー

【ペンと手錠と事実婚 第4巻 見どころ紹介】鶫の最大の謎がついに明らかに…!&孤立した山荘で事件発生!?

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カッパ室長です。

 

今回はヤングアニマルにて連載中の漫画『ペンと手錠ワッパと事実婚』第4巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。



※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

第3巻の記事はこちら↓↓

【ペンと手錠と事実婚 第3巻 見どころ紹介】鶫に弟子入り希望!?切鮫たちの日常がハチャメチャに… こんにちは! カッパ室長です。 今回はヤングアニマルにて連載中の漫画『ペンと手錠ワッパと事実婚』第3巻の見ど...

 

ペンと手錠と事実婚

原作:椹木伸一
作画:ガス山タンク

 

前回のお話

梔子くちなしつぐみの前に突如現れた1学年下の女の子・晴山はるやま日撫ひなで

探偵を目指している彼女は強引に鶫の弟子になり、鶫と行動を共にするようになる。

そのせいで鶫と切鮫きりさめ鋭二えいじの関係が日撫にバレてしまい、鶫は切鮫との同棲を解消することになってしまうのであった。

第4巻の見どころ(ネタバレ注意)

鶫が声を発さない理由

切鮫との同棲を解消し、そのことをまだ引きずっている鶫は上手く寝れずにいた。

そんな彼女の前に烏有うゆうたつみと名乗る新たな担任の先生が現れる。

彼の左の手首には蝶のアザがあり、それを見つけてしまった鶫は突如体調を崩してしまうのであった。

『ペンと手錠と事実婚』第4巻 P20,21より

 

一方、切鮫の方は鶫と離れてから感じている胸のモヤモヤは、以前の鶫誘拐事件で鶫を殺害するよう指示した人間が捕まっていないからだと思い込み、鶫が命を狙われる理由を突き止めることにした。

そして同僚の賢島とともに鶫の経歴を調べていると、彼女は18歳なのに高校3年生ではなく高校2年生であることが判明する。

浪人したわけでも留年したわけでもないため、鶫が就学前に1年の空白を生む出来事があったのでは?と推測する切鮫。

切鮫たちは鶫の両親に話を聞くため金沢へと向かう。

そこで切鮫たちは両親から鶫が描いた謎の絵を渡され…

孤立した山荘で事件

洋画科の合宿で林間学校にやってきた鶫たち。

鶫たちが泊るキャンプ場には鶫たち以外にアウトドア同好会の大学生たちが泊っていた。

何か“訳アリ”のような雰囲気を感じ取った日撫は、山荘ミステリーが始まりそうだとワクワクしていた。

ロッジで夕食をとりながら同じ洋画科の尾崎おざきたくみ藤河原ふじがわら奏太そうたも加わりミステリーの話で盛り上がっていると、突然アウトドア同好会の蜂谷はちやしゅんが苦しみだし、血を吐きながら息絶えてしまう。

そしてキャンプ場のオーナー・隈沢くまざわ功男いさおからキャンプ場までの道で土砂崩れが起き、警察も来れずこの山荘は孤立してしまったと言われるのであった。

感想

今回は鶫が声を発さない理由や山荘での殺人事件などが描かれました。

第4巻の表紙で鶫が水着姿になっていますが、本編の内容とは関係がなさそうです。

 

金沢に住む鶫の両親が切鮫に見せた絵はグチャグチャに黒く塗りつぶされた絵でした。

これは第1巻で切鮫が鶫のスケッチブックを見た時の絵と一緒ですね。

鶫に聞いたときは「あれは学校の課題で描いた怖い絵」と答えていましたが、それだけではなかったようです。

この絵は鶫が幼い頃何者かに家を襲撃され夜が明けるまで声を殺しクローゼットに隠れていたことを表していました。

「怖い絵」というのは「鶫が体験した怖い事件を絵に表した」ということだったのです。

鶫の本当の名前は篠宮しのみや

犯人に本当の両親を殺された鶫は今の両親に引き取られて「梔子」になっていました。

そしてこの事件のショックにより鶫は声を出せなくなっていたのです。

母親の最後の言葉「何があっても絶対に声を出しちゃダメよ」が呪いのように今もまだ彼女の中で生き続けているのかもしれません。

ということはこの事件の犯人を捕まえることができれば鶫は声を出せるようになるのかもしれませんね。

この事件の犯人の姿は分かっておりませんが、鶫は犯人らしき人物の左の手首に蝶々のあざがあることを見ています。

これがヒントになるのかも。

そして同じあざを持つ人物・烏有巽が鶫の学校に先生としてやってきました。

かなり怪しそうな人物ですね。

糸目キャラは裏切り者というのが定番ですし…

でも怪しすぎて逆に犯人ではない可能性もあります。

ミスリードっぽいですよね。

そもそもこの蝶々のあざのある人物が犯人と断定できているわけではないですし。

もしかしたら烏有巽は鶫を守るために学校に潜入している味方側の人物なのかも。

早く烏有巽の正体が知りたいですね。

 

そして鶫は林間学校のキャンプ場で殺人事件に巻き込まれてしまいます。

『ペンと手錠と事実婚』第4巻 P67,68より
道が閉ざされ孤立した山荘での連続殺人事件、ザ・ミステリーって感じですね。

第一の殺人は蜂谷瞬が夕食時に毒を盛られて死んでいました。

第二の殺人は坂巻一斗が森の中で串刺しになって死んでいました。

彼らは2年前にオーナーの娘・隈沢しのぶのいとこ・初音はつねを轢き殺しているので、犯人はその復讐をしているのかも。

そして鶫は犯人が二人いることを見抜き、一人が同じ洋画科の藤河原奏太、そしてもう一人がアウトドア同好会で今回不参加の栗林くりばやしゆずると言っています。

アウトドア同好会じゃなく洋画科の生徒に犯人がいるのが意外だったし、さらにこの場にいない人物が犯人というのにも驚きました。

閉鎖環境で内部に犯人がいると勘違いさせるトリックだったとは。

一体どのようにして彼らは殺人を実行したのか。

蜂谷の事件ほうはワイングラスに毒が盛ってあると言っていましたが、これは嘘のようです。

藤河原が周りにそう思わせるために、演技をしていたのではないでしょうか。

ワインを飲んで死んだのならワイングラスを落としたりするはずなのに、きれいに置かれていたのも不自然でしたしね。

実際に毒が塗られていた場所はおそらく「車の鍵」だと思われます。

車の鍵が見つからずスペアを使用したと言っていたので、栗林が鍵を隠しスペアに毒を塗っていたのでしょう。

そして車を利用した蜂谷は毒がついた手でパンを食べてしまい死んでしまったのではないでしょうか?

坂巻の死体の指にとまった虫が死んだのも、坂巻がキャンプ場から逃げる際に車を使おうとして毒に触れていたからだと思われます。

坂巻の事件のほうは藤河原は鶫を突き落とすために行動していたため、犯行は不可能っぽいので実行したのは栗林なのかな?

電話で「逃がしてやるから木に結んだビニール紐をたどれ」とか言って誘導し崖から突き落として、その後は大学の方へ戻ったとか?

次の巻でトリックが暴かれるようなので、推理が当たっているか楽しみです。

 

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