カッパ室長です。
今回はコミックDAYSにて連載中の『てんぷる』第12巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『てんぷる』第11巻の紹介記事はこちら↓↓
『てんぷる』
著者:吉岡公威
YouTube“「KING AMUSEMENT CREATIVE」煩悩チャンネル”より
第12巻の見どころ(ネタバレ注意)
ホワイトデー
カグラに「恋の相乗り」宣言とともにキスをされた赤神はあまりの出来事に気を失ってしまう。
赤神の呪いで女性から好意を持たれることなんてないと思っていた赤神であったが、夢で結月の姿をした仏から「赤神なのにモテモテだという事実」に向き合うように言われ目を覚まし、彼女たちの想いに真剣に向き合うことを決める。
そして迎えるホワイトデー。
【いつも通り以上】のお返しということで赤神はそれぞれにもらったチョコの3倍でお返しをしていく。
だがさすがに修行の身であるため月夜からもらった「キス」を3倍で返すことはできないと月夜に謝罪をする赤神。
しかし、それでも月夜は引かず赤神とキスをしようとして…
卒業の日
海月からデートに誘われた赤神。
しかも場所は海月の学校で、その日はなんと卒業式だった。
学生服を着させられた赤神は海月とともに同級生という設定で校内で学生気分デートを味わうことに。
海月とデートをして赤神は中学時代の自分を思い返し、あの頃誰かに心を許せていたのなら何か変わったのだろうかと考える。
そして屋上で海月に告白され、赤神は「俺は皆さんの気持ちに応えられません」と答えるが…
感想
今回は恋の相乗り宣言を受け、ヒロインたちの気持ちに向き合うため苦悩する赤神の姿が描かれました。
得度式や法類会議など寺関係のイベントも終わり、ヒロイン達の気持ちもハッキリしたということで、今度は主人公である赤神の問題を解決していくターンとなりました。
赤神はこれまでの人生で異性に嫌われ続けてきたせいでヒロイン達の「好き」にも気づけないという“呪い”にかかっていました。
これまでかなり積極的なアピールを受けていましたが、それを全部悪しき煩悩として処理していたんですね。
どうやってこの呪いから解放させるのかと思ったら、まさか夢の中で仏が出てお告げをするとは…
赤神が三日月寺に来たことで御本尊もちゃんと修繕されることになったし、これは御本尊が赤神にお礼をしてくれたのかもしれませんね。
今回は月夜の可愛さが爆発していました。
赤神が布団に横たわったら自然と隣で横に寝ながら見つめ合うし、その後は膝の上に座って対面座位の状態で超至近距離で向き合うし。
これでも自分は健全だと思っているのが月夜の良いところですよね。
そして赤神とキスしたすぎて色々暴走しているのも可愛かったです。
池に落ちて赤神から人工呼吸してもらったと思ったら、そこから本気キスに移行していくのヤバすぎですね。
このキスシーンは本当にエ〇かったし、月夜が可愛すぎました。
他のヒロイン達へのバレンタインのお返しも良かったです。
ミアと海月にはお笑い寄りのお返しをし、カグラには指ズボ3倍返ししていました。
いつもイジメる側のカグラが逆にやられているのがかなり良い。
そして結月には粉々になったチョコを渡されたから、粉々にして返しているのも面白かったです。
最近はカグラと月夜が♡♡♡なアピールで赤神の心を乱し、ミアと海月がそんな赤神を聖母のように優しく包み込むという素晴らしいバランスになってきている気がします。
みんなが赤神に積極的になっていく中、結月は今後どうしていくのか気になりますね。
海月の卒業式のお話では、赤神は海月と学生デートをしていました。
赤神はこんな自分がみんなからモテることが嬉しいはずなのにそう思えない状態でした。
それは自分の父親のような節操のなさを過去の自分が許してくれていないと思っているから。
しかし海月から「大丈夫だよ 恋をしても」と言われ、自分でも女性を幸せにできると思えるようになり呪縛から解かれています。
これで赤神も恋をすることができるようになり、ヒロイン達に返事が出来るようになるってことですね。
赤神は一体誰を選ぶのか、それともやはりハーレムを貫くのか、楽しみですね。
次回は娘に手を出され激おこな蒼葉大僧正こと月那さんとのお話のようです。
はたして赤神はどうなってしまうのか。
単行本第13巻は2025年4月発売予定です。
コミックDAYSにて『てんぷる』の試し読みができます。
コチラの作品もオススメ
『ぐらんぶる』
いよいよ伊豆秋祭、開幕!再びのミスコン優勝を期して気合が入る千紗。
一方、出会いの春祭から半年を経た愛菜も成長と覚悟を見せる!!
おわり