カッパ室長です。
今回は少年サンデーSにて連載中の漫画 少年サンデーコミックス『麗の世界で有栖川』第10巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
『麗の世界で有栖川』第9巻の紹介記事はこちら↓↓
『麗の世界で有栖川』
著者:安西信行
贈呈本きたよ(=^x^=)
一冊にまとまるの本当嬉しい麗の世界で有栖川
明後日18日発売ですよ烈火の炎しか知らん人も
MÄRしか読んだ事ない人にも後悔させない内容だよ
読んでみて pic.twitter.com/oEL1ayGBED— 安西信行 (@anzainobuyuki) June 16, 2025
第10巻の見どころ(ネタバレ注意)
六道の正体
朱組の椿たちは塵外の本拠地[塵芥]で六道と名乗る塵外と対峙する。
六道は人間の身体に憑依してその人間の姿と記憶を複成する技を持つ。
さらに精神操作によって羅生、土砂、破魔也を麗から造反させたことも明かす。
六道は驪に姿を変え、椿たちが攻撃出来ないようにするという卑怯な手で攻撃を仕掛けてくる。
椿の部下の笑丸と仁丹は驪の姿になった六道に対し畏怖し手を出せなくなってしまうが、椿は生まれつきの性格と既に死んでいるという理由で自由に動くことができ、六道を思い切り殴り飛ばすのであった。
『麗の世界で有栖川』第10巻 P16,17よりそして姿が戻った六道を笑丸、仁丹とともに追撃し成仏させることに成功。
椿が六道が被っていた虚無僧笠を取ると、六道の正体は…
千火丸vs.土砂
雷羽によって羅生、土砂、破魔也が麗を裏切ったことを知った磁正と千火丸。
彼らの前に羅生、土砂が現れ、磁正たちにタイマンを挑んできた。
土砂と戦うことになってしまった千火丸は黒組の末端忍者の自分が茶組の隊長に勝てる訳が無いと怖気づいてしまう。
地震を起こし、地面の中を潜って攻撃をしてくる土砂に一方的にやられる千火丸。
しかし磁正から「千火丸は黒組の「隠し武器」だ」と褒められたことで自信を持った千火丸は覚醒し反撃に出るのであった。
感想(ネタバレ注意)
第10巻では朱組の隊長・椿の秘密や、塵外の六道の正体、そして千火丸と麗を裏切った土砂との戦いなどが描かれました。
まずは椿のお話から。
六道との戦いの最中に、椿は自分は既に死んでいることを明かしました。
これはあまりにも予想外すぎて驚きました。
でも刺刺舞の「耳無しの札」が椿にも効いていたというヒントは出ていたんですね。
過去に敵と相討ちで死んでしまった椿を蘇らせたのは、やはり絵馬男でした。
椿は六道に「何を未練に現世を彷徨うので?」と聞かれ、最初黒との「一緒に組を作ろう」という言葉を思い出していましたが、それではありませんでした。
月日が経ち、椿も黒もそれぞれ組を作っていましたから。
なので彼にあるのは未練ではなく、「朱組を最強の組にする」という信念のみだったようです。
まぁ口ではああいってましたが黒との約束のこともちょっとは未練としてあったのかもしれませんね。
そして椿たちは見事に六道を撃破。
あれだけ塵外の仲間たちからも色々話題になっていたキャラだったのに、あまりにもあっさり倒されたのがちょっと残念でしたね。
そんな六道の正体は行商人の無色、さらにはその中身は蘭丸でした。
蘭丸が行商の無色に姿を変えていたんですね。
ということはスガワに壺を渡し塵外の封印を解かせたのも彼の仕業だったというわけか。
六道とは霧古が形代で作ったもので、蘭丸はそれに自分の魂を入れていたって感じなのかな?
そして壺に封じられていた塵外は十一体ではなく、十体だったそうです。
いやいや、さすがにちょっと無理矢理すぎませんか。
六道が外界にいると壺に封印されてた塵外の数が合わなくなっちゃうから急に設定変更したのかなと思っちゃいました。
まぁでも「六は無」という設定は当初から考えられていただろうから、これは予定通りなんでしょうね。
椿たちとの戦闘後、蘭丸はスガワと心の世界で邂逅を果たします。
蘭丸はスガワを塵外側に引き入れようとしますが、あっさりと断られてしまいました。
でも蘭丸はまだ諦めていないようで、スガワの「心の世界」に入り、『蝕む疫気』という術で何か仕掛けています。
これはスガワの記憶や思考を書き換えてしまうんでしょうね。
『烈火の炎』で敵がヒロインの柳を手に入れるために記憶を消したのと同じ感じかな?
そうなると記憶を書き換えられて塵外側についてしまったスガワを黒たちが必死に語り掛けて助け出すという展開になるのでしょうか?
これまでスガワは女の子だけどカッコイイ姿ばかりだったので、ラストにヒロインらしい感じになるのはかなりアリだと思いますね。
どうなるのか楽しみです。
最後は千火丸と土砂の戦い。
土砂は素顔があまりにもモブすぎたのと、負け方も酷すぎてちょっと可哀想でした。
地下という自分に有利なフィールドで戦っているのに、あっさり千火丸に捕まってるし。
これなら普通に地上で戦ってたほうが強かったのでは…?
というか千火丸の能力がチートすぎますね。
『麗の世界で有栖川』第10巻 P118,120,121より『成長させる』『時間の流れを加速させる』ってなんだよ!?
この能力を聞いて、私はもしかしたら千火丸が絵馬男なんじゃないかと考えちゃいました。
死んだ椿が肉体を得るために絵馬男は椿の霊体を強制的に熟成させてましたよね。
これって椿の霊体を成長させた、霊体の時間を加速させたってことなんじゃないでしょうか?
長い髪の毛も絵馬男と一緒だし。
それに第2巻で黒組が絵馬男と対峙する時、千火丸と冰墨だけが戦いの場からいなくなってました。
千火丸がいなくなり、絵馬男が現れた。
これ、かなり怪しいですよね。
体格が全然違うというのも、時間を操る能力などで成長させたのかもしれません。
千火丸自身は何も知らなくて、実は別の人格が宿ってるとかも考えられますね。
はたしてこの予想当たってるかどうか、楽しみに待っていたいと思います。
次回は磁正と羅生の兄弟対決。
羅生が麗を抜けた原因は黒だったようです。
黒に驪からの期待や大好きな弟など全て取られた羅生。
さらにこのままだと次の首領が黒になってしまうから、その前に自分で麗を潰し、自分の好きな麗のまま終わらせたかったようですね。
まぁちょっと気持ちは分かります。
はたしてこの兄弟対決はどんな結末を迎えるか!?
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