カッパ室長です。
今回はアクションコミックス『いとなみいとなめず』第10巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます！
『いとなみいとなめず』第9巻の紹介記事はコチラ↓↓
『いとなみいとなめず』
著者：水瀬マユ
第10巻の見どころ（ネタバレ注意）
悠と充のバレンタイン
山吹悠は澄と実佳子の3人で実佳子の愚痴を聞いたり、恋バナに花を咲かせていた。
そこで深田充の話になり、悠は充のことを好きになってしまったことをふたりに明かす。
すぐに告れと促してくる実佳子に悠は「もっとゆっくり関係を築いて…」と気持ちを大事にしようとするが、実佳子はそんな悠に「ひとつの恋を大事にしすぎるとダメになった時深く傷つくよ」「相手が鈍ければ鈍い程はっきり言わないと 本音をさらけ出さないと伝わらない」とアドバイスするのであった。
実佳子のアドバイスを受け、バレンタインに手作りチョコを渡し告白することを決心した悠。
そしてバレンタイン当日。
充を呼び出し、公園で告白しようとした悠であったが、充に「前に進むイメージが湧かない。積み重ねてきた飛鳥馬への気持ちに未練があるのかもしれない」と言われ…
勉強、そして約束の日…
“いとなみ”について勉強不足だった清と澄は、次回“いとなみ”をする日を澄の誕生日に決め、それまでにお互い勉強することにした。
清がテクニック集の本で勉強し実践してきたことで澄はもっと勉強しなくてはと焦る。
実家に帰って保健体育の教科書を読んだり、身体のお手入れをしたり、女性向けの♡♡♡な動画を観て澄は“いとなみ”の勉強をする。
すると澄はもっと清とキスをしたい、もっとくっつきたいと思うようになり、清に積極的にアピールを始め…
『いとなみいとなめず』第10巻 P110,111より感想
今回で清と澄のピュアな新婚生活も終幕です。
6年の連載だったらしいのですが、あっという間な気がします。
この第10巻では清と澄のお話だけでなく、悠と充の恋の行方もしっかりと描かれていました。
まずは悠と充のお話から。
悠は実佳子のアドバイスを受け充に告白しようとしますが、充はまだ澄に未練があると言い出します。
コイツ本当に鈍い男ですね。
2月14日で悠が渡したいものがあるって言ってるんだから、チョコと一緒に告白だと普通は気づきますよね？
初登場時は普通にイケメンだった充でしたが、今はただのポンコツ野郎になっている気がします。
ホントこの日の為に頑張ってきた悠が可哀想でした。
しかし、そこで折れずに必死に「よく見てよ 私の事！！」と言った悠がカッコよかったです。
『いとなみいとなめず』第10巻 P68,69よりその後は充はボサボサの髪を悠に切ってもらい、短髪の爽やか青年になっていました。
犬のトリミング用の鋏で切られている充、ワンコみたいでした。
これがきっかけで充は悠に犬のように懐きそうな気がしますね。
結局告白することはできませんでしたが良い雰囲気で終わったし、もうカップルになれたと思って良いですよね？
次に清と澄の“いとなみ”のお話へ。
勉強を始めてから二人がイチャイチャするシーンが増えて読んでてニヤニヤが止まらなかったです。
清よりも澄のほうが♡♡♡なことに積極的になっていましたね。
最初は清がキスをしたりハグしたりとリードしていましたが、最後の方は澄に色々やられて清もタジタジでした。
そして約束の澄の誕生日。
美味しいご飯を食べて良いホテルに行って、婚約指輪を渡してと最高のムードで“いとなみ”を迎えます。
ここで澄が以前買っていた勝負下着を着ているのも良かったです。
しかしここでも清が先に暴発してしまい上手くいかず。
その後も失敗が続きますが、最後は澄のおかげで上手くいくというのも夫婦二人の頑張りで成功させた感があってとても良かったです。
『いとなみいとなめず』第10巻 P164より
最後は清と澄だけでなく、澄のバイト先の実乃梨も二人目を妊娠したり、清の同僚の小泉と藤エリアマネージャーが結婚したりとみんながハッピーエンドを迎えていてとてもほっこりさせてもらえました。
水瀬マユ先生のあとがきでは本編は終わったがその後の話をちょこっと描こうと思っていると書かれていました。
これはとても楽しみですね。
水瀬マユ先生の他の作品を読みながら待っていようと思います。
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