こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回はマガジンポケットで連載中の漫画『軍神のタクト』第2巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
『インフェクション』及川徹先生の最新作です!!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『軍神のタクト』第1巻の記事はこちら↓↓
『軍神のタクト』
著者:及川徹
強すぎて米軍に消されたゲーム配信者、最悪の異世界へ③#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/Z90nya1gC8
— 及川徹『軍神のタクト』4/9 一巻発売!月曜更新 (@oikawatoru) April 9, 2024
第2巻の見どころ(ネタバレ注意)
最強の兄妹が起こす奇跡
休む暇もなく街に押し寄せる魔物の襲撃の第2波。
火の魔神の放つ火炎弾がノアたちのいる山城を襲い、ノアたちを守るため作戦の要にして最大の戦力であるカウルが犠牲になってしまった。
この街の消滅は確定したと絶望する街の住民たち。
そんな人々を嘘をつくことでしか幸せにできない依茉は自分の無力さに泣き崩れる。
しかしノアは「君の嘘を真実に変えられる。泣くのはもう終わりだ。」と言って依茉を立ち上がらせ、街を救うために作戦を練り始める。
ノアは『指揮官の冠』の機能で一人一人の身長体重、趣味に嗜好、人間関係、開拓記録に別の街の討伐記録など、雑多な情報の海を展開させる。
そしてオークが罠で転んだところを市民が倒すという奇跡をオーク600体分創り出そうとする。
だがノア一人の計算速度では時間が足らず、脳を使いすぎてショート寸前になってしまう。
そんな時、依茉の指輪が光り出し、そこからノアが妹を模して作ったAI・香菜が現れる。
香菜と力を合わせたノアは無事魔物が到達する前に作戦を完成させ、市民一人一人に指示を送り…
感想
今回は魔物の襲撃の第2波から街を救うお話が描かれました。
前回、ラストで最大戦力であるカウルが死んでしまいノアたちはピンチに陥ります。
コミュ障なノアと仲良くしてくれた優しいイケメンをいきなり殺すなんてかなり鬼畜なストーリーですね。
依茉は絶望する街の住民に少しでも幸せになってもらうために「クイーンさえ生き残れば全ての魂は生まれ変わることができる」と嘘をついてしまいましたが、これが嘘だと人々にバレたらどうなってしまうのか。
この話を聞いたとき冬華が凄い嬉しそうに反応していたから、もしかしたら冬華はすでに大事な人を亡くしているのかも…
嘘だと知ったら冬華が激怒して依茉に何かしそうでちょっと怖いですね。
カウルを失い、作戦を練り直すノアの前に香菜が現れノアを助けてくれました。
なぜ香菜がこの異世界にやってこれたのか気になりますね。
ノアは依茉に召喚されていますが、香菜は誰にも召喚されていません。
依茉は指輪は朝起きたらはまっていて外すことができなかったと言っています。
この指輪をはめた人物が香菜を呼んだのかも。
香菜の助けもあり街を救う作戦を練り上げたノア。
この作戦の凄いところは戦いの終わりまでの細かな指示が300人分それぞれ用意されているところ。
味方の動きだけでなく、敵の動きまでも完璧に把握したもはや未来予知のようなものでした。
指示を受けた人にはどんなルートをどう動けば良いか視覚化されるようで、ゲームの画面みたいでしたね。
しかしこの作戦は街の住民の30人しか救うことができず、残りの279人は犠牲になってしまうものでした。
ゲームなどではしょうがないと思えるものですが、リアルの戦争でこの指示をしなくてはいけないのは辛いものですよね。
自分のせいで死んでいく人を忘れないように、最期の言葉を受け止めようとするノアが本当に凄いと思いました。
そして死ぬと分かっていても街を救うために指示に従う人々も本当に凄いと思います。
これは依茉の嘘を信じているからできたことなのかもしれませんね。
途中、ヒロイン候補っぽそうな女の子・萌も死にそうな展開になりドキドキしちゃいました。
でも彼女はノアの指示通り動かずに生き残ってくれましたね。
萌はノアに好意を抱いているし、戦いの後にノアと萌ですれ違いコントみたいな会話が起きてて、これが原因で恋愛面もゴタゴタしそうで楽しみです。
今回は上手くいったから良かったですが、萌のように命令を無視するような人間が増えたら大変そうですよね。
今後ノアの統率力を上げていくのも課題の一つなのかも。
ノアがカウルの槍と技を引き継ぎ、火の魔神を倒し無事襲撃から街を救うことができました。
そして次の襲撃に向けて街の増強や軍事増強など色々やることが多そうです。
しかしラストで次の魔物の襲撃まで「あと3日」となっていましたね。
早すぎません?
ピンチを切り抜けたと思ったら、またピンチ。
はたしてノアたちはどう対処するのか。
第3巻が楽しみです。
単行本第3巻は2024年8月7日発売予定です。
及川徹先生の他の作品
『新世界より』
1000年後の日本。
神の力「呪力(じゅりょく)」の鍛錬に励む子供達と、それを見守る優しい大人達。
それは、完璧なまでに美しき人類の理想郷だった。
しかし、やがて子供達は、呪力の使えぬ子供がこの世界に誰1人としていないことに気付く――。
『インフェクション』
友人達によって、学校の倉庫に閉じ込められてしまった高校生・天宮晴輝と、そこに居合わせた少女・磯波きらら。
ただのいたずらのはずが……、なぜか開かない扉。
二人は三日に及ぶ苦闘の末、どうにか倉庫を脱出した。
ところが、外の世界は一変。
人を襲う“保菌者”によって、町は埋め尽くされていた!!
おわり