サスペンス

【恋喰少女 第1巻 あらすじと感想】告白してきた5人の中から本物の恋心を持つ人間1人を見つけ出すラブコメサスペンス!!

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カッパ室長です。

 

今回はサンデーうぇぶりで連載中の漫画 サンデーうぇぶりコミックス恋喰少女』の第1巻を紹介させていただきます。

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

恋喰少女

著者:カワバタオ

どんな内容?(ネタバレ注意)

5人の中から「本物の恋心」を持つ人間を見つけ出す

女性に恐怖を抱く男子高校生・大石おおいしきょう

饗は「購買部で買ったレターセットでラブレターを送ると恋が成就する」という都市伝説がこの学校にあることを耳にする。

自分には無縁だと思っていると、放課後机の中からそのレターセットのラブレターが4通も出てきてしまう。

そして饗は月森つきもり守織まもり火野ひのがぶり水戸部みとべもぐ木更城きさらぎムーシャの4人から告白されてしまうのであった。

突然の出来事に困惑する饗のもとに生物教師の鯉僅磊研こいわずらいけんが現れ、今年の新入生の中に「恋愛感情」を喰べる恋喰こいばみと呼ばれる存在が4人いて、その子たちが饗に告白してきたのだと言う。

恋喰の大好物の恋愛感情は「初恋」で、饗は高校生になっても初恋をしていない稀有な存在だったため恋喰に狙われたのだ。

さらに恋喰は「自分に向けられた恋愛感情」しか喰べないと鯉僅磊研は説明する。

つまり、彼女たちは饗にことが好きだから告白したのではなく、自分のことを好きにさせて饗の恋愛感情を喰べようとしているのだ。

恋愛感情を喰べられた人間は二度と誰かに恋することはできなくなると言われ、饗は女性と二度と関わらないことを心に決め、急いで帰ろうとする。

しかし下駄箱を開けるとそこには新たなラブレターが1通入っていて、金瀬かなせばくに告白されてしまう。

恋喰は4人、しかし饗に告白した女の子は5人。

つまり5人の中で1人だけは本当に饗のことが好きな人がいるのだ。

勇気を出して告白してくれた本命の1人のため、饗は5人の中から本物の恋心を持つ人間を見つけ出そうと決意するのであった。

『恋喰少女』第1巻 P66,67より

感想

この作品は5人の少女の中から本物の恋心を持つ人間を見つけ出すラブコメ・サスペンスです。

 

5人の美女から告白されたかと思いきや4人は恋喰とか主人公の大石饗が可哀想すぎますね。

それでも本命の1人を見つけるため全員とデートしていくのが凄いです。

これでもし人間の女の子ではなく恋喰の女の子を選んでしまった場合、二度と恋が出来なくなってしまうのに…

 

饗に告白してきた女の子は月森守織、火野がぶり、水戸部もぐ、木更城ムーシャ、金瀬獏の5人。

『恋喰少女』第1巻 P22,24,26,28,56より

それぞれ月火水木金の曜日に合わせた名前になっているようで、その曜日に合わせて饗は女の子たちとデートしていきます。

毎日デート三昧、普通に見たら羨ましい限りなんですよね。

土日の女の子がいないのは学校が休みだからなのかな?

毎日デートで大変だから土日くらいは休ませてあげようという考えなのかも。

もしくは土日はどの子でも誘ってOKという曜日になるとか。

あともしかしたら今後土曜日、日曜日に合わせた女の子が登場し、饗を狙ってくる可能性もありそうですね。

 

恋喰を見分ける最大の特徴は「恋喰はスプリットタンで舌先が2つに分かれている」とのこと。

そのため饗はデートでヒロインたちの舌先が見れるように色々作戦を練ったりしています。

大きな口を開けるようにハンバーガーを食べにいったり、不味い飲み物を飲んだり。

これですぐに分かれば良いのですが、恋喰のほうだって弱点を知っているはずだから何か対策はしてきそうな気がしますね。

 

また饗は「本命の女の子は自分と過去に出会っているから好きになっている」ということに気づき、自分と過去に出会っているかどうかも判断材料にしていくようです。

それに該当しているのは同じ小学校出身の火野がぶり、そして「はじめましてじゃなかったよ」と言う月森守織。

月森守織のほうは饗は覚えがないようで、向こうが一方的に知っているという感じのようです。

もしかしたら幼い頃に出会っているのかも…

水戸部もぐと木更城ムーシャは第1巻でまだ詳しく描かれていないので第2巻でどんな情報が出てくるか楽しみです。

 

第1巻の時点で金瀬獏と火野がぶりは恋喰であることが判明しています。

『恋喰少女』第1巻 P130,131より

金瀬獏が恋喰であるという話が描かれたし(饗はそのことを知らない)、火野がぶりのほうは火野がぶりが他の男子生徒の恋愛感情を喰べる現場を饗が目撃しています。

となると人間は残りの3人の中にいるということですね。

あと気になったのが彼女たちの名前です。

守織、がぶ、もぐ、ムーシャ、獏と、守織以外は「ガブガブ」「モグモグ」「ムシャムシャ」「バクバク」と食べる擬音になっているんですよね。

これって恋喰だからそういう名前にしたのかな?

そうなると守織が人間の可能性が高そうですよね。

それともミスリードなのかな?

いったい誰が人間なのか気になります。

 

そして恋喰として饗の初恋を狙っていた金瀬獏ですが、どうやら饗とデートをして本当に饗のことを好きになってしまったようです。

この場合どうするのか気になりますね。

饗の恋愛感情を喰べてしまうと、饗と恋人になることはできませんから。

恋喰としての自分を取るのか、それとも好きな人と恋愛をする乙女な自分を取るのか。

他の恋喰たちも金瀬獏と同じように本当に好きになってしまう可能性もあるだろうし、彼女たちの気持ちがどう変化していくかも楽しめそうですね。

また、饗のほうもデートを続けていくうちに相手が恋喰だと分かっていても好きになってしまうことがあるかもしれません。

そうなった場合、饗はその子とどう付き合っていくのかも気になりますね。

 

第2巻では残りの火野がぶり、水戸部もぐ、木更城ムーシャの3人とのデートが描かれるようです。

はたしてどんなデートをして、どんな情報を得ることができるのか。

 

単行本第2巻は2024年秋~冬頃発売予定です。

 

おわり