カッパ室長です。
今回はサンデーうぇぶりにて連載中の漫画『幻狼潜戦』第3巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『幻狼潜戦』第1巻の紹介記事はコチラ↓↓
『幻狼潜戦』
著者:桜井亜都
国のために死んでもらうと言われた話
1/18#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/IJUZHx139v— 桜井亜都@幻狼潜戦🐺1巻9/12発売 (@sakurai_ato) September 12, 2023
第3巻の見どころ(ネタバレ注意)
邂逅
「バース」の取り引き現場を押さえるため仮面舞踏会に潜入した篝ウルトたち。
しかし逆に敵の奇襲に遭い、宝神ラゴがウルトを庇い倒れてしまうのであった。
麗華の命を奪った非常な獣人であるはずのラゴがなぜ自分を庇ったのか分からず動揺するウルト。
そしてラゴは暗い部屋が恐ろしくて震えて動けなくなることを思い出し、麗華を殺したのはラゴではないのでは思い始めるのであった。
そんな時、九条麗央が戻ってきてしまいウルトの存在がバレてしまう。
さらに麗央はラゴを見て「白い虎ならすべて殺す。」と言って銃口を向け始める。
ウルトは自分を助けてくれたラゴが殺されないように麗央の説得を始めるが…
犯人捜し
ラゴを襲った犯人捜しが始まる。
ウルトたちが舞踏会へ潜入することが売人にバレていたことからも身内に裏切り者がいると判断し、王女専属部隊を召集する。
手がかりは襲われた時にラゴが反撃し「犯人は片手を失っている」ということ。
そしてパーガトリー第壱部隊の白樺ヒポスが片手を失っていた。
白樺はこの後とあるルートで貴重な治療薬<サラマンドラ>を手に入れ、手を治療すると言う。
ウルトたちは白樺の動向を追うことにして…
感想
今回は「バース」の取り引き現場を押さえるため仮面舞踏会に潜入した話の続きが描かれました。
前回、敵の襲撃からウルトを庇ったせいでラゴが倒れてしまいました。
これによってラゴを殺そうとしていたウルトはラゴは麗華の仇ではないのでは?と思うようになっていきます。
ウルトはラゴが犯人でないことを証明しようと頑張り始めるのですが、ラゴ本人が「私が殺した」と自白しちゃったんですよね。
ですが、そんなラゴを見て「嘘だ」と断言するウルト。
一体ウルトには何が見えていたのか。
ウルトは人の敵意が見える能力を持っていますが、それでラゴが嘘をついていることが見抜けたのかもしれませんね。
ラゴの影武者である狐坂ナリリの証言では、ラゴは5年前の麗華が殺される時期に夜になるとたびたび城を抜け出していたそうです。
これは絶対に麗華に会いに行ってますね。
殺すのだったら一度の外出で済むだろうし、何度も抜け出していることからラゴと麗華は仲良しだったのではと推測できます。
なのでやはり麗華を殺したのはラゴではなさそうです。
ラゴは現場に居合わせてしまっただけっぽいですね。
ならなぜラゴは「私が殺した」と言ったのか。
自分が原因で麗華が殺されることになってしまったのかもしれませんね。
真相は一体どんなものなのか気になりますね。
ラゴを襲った犯人はパーガトリー第弐部隊副隊長の入江ルイでした。
これは私の予想が当たってて嬉しかったです。
やっぱり糸目キャラは裏切り者なんですね。
しかもコイツの犯行の動機がヤバすぎます。
ラゴに本気で叱られたい、めちゃくちゃ睨まれて蔑まれて一生ラゴの心に残りたいからだそうです。
だいぶ歪んだ愛をお持ちのようですね。
捕まり牢に入れられた入江ですが、彼はウルトがラゴを殺そうとしていたところを目撃していました。
ウルトは彼をどうするのか。
あと今回登場したラゴの弟・ライガも何かありそう。
入江が捕まったことで部下の影武者に怒りを見せていますし。
もしかしたらコイツが黒幕なのかもしれないですね。
そしてついにウルトと麗央が再会しました。
ラゴを殺そうとする麗央を止めたせいでウルトは麗央に敵意を向けられてしまいます。
やはり敵同士になってしまうんですね。
麗央は九条家の人間として獣人を憎むよう教えられ、それが呪いのように付き纏っている状態でした。
ウルトはその呪いを解いてあげるためにも、ラゴが犯人ではない、獣人は悪くないということを麗央に気づかせなくてはいけないようです。
期限は1か月後の麗華の命日。
それまでに真犯人を見つけられるのか。
なんと次の第4巻でこの物語は完結してしまうそうです。
はたしてどんな結末を迎えるのか。
単行本第4巻は2024年10月頃発売予定です。
おわり