カッパ室長です。
今回は月刊少年マガジンRで連載中の漫画『Destiny Unchain Online 〜吸血鬼少女となって、やがて『赤の魔王』と呼ばれるようになりました〜』第7巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
『Destiny Unchain Online 〜吸血鬼少女となって、やがて『赤の魔王』と呼ばれるようになりました〜』第6巻の紹介記事はこちら↓↓
『Destiny Unchain Online 〜吸血鬼少女となって、やがて『赤の魔王』と呼ばれるようになりました〜』
漫画:ヤチモト
原作:resn
キャラクター原案:ヤチモト
父親が作ったゲームで強制ネカマプレイさせられる話①#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/xgU1ksYc3T
— ヤチモト@『DUO』①巻発売開始‼️ (@Mya5012) September 12, 2022
第7巻の見どころ(ネタバレ注意)
苦戦
クリムとコミュニケーションに難アリの凄腕スナイパー・リコリスは、ダンジョンで出会ったギルド『新巻シャケ』のライジンとローパーと即席パーティを組み、超難易度のレイドボス「デザートメロウ」の討伐に挑戦する。
リコリスたち遠距離組の攻撃は水のせいでデザートメロウに届かず、クリムたち前線組の攻撃も硬い装甲で全く効き目がなく苦戦する一行。
そんな時、リコリスがデザートメロウの肩の裏側に水を操る『反重力装置』を見つけ、それを壊すことでデザートメロウを弱体化させることに成功する。
突破口を掴み反撃に出ようとするクリムたちであったが、腕の中にも反重力装置があり、それを利用した水圧カッターでクリムの両足が切断されてしまい…
作戦実行!
戦闘の途中、デザートメロウが突然移動を開始する。
クリムたちもボートで追いかけているとデザートメロウにしがみついている新たなプレイヤーを見つける。
彼女の名はカミュカ。
カミュカはリコリスに首狩りクリムの情報を与えた新聞屋だったのだ。
格納庫に辿り着いたデザートメロウは破壊された両腕に代わる新たな両腕を取り付け、クリムたちが必死に削ったHPを回復してしまう。
このままでは勝ち目がないクリムたちは一旦引き、カミュカが集めた情報を元に作戦を練る。
そしてクリムは「ちょっとズルすれば勝てるかもね?」と言って、とある作戦を実行するのであった。
感想
今回で砂漠のSFダンジョン編が完結しました。
即席パーティでの超難易度クエストは原作小説にはないオリジナルエピソードでとても面白かったです。
デザートメロウは近距離攻撃と遠距離攻撃の両方を対策されていて攻守ともに隙のない強すぎるボスでした。
そんな相手に4人(あとから1人増えて5人)で倒してしまうクリムたちが凄すぎです。
今回クリムも活躍しましたが、一番輝いていたのがリコリスでした。
反重力装置によって手も足も出ないクリムたちでしたが、その反重力を逆に利用して弾丸の軌道を曲げて攻撃するというリコリスの恐ろしく精密な狙撃を見ることができました。
このときリコリスの過去のお話も少しだけ描かれていました。
彼女はコミュ障ながら友達を作ろうと一生懸命他の人とクエストに参加をしていたようです。
しかし上手く人と話すことができずに一人ぼっちになっていました。
そんなリコリスに優しく接してくれたクリムのために今回リコリスは頑張ってくれたようですね。
最初はハイタッチするのもためらう感じだったのに、今ではくっついて戦うまでできるようになっているし、もうかなり絆は深まっているようですね。
カミュカ(通称:カメ子)も加わってからの後半戦も面白かったです。
第6巻では私はカミュカはPK集団などから情報をもらってこの場所に来たのではないかと予想していたのですが、彼女をここに呼んだのはリコリスだったことが判明。
そのことがバレそうになって銃を向けたり、自害しようとするリコリスの必死な顔が笑えました。
カミュカは戦力的にはあまり役には立ちませんでしたが、彼女が集めた資料によって討伐が成功したから実は影のMVPだったのかもしれません。
デザートメロウとの後半戦では、格納庫という場所を活かしワイヤーで拘束するという正攻法とは少し違う戦い方をしていきます。
そしてデザートメロウがすでに死んでいるドラゴンゾンビで、中の本体であるカドヴェロイドが真の敵だったのには驚きです。
そいつを倒すためにクリムがレールガンをパリィして、リコリスが狙撃するシーンは本当にカッコよかったです。
あと最後に自分を犠牲にしてクリムたちを守ったカミュカもかなり良かったですね。
リコリスが新たな仲間に加わりましたが、その時のフレイヤと雛菊が新聞でクリムたちの記事を読んで「浮気者ーっ!!」って発狂したと思ったら、新しいギルドメンバーだと知ると一瞬で怒りが消えてて面白かったです。
あとリコリスが加わったことで、ダサいギルド名も変更になりそう。
目安箱に募集してたけど、雛菊がPK許さない系の名前を羅列してたのが面白かったですね。
そして次はギルドランク決定戦準々決勝です。
準々決勝は2ギルド対2ギルドのタッグ戦とのこと。
WEB小説は予選の後すぐに本戦で8チームによる決勝バトルロワイアルだったので、これもWEB小説にはないお話みたいですね。
どんな風に物語が進んでいくのか、続きが楽しみです。
単行本第8巻は2024年7月9日(火)発売予定です。
原作小説はコチラ
おわり