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【贄姫と獣の王】人外×少女の異種ロマンス漫画が面白い【あらすじと感想】

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こんにちは。

本日はファンタジー漫画を紹介します。

『このマンガがすごい!2017』オンナ編で第10位を受賞している人気作です。

 

贄姫と獣の王』(友藤 結

どんな内容?

その国は人間を寄せつけない瘴気漂う禁忌の世界。

そこにはかつて人間を喰らい支配した異形の眷属と魔族を統べる王がいます。

 

魔族の国は、先の人間との大戦の折、人間と和睦し停戦の条件として人間の生贄を1人ずつ捧げる取り決めをしました。

供儀は空の瘴気が晴れる”天啓”の夜に行われ、そこで生贄は魔族の王に喰われるのです。

99番目の生き贄として捧げられた少女・サリフィは王の前でも怖がることはありませんでした。

王はサリフィになぜ恐れないのか尋ねます。

するとサリフィは自分が生贄として拾われ育てられたこと、両親だと思っていた人たちの冷たく凍った瞳のほうが何よりも恐ろしかったことを話します。

帰る場所も待つ家族もいないサリフィはすべてを受け入れているようでした。

そんなサリフィを見て王は哀れに思うのでした。

 

そして”天啓”の夜。

暗闇の中でサリフィは王を討とうする反逆者に襲われます。

そこへ助けに入ったのは黒髪の人間でした。

サリフィはそれが王であることに気が付きます。

王は魔族でありながら半分人間の血を持って生まれた半端者で”天啓”の夜になると人間の姿になってしまうのです。

そして王は今までの供儀で生贄を喰らうことはせず、こっそりと逃がしていたのです。

サリフィは王が隠していた真実を知り、「そんな優しい王様の糧になりたい」と言うと、王は「お前は私の一部だ」と言ってサリフィを妃に迎えます。

王宮の魔族がみな驚きますが、王の決定に逆らうことができません。

 

そんな王にサリフィは「レオンハート」という名前をつけてあげました。

ここが魅力的!

王様がひたすらカッコいいです。

人間姿の王様はイケメンすぎます。

とても強い王様ですが、サリフィのことが大好きでどんどん離れられなくなっていくのがとても良いですね。

サリフィも王様のことが大好きで、お互いに想い合っているのがとてもよく分かります。

人間が妃になるという前代未聞の事態で周りが二人の邪魔をしてくるのですが、その困難を乗り越えていくのが読んでいて感動します。

あとサリフィの見張り兼お友達のキュクとロプスがとても可愛いです。

 

他の国の皇女が求婚にやってきたり、命を懸けて聖獣の召喚をおこなったりとサリフィに様々な困難が襲います。

今後の展開がとても楽しみです。

個人的に巻末のおまけ漫画『ケモ姫とふつうの王』もお気に入りです。

ここではケモノと人間の姿が逆になっています。

ケモノのサリフィ可愛すぎ。

本編でケモノのキャラクターもみんな人間の姿は美男美女でとても面白いです。

ファンタジーが好きな人ぜひ一度読んでみてください。

 

 

おわり