どうも、カッパ室長です!
今回は別冊少年マガジンにて連載中の『29歳独身中堅冒険者の日常』第15巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第14巻の見どころ紹介記事はこちら↓↓
『29歳独身中堅冒険者の日常』
著者:奈良一平
YouTube“マガジンチャンネル”より
第15巻の巻の見どころ(ネタバレ注意)
vs.ブラドー
ブラドーと戦うことになったハジメ。
そこに黄金等級冒険者のスカーレット=ドラケンが加わり、2対1での戦闘が始まる。
迷宮に入る前にエリクサーを使用していたハジメは左腕だけでなく、経験値を蓄えておく己自身の器までも修復され、今まで以上の強さを出すことができた。
しかし、それでもブラドーを倒すことは難しかった。
異形の姿へと変貌し暴走したブラドーに致命傷を与えられるハジメ。
だが、その攻撃で大量の血を流したハジメは「流血の闘神」を発動させ、反撃にでる。
新・山キノコ亭
ブラドーとの戦いの後、壊れてしまったナタリーたちの宿屋「山キノコ亭」が新しく「新・山キノコ亭」として建て替えられた。
前の宿屋の面影はないが、部屋も広く、綺麗になっていて、ハジメも大満足し悠々と体を休めることができた。
ある日、ナタリーが掃除をしていると、床下収納らしきスペースを発見する。
だが開けてみるとそこには地下へとつながる梯子がかかっていた。
降りてみると広い地下坑道があり、ナタリーはリルイたちとともに坑道を探検することになってしまう。
感想
今回で「vs.迷宮作成者」編が完結します。
最初に迷宮作成者が登場したのは10巻11巻の人形の館だから、結構長かったですね。
ブラドーとハジメの一騎打ちになるのかと思っていたのですが、スカーレット=ドラケンとの共闘という感じになりました。
共闘といってもお互い勝手に戦っているだけのようでしたが。
2対1でブラドーが不利になるかと思いきや全然そんなことにはならず、普通にハジメたちを圧倒しているのは凄かったですね。
途中から暴走して異形の姿になってたのはラスボス感があってとても良かったです。
そんなブラドーに対抗してハジメも「流血の闘神」で鬼みたいになっていたのもカッコよかったです。
傷つく程強くなるとか主人公ぽいですよね。
そしてラストにブラドーの仲間たちが意識を取り戻してブラドーを助けようとするところも本当に良かったです。
ルーララが制御していた本に別の力が流入して動き出したようですが、これは何処からきたのでしょう?
私は何処からきたのかイマイチ分からなかったのですが、他の読者たちは分かったのかな?
ブラドーを助けるために彼らが自ら力を流したのかもというのが私の予想なのですが、はたしてどうなのか。
そして最後の契約の間はかなり気になるものでした。
あの空間に並べられた椅子は何を意味しているのか?
もしかしたらサキュバス、メデューサなど、それぞれの古代種が座る椅子なのかもしれませんね。
オリーヴちゃんが古代種のオリジナルは迷宮の主で、今は生まれてくる古代種は逆に迷宮を攻略する側になったと言っています。
なぜ今は攻略する側になったのか?
このあたりの話は迷宮の謎の核心につながるものなのでしょう。
いつか描かれると嬉しいですね。
そんな契約の間でハジメはブラドーを仲間にするという契約をします。
そのとき古代種のリルイ、セキヒメ、ヴェロニカはなぜか涙を流しています。
これも古代種に受け継がれる記憶によるものなのかもしれません。
契約を交わしたハジメは左手の甲にコウモリの印がつきました。
これが今後どんな効果をもたらすのかも気になりますね。
ブラドーとの戦いの後、壊れてしまった宿屋も無事修復されました。
この回はナタリーちゃんがただの宿屋の娘が日々命懸けで戦う冒険者(ハジメ)に何が出来るのだろうと悩む回でした。
そんな悩むナタリーちゃんに「ナタリーちゃんは俺(とリルイ達)の帰る場所だよ」とサラッと言うハジメがカッコよかったです。
いつもはデリカシーのないハジメが時々こうやってカッコイイセリフを言うからギャップでさらにキュンとくるのかもしれません。
そろそろハジメのハーレムも本格化していきそう。
今度しっかりと恋愛パートを描いてもらいたいですね。
迷宮作成者編も終わり、ハジメとリルイは次にどんな冒険をするのか。
次の巻が楽しみです。
単行本第16巻は2023年冬ごろ発売予定です。
おわり