こんにちは。
いまだにファンタジーは存在すると信じているカッパ室長です。
みなさんはファンタジーは好きですか?
今回はアラサー冒険者と少女の二人の共同生活を描く心温まるファンタジー漫画を紹介します。
『29歳独身中堅冒険者の日常』(奈良一平)
どんな内容?
村付きの冒険者・シノノメ ハジメ
主人公のシノノメ ハジメは白銀等級の村付きの冒険者。
村付きの冒険者とは村の一員になって働く冒険者のことで、魔物の肉を狩って村の酒場やギルドにおろす仕事などを日々おこなっています。
ギルドで売れ残った面倒な仕事や退屈な仕事も誠実におこなうみんなに慕われる存在です。
小さな女の子・リルイとの出会い
いつものようにギルドの依頼である肉取りのため、ダンジョンに入ると小さな女の子・リルイがスライムに襲われている場面に出くわします。
リルイを助け事情を聴いてみると彼女は親に捨てられた孤児で、
村の外からやってきたという。
教会の孤児院でも村の外の孤児まで養えるほど豊かではありません。
ハジメは一人で生きていこうとするリルイにかつて孤児で毎日生きるために必死だった頃の自分の姿を重ねてしまい、リルイを仲間として保護することを決めます。
しかし、リルイは普通の女の子ではなく「古代種(エンシャントブラッド)」と呼ばれる太古の種族であるサキュバスの特性を持っており、夜になると大人の体に変化してしまうのでした。
ここが魅力的!
この物語は、魔王を倒すという王道のストーリーなどではなくアラサー冒険者が少女を育てながらほのぼの冒険していく面白おかしい心温まる物語です。
しかし、モンスターやレベルアップ、魔法やアイテムなどファンタジー要素はたくさん詰まっているのも魅力の一つです。
主人公が少年ではなく29歳といい具合に大人なのもよい点です。
子供ではないが大人過ぎない微妙な年齢ですね。
少女の成長を見守りながら自分も成長していくという感じが読んでいてほほえましい気持ちになります。
毎日が初めての冒険で目をキラキラさせているリルイを見ると子供のころ、なんにでも興味をもってワクワクしていたことを思い出し懐かしむ人も多いのではないでしょうか。
リルイがこれからハジメや村の人たちとかかわり、様々な冒険を経て、どのように成長していくかとても楽しみです。
「子育て」と「ファンタジー」がちょうどよい具合でミックスされたとても面白い漫画です。
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おわり